国内最古の櫂 佐賀で発掘

佐賀県の東名遺跡で櫂が見つかったそうです。約7000年前のものだそうで日本最古のもの。有明海につながる川のそばであったことなどから川舟をすでに利用していたそうです。
長さ1.16m、先端が平たく最大幅は4.5cm。

丸木舟なども一緒に発掘されれば面白いでしょうね。また、実際に舟で運んだものの特定が出来ればより当時の暮らしが分かってくるでしょう。河川は交通に適しているため昔から人々が利用して来ました。(文明の発生地は川が重要な役目を果たしています)日本ももちろん例外ではないでしょう。

縄文早期の遺跡、東名遺跡(佐賀市金立町)で9月に出土した1メートル余りの木製の棒が、舟をこぐ櫂(かい)である可能性が高いことが分かった。木製品に詳しい首都大東京の山田昌久・准教授(考古学)が指摘した。櫂であれば約7000年前のもので、国内最古となる。
 長さ1メートル16センチで先端の35センチが平たく、最大幅4・5センチ。山田准教授によると、土掘り棒とは形状が異なる▽大量の貝などを運ぶために舟を使ったと考えられる――などから櫂と判断。これまで縄文早期の櫂は見つかっていないという。
 同遺跡は集落のそばに有明海にそそぐ川があったと見られ、山田准教授は「すでに木を加工していた時代。定住化に伴う資源の運搬などに舟を活用していたことを示す物証が見つかった」と話している。【姜弘修】

引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061118-00000177-mailo-l41

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