インダス文明とメソポタミア文明の貿易

ペルシャ湾に浮かぶバーレーンで発掘中の紀元前2200年の墓からインダス文字で刻まれたバーレーン製のはんこが発見されました。

今から4000年前、インダス文明とメソポタミア文明は海を通してつながっていました。 メソポタミアの文献には海を越えた場所の名前としてDilmun(今のバーレーン)・Magan(今のオマーン)・そしてMeluhha(インダス)があります。 今回発見されたDilmun-Seal(バーレーン特有の貿易などに使うはんこ)にはインダス文明の文字が刻まれていました。これは、インダス、メソポタミアがバーレーンを中継点として海上貿易で密接な関係で結ばれていたことをしめしています。オマーンのRas al Jins遺跡(昔、私が発掘に参加しました)やメソポタミアでもインダス文字などが発見されていますが、これから貿易のメカニズムがもっと解明されることでしょう。

当時の沈没船が発見されればもっと良いでしょう。現在、最古の沈没船は3200年ほどまえですから、発見される可能性はありますし、陸上では(日本の丸木舟など)もっと古い船も残っています。イランも最近は水中考古学に力を注いでいますし、インドの水中考古もここ10年でかなり実績をあげてきています。これからインド洋の貿易の研究も活発になることでしょう。 

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