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	<title>水中考古学／船舶・海事史研究 &#187; 水中考古学のすすめ</title>
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	<description>水中考古学／船舶・海事史研究は日本水中考古学の発展を目指しています。</description>
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		<title>沈没船引き上げ　宝　トレジャーハンター</title>
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		<pubDate>Sat, 02 Jun 2007 15:50:25 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Randall Sasaki</dc:creator>
				<category><![CDATA[水中考古学のすすめ]]></category>

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		<description><![CDATA[最近何かと話題のトレジャーハンターの動向について、いろいろな情報をもとに集めてみました。 つい先日、Ｇｒｅｇ　Ｓｔｅｍｍ氏が代表のＯｄｙｓｓｅｙ　Ｍａｒｉｎｅ社が大西洋で今までにない大量の金貨などを積む沈]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>最近何かと話題のトレジャーハンターの動向について、いろいろな情報をもとに集めてみました。</p>
<p><span id="more-585"></span></p>
<p>つい先日、Ｇｒｅｇ　Ｓｔｅｍｍ氏が代表のＯｄｙｓｓｅｙ　Ｍａｒｉｎｅ社が大西洋で今までにない大量の金貨などを積む沈没船を発見し話題になりました。この沈没船はＢｌａｃｋ　Ｓｗａｎと言われていますが、秘密とされています。このニュースが出たとたんこの会社の株価が上がっています…投資する人も増えるでしょうが。</p>
<p>さて、この会社は考古学的調査をしてないことは確実です。以前にＲｅｐｕｂｌｉｃという船を発掘（破壊）したときも、船体に穴を開けＲＯＶ（水中ロボットを使い販売できる価値のあるものを取り出しています。</p>
<p>今回の船もマニラガレオン船だと言われていますが、詳しいことはわかりません。この会社は１６４１年に沈んだイギリス船Merchant Royalを捜していたのは事実ですし、またジブラルタルでＥｓｓｅｘ号も発見しています。このＥｓｓｅｘについても発掘許可をスペイン政府からもらっています。本来であれば管轄の地元自治体にサルベージ許可を申請するのですが、何も知らない政府の高官に話をつけ合意をもらったそうです。ですので地元自治体は許可を与えていないと反対しています。</p>
<p>現在、ＵＮＥＳＣＯでは水中文化財保護の条約制定を推し進めています。ＵＮＥＳＣＥＯの原案があり、ネットでもごらんになれます。　http://unesdoc.unesco.org/images/0012/001260/126065e.pdf</p>
<p>世界２０カ国がこの法案を採択すると国際法となります。今年、もしくは来年中には目標に到達し、国際法としての効力を発揮します。この法案では各国が国を中心となり水中文化財保護を進めていくこと、そして水中文化遺産の現状維持、遺物の売買の禁止などが掲げられています。つまり、トレジャーハンティングもそろそろ合法でなくなる日が近くなっています。</p>
<p>さて、Ｂｌａｃｋ　Ｓｗａｎに戻りますが引き揚げられた遺物は会社の本部にあるフロリダに送られました。ここで保存処理が行われるようです。水中から引き揚げられた遺物は保存処理なしではすぐにぼろぼろになってしまいます。引き揚げられた遺物のリストなどあれば船の特定は可能なのですが…未だにこのような盗掘が耐えません。水中も陸上も同じ遺跡であることは変わりないのですが。報道のされ方にも問題があるようです。</p>
<p>また、スペイン政府がフロリダに会社に起訴を起こしたようです。国際法では軍艦などはもともと政府の持ち物として認められており、沈没した後も所有権は残されます。つまり、もしガレオン船であればスペインの所有権があるのでスペイン政府の許可が必要となります。これを無視して盗掘したのであれば、もちろん国際法違反となります。</p>
<p>何十年か前になりますが沈没船から必要な遺物を引き揚げた後、発見されるのを恐れてダイナマイトで完全に船体を粉砕したトレジャーハンターがいたそうです。現在ではこのような遺跡の破壊行為はトレジャーハンターの汚名行為なので行われることはないでしょう。　　まだ水中文化遺産保護に関心の薄い政府などから許可をもらい合法で引き上げを行っている会社がほとんどです。一応考古学者（大学で考古学を学んだ者）を調査に同行させており、ある程度簡単な遺物の位置などを記録していますが、やはり考古学調査と呼ぶにはあまりに簡単・適当のようです。また、遺物に興味があるため、その他の有機物、船体などは引き揚げられず放置されることがほとんどのようです。</p>
<p>このような引き揚げにくらべ、海洋考古学本来の調査は全く違います。例えば３３００年前のウルブルン沈没船は１０年ほど発掘を行い、現在でも遺物一つ一つ調査・研究が行われています。また、トルコ海洋考古学博物館は人気１－２を争う博物館として地域の重要な観光資源となっています。さらにはスウェーデンのヴァーサ号博物館は年間７５万人が訪れます。つまり、５００億相当のお宝とかいってますが、儲けるのは一部の人だけですぐに忘れ去られてしまいます。きちんとした海洋考古学調査では遺物を後世にのこし、地域の発達、博物館収入など間接的にさまざまな人が儲けることができるのです。</p>
<p>日本でも沈没船の引き上げが話題となってしまいましたが、これを機会にＵＮＥＳＣＯにのっとった考古学的調査、海洋考古学に興味を持っていただけるきっかけとなればよいのではないでしょうかと考えています。</p>
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		<title>今年度は？</title>
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		<pubDate>Thu, 12 Apr 2007 00:05:19 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Randall Sasaki</dc:creator>
				<category><![CDATA[水中考古学のすすめ]]></category>

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		<description><![CDATA[毎年４月にちょっとした今までを振り返りと言う記事を書いています。このサイトが２００５年４月にリニューアルオープンして以来多くの人のサポートを受け成長してきました。今年度はどのような水中考古学の発展がある]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>毎年４月にちょっとした今までを振り返りと言う記事を書いています。このサイトが２００５年４月にリニューアルオープンして以来多くの人のサポートを受け成長してきました。今年度はどのような水中考古学の発展があるのでしょうか？</p>
<p><span id="more-557"></span></p>
<p>今年度がまだ始まったばかりですが、アジア水中考古学研究所（ARIUWA）の活動に注目したいと思います。海底ミュージアム構想、玄界灘沖でのサーヴェイなどです。詳しくは。
<p><a href="http://www.h3.dion.ne.jp/~uwarchae"><font size="3">ARIUWAのホームページ</font></a>
</p>
<p>また、今年の６月末には第２回海洋考古学セミナーを予定しています。詳しい内容はまた後ほどお知らせします。海外から日本やアジアの海洋文化に対する関心も最近また強く感じられるようになりました。いくつか学会やジャーナルなどでアジアの水中考古学についての発表が予定されています。冬には和歌山でのトルコ軍艦調査が行われる予定です。</p>
<p>さて、海外ではどうでしょうか？中国は南海１号の引き上げが大きなニュースとなることは間違いないでしょう。韓国も新安発掘３１年を向かえ、去年のシンポジウムでお披露目されたサーヴェイ専用船も本格的に始動し始めることでしょう。インドもグジャラト地方の調査、イランのシラフ近海で発見された沈没船の発掘も興味のある動きです。</p>
<p>また、中南米でもいくつかプロジェクトが指導する動きもあります。トレジャーハンターの活動が活発ですが、UNESCOの水中文化遺産保護もだいぶ認められつつあります。アフリカ、特に東海岸や南アメリカでも国を主体とした活動が期待できそうです。</p>
<p>水中考古学のメッカ、地中海、アメリカなどですが、それほど大きなニュースはなさそうです。トルコでは相変わらずサーヴェイや地元の報告による沈没船の発見が相次いでいますし、イギリスもローカルダイバーに水中考古学に興味を持ってもらうよう働きかけています。アメリカでは今年の夏にメキシコ湾で水中ロボットを使った発掘調査を予定しています。</p>
<p>何か日本でも大きな動きがあれば良いなと期待しています。地道な宣伝と活動が成果を結ぶ日は近づいているのかもしれません。</p>
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		<title>2006年そして来年は？</title>
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		<pubDate>Sat, 30 Dec 2006 15:48:53 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Randall Sasaki</dc:creator>
				<category><![CDATA[水中考古学のすすめ]]></category>

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		<description><![CDATA[この時期は毎年その一年を振り返るのが慣わしのようですね。そこで、２００６年の水中（海洋）考古学を振り返ってみたいと思います。最初はトップ３ニュースから。 第１位はなんといってもイランで沈没船発見、そして国]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>この時期は毎年その一年を振り返るのが慣わしのようですね。そこで、２００６年の水中（海洋）考古学を振り返ってみたいと思います。最初はトップ３ニュースから。</p>
<p>第１位はなんといってもイランで沈没船発見、そして国の事業として水中考古学研究所を立ち上げる計画がでたことでしょう！日本もイランには負けてはいられない状態になってきているのでは？</p>
<p>第２位は中国の動きが活発になったことではないでしょうか？南海１号の引き上げ計画、そして新しい博物館の工事が進んでいます。蓬莱船（山東省）で韓国の船も含め沈没船が複数発掘されています。また、雲南省の湖で発見された石造構造物なども。</p>
<p>第３位は候補はいろいろありましたが、個人的には日本の情勢をまとめてひとつのニュースとしてみました。ことし始めの世界考古学会議では水中考古学関連の論文発表やポスターがありました。夏には京都で第１回海洋考古学セミナー、その他東京海洋大学が積極的に水中考古学に取り組み、実際にクラスなどが組まれていることなど。今後調査報告がなされるであろう長崎県小値賀での調査、千葉県でのサンフランシスコ号、その他太平洋を渡った古伊万里焼きなどありました。また、田辺昭三先生が亡くなられたことは悲しいニュースのひとつですが、日本水中考古学の新たな転機を示しているのではないでしょうか？</p>
<p><span id="more-518"></span></p>
<p>ウッズホールで開発されギリシャで試されたAUVなどはありましたが…エジプトでローマ時代の水没した町が発見されるなども。アメリカで調査が進んでいる海賊黒ひげの沈没船の調査などなど。このようなニュースは今でも良く聞きますが、ここ数年は今まで地中海が中心だった新発見がどんどん世界各地に広がっていることです。地中海で発達した学問ですが、今では世界のどこでも調査が行われるようになったのは良いことだと思います。</p>
<p>特に今年の第１位のようなイランでの発見、そしてカンボジアでの沈没船の発見やマヤのカヌーなどもあります。インドでも水没した神殿跡などの発見がありました。中国もそうですが、韓国も今年は新案沈没船３０周年を記念して調査専用船の開発なども行っています。インドネシアなどの東南アジアはとレジャーハンターによる盗掘が続いていますが個人的に得た情報ではやはりこのような状況ではいけないと各国でいろいろな人が気がついているようです。</p>
<p>２００５年に２００６年の予想をしましたが、UNESCOの法案についてはあまりニュースになるような動きはありませんでしたが、確実に感じられます。「中国から目が離せない」と書きましたが、大体当たってますね。水中考古学が日本でも多少認知されつつありますが、２００６年はどちらかといえば下準備が進められた年ではないでしょうか？私自身、この年は考古学、海洋学、海事史などさまざまな分野の先生方と交流を深めました。このサイトのアクセス数も倍ほどに増えてきており、確実に進歩しています。</p>
<p>そこで、２００７年の予想ですが…　最初は日本の場合。幾つかそれなりに話題になる話しが出ることは確実です。和歌山県のトルコ船の事前調査、水中考古学ジャーナルの第２号も１月には刊行されます。また、第２回海洋考古学セミナーも力を入れたいプロジェクトです。その他、太平洋戦争の海底遺産のニュースもあるかもしれません。</p>
<p>２００７年海外の話題は、中国はもちろん、イランやインド、そしてアフリカ、特に東海岸で何かあるのではないかと睨んでいます。地中海やアメリカでは遺跡の現状維持について、そしてUNESCOの水中文化遺産保護にももっと活発に討論が行われるのではないでしょうか？AUVなどは確実に新しい技術が進歩していますし、遺跡を発掘しなくてもさまざまな情報が読み取れる時代に向けた取り組みが始まるのではないでしょうか？</p>
<p>来年中にはこのサイトへのアクセスが１ヶ月平均１万人のユーザーを超えると思います。サイトをごらんの皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。また、このほかにもネットを中心に水中考古学の宣伝を行っていく計画も進行中です。２００７年も良い年でありますように。　</p>
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		<title>おかげさまで１年！</title>
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		<pubDate>Sat, 01 Apr 2006 03:28:21 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Randall Sasaki</dc:creator>
				<category><![CDATA[水中考古学のすすめ]]></category>

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		<description><![CDATA[みなさまの好評？に支えられながら早いものでこのサイトが新しく生まれ変わってから１年が過ぎました。当初の予定よりも記事のアップデートが少ないような気がしますが、ニュースのアップデート、トリビアなど充実した]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>みなさまの好評？に支えられながら早いものでこのサイトが新しく生まれ変わってから１年が過ぎました。当初の予定よりも記事のアップデートが少ないような気がしますが、ニュースのアップデート、トリビアなど充実した内容を提供できました。掲示板もいろいろな方が書き込んでいただき感謝しています。１ヶ月平均６０００人ほどサイトを見に来ていただいています。今後もますます水中考古学に興味のある人が増えることを期待しています。</p>
<p><span id="more-364"></span></p>
<p>日本国内でも水中考古学の重要性が理解されつつあるように思えますが、まだまだやるべき課題が残されています。水中考古学という言葉は一般にも普及しているようですが、考古学者でさえ実際に何をしているのかわからないといわれるほど理解されていないようです。また、水中考古学は大変だとかお金がかかるとか言われます。しかし、実際にそれほどお金がかかるわけでもなく、また、これといって特別に訓練を必要とするわけでもありません。文化遺産に興味があればあとは特に必要なものはありません。また、沈没船などはタイムカプセルのようなもので、遺物から得られる情報は地上の発掘に比べ別質であり、考古学的価値が高いものが多いです。特に交易に興味があれば地上の発掘は木の葉を発掘しているようなもので船は木の幹を発掘しているようなものです。</p>
<p>この１年間で世界各国で様々な水中考古学の発見がありました。特に、今まであまり水中考古学調査を積極的に行っていなかった国々が本腰をいれてこの学問の発達に乗り出しています。インド、イラン、パナマなど話題になっていますが、特に中国を筆頭に挙げることができます。中国の水中考古学者がケニアの国家水中考古学団体と協力をして、アフリカの鄭和の船を調査するなどこれから期待できるプロジェクトがあります。これからますます水中考古学が発展していくことでしょう。</p>
<p>これにくらべ日本国内ではこれといって話題になることが少ないようです。あまり出来は良くありませんでしたが、鷹島海底遺跡のテレビドキュメンタリーなども世界で放映されました。この元寇の舞台となった遺跡は世界的に有名な日本の水中考古学の成果ともいえますが、日本国内ではあまり宣伝されていないようです。日本でもっと水中考古学を宣伝していくことが第一歩だと思います。</p>
<p>今後このサイトでは特にこれらの問題を中心に取り上げていきたいと思います。</p>
<p>１．一般に水中考古学の重要性を理解してもらい、世界各国に比べ日本国内でこの学問が遅れていることを明確に示す。</p>
<p>２．海洋学など関連のある研究者にも水中考古学の必要性を広める</p>
<p>３．サーヴェイ、保存処理など“発掘”以外のプロジェクトの重要性を考古学者に理解してもらう</p>
<p>４．一般から得られる情報、例えばスポーツダイバー、漁業関係者、など沈没船の情報を持っているグループに積極的にアプローチする</p>
<p>５．日本の水中考古学団体（ＡＲＩＵＡ）と他の国の水中考古学団体との提携を強める</p>
<p>６．日本の学生に水中考古学の重要性を説き、また、留学などのサポートを行う</p>
<p>７．日本国内で水中考古学に興味のある人、グループなどの連携を強める</p>
<p>今後も水中考古学の発展に協力をお願いいたします。また、このサイトに興味を持っていただき感謝しています。</p>
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		</item>
		<item>
		<title>2005年を振り返り・・・</title>
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		<pubDate>Tue, 27 Dec 2005 14:02:10 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Randall Sasaki</dc:creator>
				<category><![CDATA[水中考古学のすすめ]]></category>

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		<description><![CDATA[２００５年ももうすぐ終わりです。 そこで、今年の水中考古学のNewsや２００６年の動向などのエッセイをどうぞ。 今年の水中考古学はAIA（アメリカ考古学学会）で幕を開けました。今年のテーマはズバリ水中考古学！我々水中考古 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>２００５年ももうすぐ終わりです。<br />
そこで、今年の水中考古学のNewsや２００６年の動向などのエッセイをどうぞ。</p>
<p><span id="more-291"></span></p>
<p>今年の水中考古学はAIA（アメリカ考古学学会）で幕を開けました。今年のテーマはズバリ水中考古学！我々水中考古学者にとってこれだけアメリカの考古学は水中考古学を重要視していたのかと喜ばしい限りでした。簡単に言えば、日本考古学学会がメインテーマを水中考古学で行うようなものですね。もちろん私も参加しました。世界の水中考古学者が発表をきていました。</p>
<p>今年はこれといって大発見はなかったもののいろいろな発見がありました。とくに９月から１０月はさまざまな速報がありました。韓国から世界最古の丸木舟からタイタニック号の新しい見解までさまざまありました。インドの神殿発掘や中国の発掘計画などもアジアのビックニュースです。しかしながら、以前として東南アジアではとレジャーハンターの活動が盛んなようです。どちらかといえば地中海/西洋の沈没船もありましたが、それ以外の地域のニュースも多かった気がします。これはとても良いトレンドだと思います。サーヴェイなどに使える新しい技術も開発されて、AUV（自立型ロボット）などが水中考古学でも使われ始めたことも紹介しておきましょう。また、”水中”考古学ではないですが、ポリネシアなどからのニュースも豊富にありました。最後にトレジャーハンティングミュージアムがニューオリンズで作られましたが、オープン予定日にハリケーンという天罰が下されたことにはなかなか面白いと思いました。</p>
<p>さて、日本の水中考古学はどうでしょうか？イ号潜水艦などのドキュメンタリーや鷹島海底遺跡がディスカバリーチャンネルで放送されたようですが、あまり影響力はなかったはずでしょう。実際に関わっていたので複雑な気分ですが、もう少しまともな番組にして欲しかったですね、はっきりいって。海外向けの娯楽ドキュメンタリーを日本で放送することの意義を疑いました。戦艦大和もフランスのチームなどが番組を作りました。最近は戦争の遺産に対しても多少なりとも興味が出てきたのでしょうか？</p>
<p>鷹島海底遺跡はサーヴェイなどを取り組み今後に期待していますが、組織の変更があったので吉とでるか凶とでるかしばらく見守っていきましょう。ほかにも五島列島の調査などもありました。二ール号は発見されたようですね。いろは丸はどうなってしまったのでしょうか？その他、熱海の海底遺跡？は下火のようです。</p>
<p>そんななか、明るいニュースもあります。日本で唯一、学術的でありまた一般参加も歓迎するKOSUWA（九州沖縄水中考古学協会）が新しくARIUA（アジア水中考古学研究所）として発足しました。そして、私も九州国立博物館での講演なども行い、積極的に活動を続けております。来年は新しくARIUAから出版されたジャーナルに記事を書いたり、学会や講演会なども参加していきます。</p>
<p>２００６年はどのような年になるのでしょうか？そろそろ日本でも水中考古学がメジャーになるような発見があっても良いかもしれません。いや、２００７年になるのでしょうか？UNESCO主体の水中文化遺産保護法も気になりますし、中国の水中考古学からも目が離せません。Nanhai１号の引き上げ、また、ケニアで噂されている鄭和の船団の一部などなど。私は２００６年は静かに過ごす予定です…論文などいろいろなアイディアをまとめ、新しいプロジェクトを立ち上げようかな？まだ秘密にしておきましょう。タイタニックのバラード博士の調査にも参加しようかなとか考えています。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>ジョージ・バス教授から日本の皆さんへ</title>
		<link>http://www.nauticalarchaeologyjp.com/article/future/20051201266.html</link>
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		<pubDate>Thu, 01 Dec 2005 13:16:17 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Randall Sasaki</dc:creator>
				<category><![CDATA[水中考古学のすすめ]]></category>

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		<description><![CDATA[Beneath the Seven Seas: Adventures With The Institute of Nautical Archaeology Thames &#038; Hudson （2005-11） ハ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div class="amazon"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0500051364/celebranking-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://images.amazon.com/images/P/0500051364.01._SCMZZZZZZZ_.jpg" width="128" height="160" alt="Beneath the Seven Seas: Adventures With The Institute of Nautical Archaeology" border="0" class="bookleft" align="left" /></a><br />
<span class="book_title">Beneath the Seven Seas: Adventures With The Institute of Nautical Archaeology</span><br />
Thames &#038; Hudson （2005-11）<br />
ハードカバー （ASIN: 0500051364）</p>
<p><b>価格：</b> <b class="price">￥ 4,216 (税込)</b><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0500051364/celebranking-22/ref=nosim/" target="_blank">Amazon.co.jp で商品情報を見る</a>
</div>
<p>（ジョージ・バス教授から新しい本についての紹介です。日本語訳ももちろんあります）</p>
<p>When I first conceived the idea of editing Beneath the Seven Seas: Adventures with the Institute of Nautical Archaeology, I had in mind a well-illustrated book that would give the average reader the results of shipwreck excavations conducted by the Institute (INA)&#8230;.</p>
<p><span id="more-266"></span></p>
<p>At that time, for example, I was publishing a book of more than 550 pages on just one shipwreck I had excavated, the first of three planned volumes of the same size. Few people other than a few Byzantine scholars will even look at those large and expensive volumes, but new knowledge of the past gained by the excavation, I thought, could be summarized in just a few pages for the enjoyment and education of both scholars and lay people.</p>
<p>To give readers of Beneath the Seven Seas the vicarious pleasure of being present during each project, I asked the twenty-six other authors to write in the first person, and to describe camp life, diving, and the necessary years of conservation and library research that follow the excavations. When possible, I tried to include pictures of authors in their chapters so that readers could better identify with them.</p>
<p>After I proposed the book to Thames and Hudson, the publisher, I was told that the title was not suitable, for INA did not truly work around the world&#8211;\&#8221;beneath the Seven Seas.\&#8221; Colleagues came to my rescue. Jeremy Green is Head of the Department of Maritime Archaeology at the Western Australian Maritime Museum, but he began his career as an underwater archaeologist with me in Turkey, and has worked on INA projects from Kenya to Turkey. For that reason, he has for years been listed as an INA Research Associate. For the book he volunteered to write about his projects in Thailand, Sri Lanka, and Micronesia. Paul Johnston, Curator of Maritime History at the Smithsonian Institution\&#8217;s National Museum of American History in Washington, DC, while he was a student worked on INA excavations from Turkey to the states of Maine and Virginia in the United States, and thus he considers himself part of the \&#8221;INA family.\&#8221; He said he wanted to write about his excavation in Hawaii. Soon there were chapters about projects from the North Atlantic Ocean to the Red Sea, the Black Sea, and the Yellow Sea!</p>
<p>One geographical area I wish I could have included was Japan, with its long history of seafaring. But, unfortunately, the book was planned and near completion before Randall Sasaki\&#8217;s work there on Kublai Khan\&#8217;s fleet, partly supported by INA, was fully developed. Perhaps one day he will edit a new edition of the book, with full descriptions of all the new projects that are supported by the Institute of Nautical Archaeology.</p>
<p>George F. Bass</p>
<p>最初に私がこの本（Ｂｅｎｅａｔｈ　ｔｈｅ　Ｓｅｖｅｎ　Ｓｅａｓ；　Ａｄｖｅｎｔｕｒｅｓ　ｗｉｔｈ　ｔｈｅ　Ｉｎｓｔｉｔｕｔｅ　ｏｆ　Ｎａｕｔｉｃａｌ　Ａｒｃｈａｅｏｌｏｇｙ）を編集するアイディアを思いついたとき、イラストなどを中心とした一般向けの本で読者にＩＮＡの研究の結果を知ってもらうことであった。ちょうどそのころ５５０ページにもなる一つの沈没船の発掘調査の報告書（３冊のうちの１冊）を出版するときであった。このビザンツ時代の沈没船の報告書は研究者以外はほとんど読まないであろう。この沈没船から得られた貴重な情報をほんの２－３ページでまとめれば、一般読者にも充分理解できるであろうと考えた。</p>
<p>この本を読者のもとに届けるために２６人の研究者にそれぞれの沈没船について読者に語りかけるつもりで書いてもらうように頼んだ。また、発掘の様子、保存処理、その他の研究などを分かりやすく書き上げるようにも指導した。それぞれの著者の写真などもあるので、読者が親しみを持って読めるように努力してある。</p>
<p>出版社にこの本の出版を依頼した際、タイトルに問題があると言われた。それは、タイトルがＳｅｖｅｎ　Ｓｅａｓ．．．とあるものの、ＩＮＡは世界の海には潜っておらず、内容とタイトルが一致しないとの理由であった。それを知ったとき、世界各地からこの本の出版に協力をしたいと研究者から手助けがあった。Ｊｅｒｅｍｙ　Ｇｒｅｅｎ氏は現在Western Australian Maritime Museumの館長を務めているが、以前、キレニアの発掘などでＩＮＡに関わり、その理由からＩＮＡのリサーチアシスタントとして長年活躍した。Ｇｒｅｅｎ氏にはタイ、スリランカ、マイクロネシアなどでの発掘の様子を書いてもらった。Paul Johnston氏はスミソニアン博物館に所属しており、トルコ、アメリカのメイン州やバージニア州での発掘に参加した。Ｊｏｈｎｓｔｏｎ氏はハワイでの発掘について書いてもらうことになった。彼らは皆、ＩＮＡファミリーの一員としてこの本の出版に協力をしてもらった。このように、世界各地の海、大西洋、紅海、黒海、そして黄海まで含むことが出来た。</p>
<p>一つ気がかりなことは、日本での水中考古学のプロジェクトをこの本に含むことが出来なかったことである。日本の長い海洋文化の歴史を含むことが出来なかったのは残念であり、Ｒａｎｄａｌｌ　Ｓａｓａｋｉ氏が日本でプロジェクトを始める時にはすでに出版が決まっていたのである。このプロジェクトはＩＮＡも協力をしていたが、間に合わなかったのであった。いつの日か、この本の第２版が出版される場合は、彼にもＩＮＡと協力して行うプロジェクトの数々を書いてもらうことになるであろう。</p>
<p>ジョージ・バス</p>
<p>ジョージ・バス先生ありがとう御座います。</p>
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		<title>Ｗｅｂ－Ｓｉｔｅ発足１年   ここ一年を振り返って</title>
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		<pubDate>Thu, 01 Sep 2005 22:55:23 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Randall Sasaki</dc:creator>
				<category><![CDATA[水中考古学のすすめ]]></category>

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		<description><![CDATA[おかげさまでＷｅｂ－Ｓｉｔｅ発足から１年がすぎました。いろいろな方からのサポートによりここまできました。これからもみなさまに水中考古学・海洋考古学の情報を提供できるよう頑張ります。 ここ一年を振り返ってみ]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>おかげさまでＷｅｂ－Ｓｉｔｅ発足から１年がすぎました。いろいろな方からのサポートによりここまできました。これからもみなさまに水中考古学・海洋考古学の情報を提供できるよう頑張ります。</p>
<p><span id="more-187"></span></p>
<p>ここ一年を振り返ってみると様々なことがありました。日本国内では鷹島海底遺跡、二ール号、坂本竜馬のいろは丸、古代船海王の復元などが挙げられます。それと関連して、海外のニュースやドキュメンタリー、そしてアメリカ考古学学会での日本の海洋考古学が取り上げられました。これから日本国内ではますます海洋考古学が盛んになることでしょう。海外でも幾つかの調査がありましたが、やはり最近の情勢は海洋文化保護に力を入れるべきであること、そして的を絞った発掘の重要性などが再確認されました。新しいプログラムの発足や生徒や民間を水中考古学調査に参加させることなど新しい取り組みもありました。</p>
<p>今後の動きですが、海洋文化保護、トレジャーハンティングとの対立、より効果的な保存処理方法の確立、ヴァーチャル考古学などがこれから発達することでしょう。また、サーヴェイ機器の発展も見逃せません。マルチビームやサイドスキャンソナー、そして水中ロボットを使った発掘などなど。いままで発掘が不可能かと思われた深海での調査もすでに可能です。日本国内では一般の水中文化遺産への興味が多少高まっているようです。九州沖縄考古学協会のＮＰＯ化、九州国立博物館のオープンとイベントがたくさんありますが、やるべきこともたくさんあります。そしてアジアに目を向ければ、中国や韓国の取り組みと日本の違いが一目瞭然です。</p>
<p>現在行われている水中考古学調査の成果を広く宣伝することが第一でしょう。そして、政治家や官僚が水中文化遺産への理解を示すことも大切です。<br />
水中考古学がその国で発達するには幾つかの可能性があります。<br />
例えば地中海ではトレジャーハンティングによる文化遺産の破壊から守るために水中考古学の必要性が生まれました。<br />
韓国やスウェーデンではまず莫大なプロジェクトが国家が行ったことから始まります。<br />
トルコは海外からの研究者（おもにＴｅｘａｓ　Ａ＆Ｍ・ＩＮＡ）の積極的な研究成果がおおきな影響を与えました。<br />
オーストラリアではまず国家が水中文化遺産保護を取り上げ、それに準じて水中考古学が発展しました。</p>
<p>これらの国々を見るとまず、トレジャーハンティングはいまだに撲滅していませんし、活動範囲を広げる結果になっています。韓国などは国家主体であったため、あまり国民の積極性が見られなかったきがしますが、ここ数年で随分発達しました。イギリスやスウェーデンなども多くの水中考古学者を育てるよりは一部の研究者に偏っていた気がします。どちらも一般の普及には多少時間が掛かったようです。トルコの場合、たくさんの沈没船が見つかっていますが、研究の成果の発表が多少追いついていない気がします。また、もっとトルコ国内からの協力があってもいい気がします。では、オーストラリアの場合はどうでしょうか？法律の整備により、水中考古学の仕事が必要となったこと、それによる大学の授業などが発達しました。また、一般への理解も早かったようですし、もちろんとレジャーハンティングもありません。</p>
<p>日本ではどの道をとるのでしょうか？<br />
法律の整備や日本国内の研究の活性化、そして民間の水中文化遺産の理解の高揚が一番良い道かとおもいますが？</p>
<p>楽しみに見守っていきたいと思います。</p>
<p>(Randall Sasaki September,2005)</p>
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		<title>世界の水中考古学者から日本の皆様へ　（4）</title>
		<link>http://www.nauticalarchaeologyjp.com/article/future/20050602119.html</link>
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		<pubDate>Thu, 02 Jun 2005 08:31:47 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Randall Sasaki</dc:creator>
				<category><![CDATA[水中考古学のすすめ]]></category>

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		<description><![CDATA[Jean-Yvesさんとは一度ポルトガルで一緒に作業をしたことがあります。帰りは空港まで送ってもらいました。　さて、Jean-Yvesさんは詩のように書いてくれました。シェークスピアが好きなんでしょうか？ 彼の書いた本も [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>Jean-Yvesさんとは一度ポルトガルで一緒に作業をしたことがあります。帰りは空港まで送ってもらいました。　さて、Jean-Yvesさんは詩のように書いてくれました。シェークスピアが好きなんでしょうか？<br />
彼の書いた本もここでまた紹介しておきます。</p>
<div class="amazon2"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0810928590/celebranking-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://images.amazon.com/images/P/0810928590.01._SCMZZZZZZZ_.jpg" width="97" height="140" alt="Underwater Archaeology: Exploring the World Beneath the Sea (Discoveries)" border="0" class="bookcenter" /></a><br />
<span class="book_title">Underwater Archaeology: Exploring the World Beneath the Sea (Discoveries)</span>
</div>
<p><span id="more-119"></span></p>
<p>Sunken beauties</p>
<p>人は長い船旅の後で荷物を船から降ろしてすぐ、その船のことを忘れてしまう。　人はあくどい主人のようにつらい旅の間に付き添ってきた船を壊し、まだ使える木材を売り払ってしまう。同じように池や川で使われた木製の家来も同じ運命をたどる。船は見えないインクで水の上に歴史を書き、その証拠を流れ続ける人類の歴史に刻む。うっすら残るのは過去の航海の物語と言い伝え、それさえも現在の“陸”の社会に埋もれていく。</p>
<p>東アジアの一部である島から成る日本は海洋考古学の発展から外されるということは考えられない。現代の発展した日本においてさえ、いまだに最も原始的な船が使われていることに多くの人は驚くであろう。丸木舟：竜骨や外板などを持たない、ただ１本の木から掘られて作られた船がそれである。このような初期の船は外洋航海にはあまり向いていないものの、簡単に作れるのと長期にわたって使用できるため、構造船が発達する何千年も以前から使われていた。<br />
木材を切り、巧く組み合わせることにより約５千年前から船を作り始めた人類は長い航海を可能とし、遠い地域との交流・交易を始めた。陸上で荷物を運ぶより、同じ荷物を海上で運んだほうが５０倍ほど効率が良いことを人類は早くから学習した；同じ原理は現在でもタンカーでの輸送などを見ればすぐにわかるであろう。<br />
貿易ルートなどＧＩＳ（ジオグラフィカル　インフォメーション　システム）でみると人々の交流の歴史が見えてくる。海洋考古学の試練は本来誰もが知っていた、ゆったりと発展した海の歴史を現在のファーストペース社会に呼び戻すことである。過去をを眺めたとき、航海史はデータ・資料の少ない無数の出来事が点々と折り合わさって出来上がっているように見受けられる。数少ない情報からでも我々の祖先が歩んできた道を海洋考古学者は“忘れられた偉大なる航海の歴史”として現在に蘇らせる事が出来る。<br />
今、重要であることは過去と現在を繋ぐ努力をすることである。日本の伝統的船舶学を代表する出口晶子のように伝統文化と失われた過去、そして、現在の関係を広い視野から見つめなおす働きなどが挙げられる。日本の造船技術はローカルで地道な発達をしてきたものの、大きなアジアの中で他の地域の技術も受け入れながら発達してきた。特に朱印船にこの特徴がみられ、このタイプの船はそれ自体が大きな研究対象となるべきであろう。</p>
<p>最後になるが、このような研究や沈没船などの調査は今までの科学・学問とは違って、調査自体が研究者、および一般に与える感動が大きい。それは今まで未知であった環境に５０年前に突然“道”が開かれたことに由来する。現代の潜水技術の発展により人類が到達することの出来なかった歴史を今、新しく発見することができるのである。</p>
<p>				Jean-Yves Blot, Peniche, Portugal, May 3d, 2005.</p>
<p>Sunken beauties</p>
<p>Man is a stubborn sailor who tends to forget his ship once he drops his bag on land when back from a long voyage.</p>
<p>Man is a cruel master who breaks his ship down to pieces and sell it for scrap wood after a long and faithful carrier at sea.</p>
<p>The same applies to old wooden servants along theforgotten shores of lakes and rivers.</p>
<p>Ships themselves tend to write history with an invisible　ink on the endless manuscript of water, leaving no permanent traces on the ever moving liquid hemisphere of human history.</p>
<p>What remains at the very end are the faint human memories of past marine voyages and former sailing glories, all soon buried into the turmoil of land modernity.</p>
<p>The final situation leaves us facing a most uncommon challenge which modern times have brought out of science-fiction and into feasible dreams.</p>
<p>As a mosaics of islands facing continental Asia, Japan does not escape the great cultural and technological challenge of nautical archaeology.</p>
<p>As a modern country, it is probably very hard to make people realize than the most uncommon feature of modern Japan may be to have preserved until the present some of the oldest form of human circulation on a surface of water: wooden dug-outs, boats built out a single tree trunk,away from the geometric subtleties of planks, keels or frames.</p>
<p>While wooden dug-outs prove to be very unstable for long<br />
sea-crossings, crude simple wooden rafts have proven they could support men into long sea voyages much before the emergence of the ship several millennia ago.</p>
<p>With the coming of ships as a sophisticated wooden assemblage, some five millennia ago, Man increased the communication networks and established direct contacts between remote shores. A profitable terrain<br />
had emerged for merchants of all times knowing that any cargo could be transported on water at 1/50th of the cost of a similar cargo transported on land, a rule that modern managers still apply to-day with modern tankers or freighters.</p>
<p>Seen from the computer screen of a modern GIS (Geographical Information System), sea routes of the past appear as major traffic lanes within the past network of human communications and commerce.</p>
<p>The challenge brought to humanity by nautical archaeology thus consists in reviving some of the most fundamental items of the forgotten past and bring those glorious slow-paced ghosts back into the hasty present.</p>
<p>Seen from the horizon of history, a sea voyage of the remote past appears as an heroic feat sewn into the emptiness of data.</p>
<p>Searching for the scant traces of these former steps of human predecessors, nautical archaeologists bring back to modern societies some of their most invisible testimonies, wooden ships suddenly transformed into glorious temples of the nautical past.</p>
<p>One of the most challenging tasks for researchers will probably be to melt down into a common stream the riches of the Japanese past and fragile present and bring the works of Japanese nautical ethnographers like A. Deguchi within a broader nautical universe tying the hazy<br />
remains of early prehistorical evidence with the more visible but not less intriguing remains of the medieval past and later period.</p>
<p>Such historical fresco does include the creative past challenges of Japanese shipbuilders melting down foreign shipbuilding influences within the idiosynchratic moulds of local craftsmanship as evidenced by the early XVIIth century three-masted Shuin-sen which deserves a research of his own.</p>
<p>Last but not least, searches of this kind provide to their actors one of the most exhilarating feelings any human　being may experience within the field of historical sciences, a formerly inaccessible physical universe blown opened to human eyes, half a century ago, by the<br />
emergence of modern underwater and diving technologies.</p>
<p>Jean-Yves Blot, Peniche, Portugal, May 3d, 2005.</p>
<p>Jean-Yvesさんありがとうございました。<br />
Thank you very much Jean-Yves. Hope to see you soon again!</p>
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		<title>世界の水中考古学者から日本の皆様へ　（3）</title>
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		<pubDate>Fri, 27 May 2005 10:46:02 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Randall Sasaki</dc:creator>
				<category><![CDATA[水中考古学のすすめ]]></category>

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		<description><![CDATA[オーストラリアのFlinders大学で水中考古学を教えているJoe Flatman教授から意見をいただきました。　また、Flinders大学についての説明もあります。　 基本的には生徒のニーズに合わせてフレキシブルにする [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>オーストラリアのFlinders大学で水中考古学を教えているJoe Flatman教授から意見をいただきました。　また、Flinders大学についての説明もあります。　</p>
<p><span id="more-114"></span></p>
<p>基本的には生徒のニーズに合わせてフレキシブルにするように心がけています。生徒はフルおよびハーフタイム、またはオフキャンパスでも学べます。さまざまな多分やの研究も取り込み、６ヶ月(１８単位)・１２ヶ月(３６単位)・１８ヶ月（５４単位）などのクラス構成があります。　<br />
また、Ｆｌｉｎｄｅｒｓ大学は世界で唯一水中考古学がオンラインで学べる大学です。生徒は自分の国からでも様々なメディアを使い勉強することが出来ます。オンラインレクチャー、ＣＤ、文献、教授や他の生徒との綿密なＥ－メールなどにより学習することが出来ます。<br />
Ｆｌｉｎｄｅｒｓではレクチャー以外に実技実習にも力を入れています。オーストラリアで地元での調査や海外での調査も行えます。毎年、実技実習が計画されており、特にイギリスのＵｌｓｔｅｒ大学などとも提携して調査を行っています。　</p>
<p><a href="http://ehlt.flinders.edu.au/archaeology/courses/maritimegrad.php">http://ehlt.flinders.edu.au/archaeology/courses/maritimegrad.php<br />
</a></p>
<p>さて、日本のこれから水中考古学を目指す若い世代にひとこと。私が一番強調したいのは情熱のある数名の研究者が力を合わせればすばらしい調査や研究を行うことが出来ることです。日本も例外ではないでしょう。世界各国の水中考古学の歴史を見たときに、ほぼどこの国でも少人数の熱心な研究者がすばらしい研究を行い、その成果を一般、学会、政府に水中遺跡の重要性を認めさせるところから始まっている。日本は豊かな海洋文化の歴史を保持している。それは考古学的遺産だけでなく、日本文化そのもの、そして詩や絵画の世界でも海洋文明的要素を見ることが出来る。このため、これから情熱を持った研究者が協力することで日本の水中考古学は急速に発達することであろう。問題はそれをどのように行うか？ではなく、いつそれが起こるかであろう。私も日本の考古学の発達に手助けをしていきたいと考えている。　</p>
<p>実は近いうちに私は新しいプログラムをイギリスで立ち上げるため、Ｆｌｉｎｄｅｒｓ大学をさることになっています。この新しいプログラムはUniversity College London, the Museum of London Docklands、the Greenwich Maritime Institute, University of Greenwich,　Wessex Archaeologyなどの協力により始められる。　詳しくは><a href="http://www.ucl.ac.uk/archaeology/masters/summary/MAmaritime.htm">Ｗｅｂ－Ｓｉｔｅ</a>をご覧ください。　</p>
<p>原文はJoe　Flatman教授からいただいたものを翻訳させていただきました。　ありがとうございました。</p>
]]></content:encoded>
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		<title>世界の水中考古学者から日本の皆様へ　（2）</title>
		<link>http://www.nauticalarchaeologyjp.com/article/future/20050502107.html</link>
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		<pubDate>Mon, 02 May 2005 04:52:58 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Randall Sasaki</dc:creator>
				<category><![CDATA[水中考古学のすすめ]]></category>

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		<description><![CDATA[カナダのバンクーバー海洋歴史博物館の官庁、デルガド先生がこのサイトのために特別にひとこと書いていただきました。デルガド先生は鷹島遺跡のドキュメンタリー番組作成などのために日本に訪れたこともあります。カナ]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>カナダのバンクーバー海洋歴史博物館の官庁、デルガド先生がこのサイトのために特別にひとこと書いていただきました。デルガド先生は鷹島遺跡のドキュメンタリー番組作成などのために日本に訪れたこともあります。カナダの水中考古学を代表する一人です。日本の水中考古学がこれからますます発達するようにと応援してくれています。</p>
<p><img src="http://www.nauticalarchaeologyjp.com/wp-content/uploads/Oregon_project25.jpg" width="450" height="308" alt="" /><br />デルガド先生が行っているプロジェクトの写真（１）</p>
<p><span id="more-107"></span></p>
<p>水中考古学においてアジアの船の歴史はとても重要な意義を持っているが、ほとんど研究が進んでいないのが現実である。他の地域で発見された沈没船の多大な数に比べるとなぜアジアで研究がすすんでいないのか疑問に思う。古代ギリシャやエジプト、ローマ、ヴァイキング、またヨーロッパやアメリカの船舶については膨大な情報がすでにある。アジアの歴史は古く、また様々な文化・文明が起こったものの、古代の船舶に関しての情報は世界の他地域の水準に比べて著しく少ない。中国、日本、そして他のアジアの国々の造船技術は歴史資料や少ないながらも沈船資料から学ぶことが出来、アジアの発達した技術が見落とされていることは明らかである。</p>
<p><img src="http://www.nauticalarchaeologyjp.com/wp-content/uploads/Diverjim.jpg" width="450" height="674" alt="" /><br />こちらがデルガド先生です。</p>
<p>中国、ヴェトナム、タイ、韓国、フィリピン、マレーシアなどで行われている研究成果を見る限り、陶磁器などの売買を目的としたものでなく、考古学的な成果を充分に期待できる可能性を秘めているのである。金銭的な価値ではなく、船の構造などから様々な歴史的情報を得ることができる。</p>
<p>特に日本の場合、１７世紀から幕府の政策のもと抑えられていた造船技術が１９世紀に急激に発達し、世界有数の海運国となることが出来たのは、もともと日本が豊かな航海の歴史を保持していることを物語っている。日本の水中考古学は茂在 寅男氏や林田憲三氏、そしてその同業者の研究をみる限りこれから発達してくるポテンシャルは充分にあると思われる。長崎県鷹島で行われている元寇関連遺跡はその可能性を示している。蒙古襲来は世界の歴史の中でも重要な位置付けが出来、その考古学的情報（船舶、武器・防具、道具など）はこの伝説の謎を解く鍵であり、また、アジアの造船技術・航海文化の歴史を解明することができる非常にユニークな存在である。</p>
<p>このプロジェクトのために日本や世界からもっと積極的にサポートをする必要がある。サーヴェイ、発掘、そして報告書（日本語および諸外国後）の作成に我々は協力をしなければならない。</p>
<p>James P. Delgado, Executive Director<br />
Vancouver Maritime Museum<br />
Vancouver, British Columbia, Canada</p>
<p><img src="http://www.nauticalarchaeologyjp.com/wp-content/uploads/Oregon_project08.jpg" width="450" height="312" alt="" /><br />デルガド先生が行っているプロジェクトの写真（2）</p>
<p>The study of Asian seafaring craft from antiquity is one of the mostimportant and yet unanswered aspects of modern nautical archaeology.  This is amazing given the large number of wrecks from other regions, cultures and periods of history.  There is a significant body of data available for classical Greek and Roman ships, Egyptian shipbuilding, Viking ships, and Euro-American vessels of the last three centuries.  And yet for Asia, one of the world&#8217;s oldest regions with an incredible array of cultures, we have very little in the way of comparison.</p>
<p>When you consider the seagoing technology and advances in shipbuilding in China, Japan, and other Asian cultures that we know of through historical references or the few excavated sites, this oversight becomes all the more obvious.  Work accomplished to date in China, Vietnam, Thailand, Korea, the Philippines and Malaysia indicates an incredible opportunity to continue this line of archaeological research, and not just for the porcelain and ceramic cargoes that have beckoned to commercial interests.  There is much to learn from the hulls and their non-commercial contents.</p>
<p>This is particularly true in Japan, where a rich seafaring tradition, while suppressed by the bakufu and the shogunate in the 17th century, reemerged in the 19th century as Japan became one of the world&#8217;s great seapowers. Japan&#8217;s nautical and maritime archaeological potential is significant, as shown by the pioneering work of Mozai Torao and Hayashida Kenzo and their colleagues.  The work at Takashima, where the saga and the relics of the Ghenko are emerging from the sea, offers even more.  The Mongol Invasions of Japan are one of the great stories in the annals of the world, and the archaeological remains of them, ranging from ships, armament, equipment and provisions offer unique insights into the facts behind a lasting legend as well as unique and significant opportunities to learn from a vast archaeological assemblage about Asian seafaring and its technology.</p>
<p>More funding and support for this work is necessary, and from throughout the world.  As well, support for additional surveys, excavation and publication in Japanese and English, of this and other sites, is a goal we should all turn our attention to.</p>
<p>Thank you very much for support. I appreciate your help in providing this statement.  From Randy S.</p>
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