お知らせ
水中考古学関連のニュースや関連記事を掲載します。
イランで海洋文化遺産の保護進む
1880年代にイラン政府がドイツから軍艦を購入したそうですが、イランが最初に外国から購入した軍艦の遺跡が確認され、政府によって厳重に保護されることが決まりました。沈没船の位置はその地方では知られていたそうですが、遺物が売り払われていたことなどから政府が介入し、正式に調査が始まり、その結果船の確認が行われました。これから遺跡の現状維持のための計画が出されることでしょう。
韓国の水中文化遺産調査船 シーミューズ
韓国の海洋考古学はアジアの中では今のところ最先端を誇っています。そしてさらに新しい動きがあります。木浦の国家海洋博物館がアジアで初の水中文化遺産調査船、Seamuse 「シーミューズ」が就航します。詳しくは本文の引用をご覧ください。
さて、この船ですが、サイドスキャンソナーなどいろいろな設備を満載しているそうです。また、ウォータージェット方式、Dynamic GPS システムなども搭載しているそうで水中考古学調査にはかなり最先端な装備です。DGPSは船を固定することが出来るので、水中ロボットを使った発掘には必要なシステムです。
新安沈没船の発見から30年を記念して式典なども行われるそうです。ちなみに、今年の初めだったと思いますが、韓国のある研究者から私の所属するテキサスA&M大学海事考古学研究所で使っている調査船についていろいろと質問をしていました。何か参考になったのか、一度この船を見てみたいですね。
国防長官ゲイツ氏と水中考古学
ブッシュ大統領が今日、ラムズフェルド国防長官の辞任にともない新しくロバート・ゲイツ氏を国防長官に推薦しました。なぜこのニュースと水中考古学が関係あるのか疑問に思うかも知れません。
実は、テキサスA&M大学の海事考古学研究所(The Institute of Nautical Archaeology)はゲイツ氏と密接な関係にあります。彼はテキサスA&M大学の学長で、海事考古学研究所の主要な顧問メンバーの一人でした。彼は水中考古学の発展に興味を示し、この学問の発展を願っていました。いろいろと新しいプログラムなどを提案していたのですが、途中で辞任することになり、研究所に多少の影響が出るかもしれません。まだ新しいニュースなので詳しいことはわかりません。公認の学長が誰になるかわかりませんが、水中考古学に理解のある人に決まってほしいものです。
さて、ゲイツ氏ですが、国防長官という職なので水中考古学の発展を政府を通して...というのは無理そうです。しかし、何かの機会に水中考古学の話がホワイト・ハウス内で行われるかもしれませんね。というか、ブッシュ大統領も水中考古学の父と呼ばれるジョージ・バス先生に科学の発展に貢献したとして名誉勲章をあたえていますし、UNESCOの水中文化遺産保護法などはそれなりに重要な課題なので、水中考古学が多少話題になっているのではないでしょうか?
水中ロボフェスティバル成功!
先日、神戸で水中ロボットフェスティバルが行われました。いろいろなアイディアが詰め込まれた水中ロボット達が紹介されたようです。今後、このような研究をもとに水中考古学への活用も期待できるのではないでしょうか?
Newport Ship ビデオニュース
中世イギリスのNew Port Shipのビデオニュースです。2番目に出てくるTobyさんは2-3年前TAMUを卒業したばかりの私の先輩です。
簡単にビデオの説明ですが、まず木材などに付着したコンクリーションを取り除く作業が行われています。その後、FARO-ARMを使い木材をすべて3次元復元します。その後、保存処理に脱塩処理に移ります。