インド洋と中国

アラブ・インドと中国は陸のシルクロードだけでなく海でもつながっていました。東南アジアで発見された9世紀のBelitung沈没船は中国・唐からの陶磁器などが主なつみにでしたが、アラブもしくはインドから来た船だと考えられています。この船は鉄釘などを使わず板材を縄でつなぎ合わせている縫合船でした。この方式はインド洋で一般的に見られるもので、ダウ船のような船に発達していったと考えられています。

何年か前からこの船の復元模型がオマーンで作られ、オマーンから出港し、2010年7月3日にシンガポールに到着したそうです。また、この沈没船から引き上げられた遺物は2010年末からシンガポール、アジア、ヨーロッパ、アメリカなど各地の博物館の特別展などで展示されるそうです。この沈没船はインド洋と中国をつなぐ海から発見された確かな物的証拠であり、貴重な遺跡と考えられます。日本でも展示されるかまだ調べていませんが、海外在住のかた、または、旅行先で見かけたら是非遺物を実際に目で見てみましょう。

引用元:http://www.artdaily.org/index.asp?int_sec=2&int_new=39508

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