お知らせ
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伊万里湾の海底に歴史を探る
日本で唯一継続的に水中考古学の調査が行われている鷹島海底遺跡について講演会が行われます。この遺跡はご存知の人も多いと思いますが、元寇で神風(?)によって沈没した船などが発見されました。
お近くにお住まいの方、もしくは遠くの方でもぜひ参加してください。
日 時 7月8日、9日(土・日)2日間
場 所 松浦市文化会館 長崎県松浦市志佐町浦免1110
主 催 松浦市教育委員会・NPO法人文化財保存支援機構
後援:長崎県教育委員会、九州国立博物館、(財)元興寺文化財研究所、(財)日本財団
趣 旨
今から700年ほど前、北部九州一帯は蒙古襲来の戦場となりました。弘安の役では鷹島に集結した蒙古軍の約4,400艘もの軍船が暴風雨に遭い沈没したと伝えられています。鷹島の南岸はこの元寇関係の海底遺跡として広く知られるようになり、これまでに数多くの調査が実施され、中国陶磁器・碇・石弾などの遺物が引き上げられています。
こうした遺物は元寇の実態を直接示す資料として注目されていますが、我が国の軍事史や海事史のみならず、日本史を考える上で大変貴重なものです。しかしながら、遺跡の保存や引き上げ遺物の保存と活用は十分とはいえません。
現在3,000点あまり引き揚げられている遺物のうち、平成17年度に40点余の遺物を保存処理しました。これまでの調査で出土した遺物と、今回処理が終了した遺物を併せて展示し、「海の日」を記念した講演会を実施します。これを機に、より一層鷹島海底遺跡についてのご協力とご理解を賜りたいと考えています。
1.展示会<於;松浦市文化会館 ホワイエ>
7月8日(土)13:00~17:00
7月9日(日)9:00~17:00
2.元興寺文化財研究所 文化財診断車がやってきた
7月8日(土)13:00~16:00
7月9日(日)10:00~16:00
3.講演会<於;松浦市文化会館 「ゆめ」ホール
7月9日(日曜日)
13時00分 開場
13時30分 主催者挨拶
13時50分 趣旨説明・司会 荒木伸介氏(跡見学園女子大学教授)
14時00分 講演1(45分) 「文化財の保存について」
三輪 嘉六氏 (九州国立博物館長)
14時45分 講演2(45分) 「伊万里湾の海底を覗いてみよう
3D映像で見る海底の様子」
根元 謙次氏 (東海大学海洋学部海洋資源学科教授)
15時30分~50分 休憩
15時50分 講演3(45分) 「鷹島海底出土遺物の分析について」
鳥越 俊行氏 (九州国立博物館 博物館科学課)
16時35分 閉会挨拶
※参加申し込み:当日会場にて受付/入場無料
世界最古の沈没船復元
約3300年目にトルコ沖で沈没した船は1982年から調査が始まり、現在でも保存処理や研究が行われています。この遺跡はエジプトなどから財宝が詰まれており、また当時の貿易を解明することにもつながりました。ウルブルン沈没船は20世紀最大の発見の一つとして扱われています。
今回、この沈没船のレプリカが作られ、航海実験などが行われました。
ウルブルン沈没船の遺物はボドルム海洋博物館に展示されており、トルコでは人気No.1の博物館だそうです。
Bonhomme Richard
John Paul Jones という人をご存知でしょうか?彼はアメリカ海軍の父として知られています。彼の乗っていた船 Bonhomme Richard を探すためのサーヴェイが計画されています。
1779年のアメリカ独立戦争中にイギリスの北ヨークシャー州の沖に沈んでいると考えられています。アメリカ海軍の水中考古学チームのRobert Neyland博士を団長に3週間サーヴェイが行われます。当時の記録、コンピューターモデルに風力、潮の流れをいれ、それらの情報を元に位置を特定します。
トルコの港跡
イスタンブールでトンネル工事中に発見された港跡の発掘がまた話題にあがっているようです。約1000年前に嵐によって沈んだ船が幾つも発見されています。
12世紀の船 また韓国で発掘
全羅北道の群山で埋め立て工事中に7mの水深から高麗時代の器がたくさん出てきたそうです。発見のきっかけは遺物を誰かが盗掘したのが発見されたからだそうです。他にも貴重な遺物が確認されており、このあたりの海域には無数の沈没船があることが予想され、埋立地などを作る前にしっかりと水中まで事前調査を行う必要があることが指摘されています。木浦の国家海洋博物館が発掘を担当しています。
新安沈没船発見からほぼ30年前に始まった韓国の水中考古学ですが、欧米などと比べてもかなりレベルの高い研究が幾つも行われています。国立海洋博物館の研究施設など日本も韓国の進んだ水中考古学を見習うべきでしょう。