ミニシンポジウム 「船からみた日中交流史」

2005年度から5年間、「東アジアの海域交流と日本伝統文化の形成~寧波(ニンポウ)を焦点とする学際的創生」という文部科学省の大きな研究プロジェクトが始まりました。東海大学海洋学部船舶海洋工学科の研究者を中心にしたグループは、「日中交流史における海事・造船技術に関する工学的検討」をテーマに研究しています。このたび、我々の最近の成果に加え、日中交流史に関連した様々な観点からの講師をお招きして、ミニシンポジウムを開催することとなりました。講演者の先生方には、船舶海洋工学、水中考古学、日本造船史の分野から、日本と中国の古船の構造や当時の海事技術が文化交流に与えた影響などの観点から講演して頂きます。

 一般の方にも多く参加して頂き、質疑など活発な意見交換ができればと思っています。

日時: 2006年7月29日(土)14:00-17:00
会場: 静岡市東部勤労者福祉センター 清水テルサ(JR清水駅徒歩1分)
内容: 日中韓の古船の歴史考証、海底に沈没した遺跡や船を復元する水中考古学の世界動向、現代の造船エンジニアから見た古船の抵抗性能など

14:00~14:20 
開会
文科省特定領域研究「東アジア海域交流」造船班の説明
 (研究代表者:寺尾 裕 東海大学教授)

14:20~14:50 
「琉球進貢船の特徴と抵抗性能」  (八木 光 東海大学教授)

14:50~15:20 
「入唐求法巡礼行記から遣唐使船を推理する」
(遠澤 葆 海事史研究会)
15:20~15:40 休憩

15:40~16:10
「アジアの沈没船を復元する:水中考古学の成果」
 (ランディ佐々木 テキサスA&M大学院生)

16:10~16:40 
「大陸・半島・列島の船」   (安達 裕之 東京大学大学院教授)

16:40~16:50 
質疑応答

17:00       
閉会

 
その他: 申し込み不要、入場無料
問合わせ:電話0543-34-0411
東海大学海洋学部
船舶海洋工学科

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