スウェーデンのアトランティス発見…ではありません。

ある意味面白いニュースです。ニュースメディア(タブロイド)と考古学者のモノの考え方の違いが顕著に出ています…メディアは珍しいもの、面白いもの、売るためにインパクトのあるものを伝えようとしています。しかし、考古学者はそんなことは関係なく事実を伝えることに終始しています。

 

英語ですが、ニュースを二つ読んでもらいたいと思います。まずこちら。

このニュースの見出しは「石器時代のアトランティス発見!」と書かれてます。しかし、考古学者のインタビューではそれを完全否定(というか、そんなことどうでもよい)、「一時的なキャンプサイトであった」としています。石器や木器などが発見されています。埋葬の跡などがないか今後3年間でスウェーデン国家文化遺産局による学術調査が行われるそうです。

ニュースの記事はなぜかほとんどアトランティス伝説について書かれています...そういえば、2013年の5月にしんかい6500が、大西洋で堆積層を発見した際に、「アトランティス発見」というメディア側の売込みがありましたね...

 

そして、この次のニュースはこちら

 

こちらでは、もう少し詳しく発見について書かれています。1万1千年ほど前にこの地域にラグーンが形成されて遺跡が水没したようです。(もちろんもともと陸にあった遺跡)この時期の遺跡から有機物が発見されることはあまりなく、水中にある遺跡だからこそ木材など多く残っており、良い研究資料であるそうです。すでにこの地方では絶滅した動物の骨なども残っています。木材だけでなくロープなどの有機物も残っているようです。

調査したニルソン氏がインタビューに答えています…

Nilsson admitted that “lousy Swedish tabloids” had blown the story out of the water by labelling the find “Sweden’s Atlantis”

質の悪いタブロイド誌により話が大きくなりすぎた...そうです。しかし、貴重な発見であることは間違いないようです。

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