アボリジニのロックアート(岩絵)と考古学

オーストラリアの先住民であるアボリニジの人たちが芸術に長け、ロックアートと呼ばれる岩絵を残していることをご存じの方がいるのではないのでしょうか。岩絵には1万年以上前の記録から近代までの時代幅は大変広いのですが、岩絵は彼らが日常体験した経験などを伝える大切な記録でもあります。岩絵のなかには船が描かれたものも多く、船のほとんどが異文化との接触の記録を伝えるものとして残されています。岩絵の船のなかで、船名が特定されているものもあり、さらには考古学的調査が実際の沈没船で行われた事例もあります。西オーストラリアで調査された19世紀の蒸気船ゼンソー(Xantho)はロックアートにも、その姿が描かれています。ナショナルジオグラフィックの記事にある、グリフィス大学の調査には海事考古学者も関わっています。

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コメント (2)

記事とは関係ないのですが
保存処理について、質問があります。
海中に没しているものには海草、および貝類が付着しているものもあると思います。その除去はどのように行っているのですが。素人目からすれば、フジつぼなどは食い込んでいるように思います。やはり物理的処理(砕く等)になるのでしょうか。海草などの付着性たんぱく質(なんというのかわかりませんが)だけを除去するような薬剤がありますか?

物理的処理が効果的な場合が多いですが、元になる遺物に傷をつけないように除去します。貝類などが付着しているとそこから腐食したりする可能性が高いのでほとんどの場合は取り除きます。

また、遺物がやわらかかったり崩れる可能性がある場合には薬品を使って除去しますが、遺物に影響を与えない薬品を使うことが必要です。炭酸カルシウムとか塩酸などを使ったりします。

簡単にいえばケース・バイ・ケースになるので...
除去したい付着物だけを溶かして遺物に影響がない薬品を選びます。 

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