沿岸部での遺跡

神戸の沿岸部で銅鐸が発見されたようです。ここは海抜1.5mの地点で、海抜の低い地点での銅鐸の発見はめずらしいとのこと。故意に穴を掘って埋められ手いた模様。国立歴史民俗博物館の春成秀爾教授によると、大型の銅鐸は丘、小型は沿岸に埋めた可能性もあるとのこと。これを立証するには埋立地などを作る際に水中の遺跡もきちんと探す必要があるでしょう。また、いままでにどれだけの水中遺跡がはかいされてきたのでしょうか?

神戸新聞

沿岸部で初の銅鐸発見 神戸・北青木遺跡 新たな埋納形式

神戸市教委は二日、同市東灘区北青木一の北青木遺跡から、弥生時代中期に属する銅鐸(どうたく)を発見したと発表した。発見地点は、海抜約一・五メートルの沿岸部で、本体とつり手にあたる部分の破片は、深さの異なる別の穴から出土した。市教委は「銅鐸が海岸近くで発見されるのは全国でも珍しく、新たな埋納(まいのう)の形式。銅鐸祭祀(さいし)を考える上で貴重な発見」と評価している。

 出土したのはつり手の形から扁平鈕(へんぺいちゅう)式と呼ばれる銅鐸で、弥生時代中期の制作とされ、瀬戸内地方東部を中心に分布する「亀山型」。文様や鋳造技術は簡素で、高さ一九・二センチ、重さ四百六十グラム。亀山型の出土は全国で二十四例目。

 銅鐸本体は、地下約八十センチにあるだ円形の穴に横にして埋納されていた。周囲を土ごと切り取り調べたところ、さらに約二十センチ深い地点の穴から、銅鐸上部のつり手部分にあたる鈕(ちゅう)の破片(縦一・五センチ、横二・二センチ)が見つかった。

 土層観察の結果、二つの穴を掘った時期に時間差があり、先に破片が埋められ、その後別の穴に本体が埋められたことが確認された。同市東灘、灘区は全国有数の銅鐸出土地域だが、沿岸部での出土は初めて。市教委は「祭祀で埋めてあった銅鐸を掘り出した際、鈕の破片が欠落し、本体は新しい穴に埋めたとも想像できる。銅鐸祭祀を考える出発点となるのではないか」としている。

 北青木遺跡は阪神電鉄青木駅の東約六百メートル。これまで弥生時代の集落などが見つかっている。

 銅鐸は三日から十二月十日まで、同市埋蔵文化財センター(同市西区糀台六)で展示する。無料。同センターTEL078・992・0656

(永田憲亮)

■従来と立地異なる

 国立歴史民俗博物館の春成秀爾教授(考古学)の話 低地からの銅鐸発見は従来とは立地がまったく違う。山丘には大型、平地には小型を埋めた可能性や、湾岸で銅鐸を奉納し、神に安寧を願ったという見方ができるのではないか。

引用元:http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000156705.shtml

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