お知らせ
水中考古学関連のニュースや関連記事を掲載します。
「南海一号」日本語のニュースも見つけました
http://www.sankei.co.jp/news/060103/bun042.htm
読売、産経新聞などにも載っています。
さて、新聞などにはない裏話をちょっと一つ。ジョージ・バス先生が2年ほど前中国を訪れた際にこの沈没船の発掘計画についてどのようなものがいいのかいろいろ相談があったそうです。丸ごと引き上げる作業か普通に水中での発掘か。結局丸ごと引き上げることになったようです。
Nanhai―1号
何回か紹介しているNanhai―1号についてです。このアメリカのニュースによれば引き上げのための専用の船を作っているとか?
ご存知のないかたはこのページの検索でさがしてみればいろいろ出てきますが、もう一度簡単にNanhai-1号について。800年ほど前に沈没した船だと考えられており、この沈没船をそのままグイッと周りのシルトごと発掘する予定だそうです。その後、それをそのまま現在建設中の博物館へ丸ごといれてそこで発掘を行うという中国ならではの豪快な発掘・引き上げを行うそうです。
私、個人の意見としてはこれだけお金を掛けるということはそれだけ中国が水中考古学の価値を認めたということで、日本とは比べ物にならないほど意識が斬新的であるといえます。日本政府もこの5%ぐらいでも水中考古学にお金を使えば良いのですが… しかし、これだけのプロジェクトを組まずにサーヴェイなどを行ったほうが将来的には良いと思うのですが、どうなるか分かりません。今後見守って行きましょう。
こちらのNewsもご覧下さい。 http://www.timesonline.co.uk/article/0,,25689-1969222,00.html
1814年 ホワイトハウスの財宝?
なぜかあまり知られていないのですが、1812年から数年間アメリカとイギリスは戦争をしていました。1814年に、イギリス軍がアメリカの首都を攻撃し、そこから様々な財宝や物資を盗んだそうです。それらを積んだ船が実はNova Scotiaで沈没してしまいました。Nova Scotia政府はトレジャーハンターにその沈船の引き上げの許可を与えたそうですが、スミソニアン博物館など様々な団体がこれに反対。今後裁判など、どんどん大きな問題に発達して行きそうです。
九州国立博物館 「よみがえる沈没船-その保存と修復」
12月22日に九州国立博物館で1時間ほど鷹島海底遺跡から引き上げられた船財の研究の発表をおこないました。主に沈没船の復元についての内容でした。その後、博物館のメンバーの方々と対談をおこないました。雪が降る中きていただいた大勢の皆様には感謝しています。(とくに関西からわざわざこのために来ていただいた方もいました)なかなか評判はよかったようです。少しでも多くの人に水中考古学の魅力を理解していただける良い機会だったと思います。翌日の23日にはミュージアムトークを行いました。こちらは展示室で15分ほど遺物などについて話をするというものでした。評判は良かったそうです。九州国立博物館でこのような企画をしていただいてこの場をかりてお礼を言いたいと思います。
九州国立博物館について簡単な感想ですが、たとえ文化財に興味がなくても行く価値はあります(行くべきでしょう)。日本人として、そして世界の中の一個人としてその国の歴史、世界の中で日本はどのような文化を持ち、そして多文化から影響を受け、また与えたか?そのようなことを考えさせられる展示でした。鷹島の遺物、新安沈没船の遺物など水中考古学テーマがあります。また、交流がメインテーマなので、やはり今後水中考古学は九国博から切っても切り離せない重要な一分野だと思います。
1月1日から新しい特別展が開催されます。お正月は国立博物館へ行こう!
2006 Field Activities
以前に水中考古学の仕事を掲載しているサイトとして紹介しましたが、同じく2006年に予定されている大学や各種団体のフィールド調査の情報も更新されています。USAの他、UK、Australia、ウクライナ、アイルランドからの情報が掲載されています。外部からの参加を許可しているところもあり、興味のある方はコンタクトを取ってみてはいかがでしょうか?