お知らせ
水中考古学関連のニュースや関連記事を掲載します。
自治体がローカルダイバーを使ってサーヴェイ
フロリダの Broward County で自治体が主体となって地域の海域をローカルダイバーを使って徹底的にサーヴェイするそうです。この地域には分かっているだけでも沈没船や海底遺跡など30件あるそうです。自治体の歴史保存課が$150,000ほど調査費を得たそうです。これらの遺跡を発見した時点でフロリダ州の保護になることが法律で決められており、遺物を引き上げることは禁止されています。この自治体の例のように、他のエリアでも同じような取り組みが行われる事を規定しています。

ブロンソンにタイタニック・ミュージアム
ミズーリ州の観光名所にブロンソンという町があります。カントリーミュージックやアトラクションなどが集まっています。3月にタイタニック号の一部レプリカなどをもちいたテーマパークができたそうです。
いまだにタイタニックの人気が衰えていないのはなぜなのでしょうか?バラード博士が発見をしたのが20年前、現在行っているサラミスの海戦の跡地などのほうが興味があるのですが… どうでも良いニュースではありますが、実は、このブロンソンは昔私が住んでいた隣町なので、こんど立ち寄って見る予定です。
水中考古学を紹介する新しいサイト
テキサスA&Mで私の後輩にあたるギリシャからの留学生、Alexisさんが水中考古学を紹介する新しいサイトを立ち上げました。彼は私のサイトをお手本にしながら自分でもサイトを作ってみようと思ったそうです。ギリシャの水中考古学を中心に紹介しています。
インドネシアの沈没船の数
またまたインドネシアから無許可で沈没船の引き上げをしたというニュースです。このサイトに良く来る人は似たようなニュースを何回か見かけていることでしょう。というわけで、ニュースの内容は大体省きますが、ひとつだけコメントがあります。
インドネシア政府は領海内に463件の沈没船・海底遺跡があることを認めています。これらは地域別に次のようになります。しかし、インドネシア近海にはこれ以上の沈没船があることは誰の目から見ても明らかでしょうが、考古学調査を始めるには悪くないリストのように思えます。
1. Bangka Strait 7 2. Belitung 9 3. Gaspar Strait, South Sumatra 5 4. South Karimata 3 5. Riau Sea 17 6. Malaka Strait 37 7. Thousand Islands, North Jakarta 18 8. Central Java waters 9 9. Karimun Jawa Island, Central Java 14 10. Madura Strait 5 11. East and West Nusa Tenggara 8 12. Pelabuhan Ratu waters, West Java 134 13. Makassar Strait 8 14. Cilacap waters, Central Java 51 15. Arafuru waters, Maluku 57 16. Ambon and Buru waters 13 17. Halmahera and Tidore waters 16 18. Morotai waters 7 19. Tomini Bay, North Sulawesi 3 20. Papua waters 31 21. Enggano island, Sumatra 11
さて、インドネシア政府はトレジャーハンターなどが引き上げた遺物の何%もしくは遺物の販売で得た利益の一部かを政府に無条件で渡すことで引き上げの許可をだしています。政府としてはこれだけの数の沈没船があるため、今後、海外から積極的にサルベージ会社を呼び込もうという動きがあるそうです。
デルガド教授がINAに来る!
日本でもご存知の人が多い、James Delgado博士がテキサスA&M大学のInstitute of Nautical Archaeology (INA)のディレクターに就任することが決まりました!前々から知っていましたが、一応、正式な発表があるまでお伝えしていませんでした。 デルガド教授はカナダのバンクーバー海洋博物館の官庁を勤めていました。また、Sea Hunterという番組も作家のクライヴ・カッスラーなどとホスト役を務めていました。以前、この番組の作成のため日本の鷹島海底遺跡にも足を運んでいるので個人的にご存知の方も多いことでしょう。
ディレクターとしての主な仕事はスポンサーを募ることや事務的なこと、そしてプロジェクトなどを積極的にINAに持ち込むことです。先日、彼から届いたメールによると、INAの主な目的はもっと幅の広いリサーチを行うことだそうです。特に、日本への関心も高く、私のプロジェクトやアジア水中考古学研究所(ARIUA)の活動もどんどん支援して行きたいと語っていました。
これをきっかけに日本やアジアでも積極的な水中考古学が行われる事を期待しています。デルガド博士にはこのサイトも穂人的に応援していただいています。 http://www.nauticalarchaeologyjp.com/ja/article/future/20050502107.html