どうでもよい話ですが、注意が必要です。

以前、ちょっと紹介しましが、キャプテンキッドの船をマダガスカル沖で発見したと発表した方のお話ですが…ちょっと補足ですが、このキャプテンキッドがどこかの島に財宝を隠したという伝説があり、それが有名な小説『宝島』のもとになった話です。まあ、それが漫画『ワンピース』のテーマにもなっていますね…

さて、この事実を確かめるべくUNESCOが調査に入ったとお伝えしましたが、キャプテンキッドの船ではないとの結論がでました。しかも、船体ではなく、実は港の遺構だったとか…そして、銀製の遺物として引き揚げたものも、実は鉛の塊。もう、トレジャーハンターとか売名行為の時代は終わったような気がしますね。すべて捏造だったのかと…

実は、この人、ちょっと前にハイチでコロンブスの船を発見したと言い出した人なのですが、それも専門家によって否定。次はどこへいくのでしょうか?

そこで、私が気にしているのが日本です。というのも、なぜか日本では世界のトレジャーハンター達の情報がほとんど出回ることがありません。あっても、発見のニュースだけで、その後の「嘘」についての報道はあまり出てきません。これハンター達のプレスリリースの方法が徹底しているからなのですが…日本のメディアは、わざわざ海外のニュースを拾ってきて翻訳することはあまりせず、向うから送ってくるニュースは流すからだと思われます。(詳しい仕組みはわかりませんが…)

例えば、数年前にアメリカのサルベージ会社によって発見されたスペイン船の時もそうでした。発見当時は時価数億円がどうだのと大きく報道されていました。その後、スペイン政府が訴訟を起こし、会社に対しすべての遺物の返還を要求しました(文化遺産保護のため)。スペインの要求は受け入れられ、会社にとっては大きな損失となりました。しかし、このニュース発表があった後に日本で報道されたとある娯楽番組では「発見された財宝番付」で上位にランクインしていました。

さて、本題に戻りましょう。どうでもいい話をなぜここでまた書くのか…実は、世界で行き場をなくしたトレジャーハンター達は日本へ来ることが多いようです。それは、自分たちの良い情報だけを活用し利益を上げることができるからです。わざわざ英語でサーチを行って昔のニュース記事を見つける人も少ないでしょう。沈没船の調査の話や投資話など疑わしい話があったら注意が必要です。また、沈没船から引き揚げた遺物を売ったりするのもUNESCOが反対している行為です。

沈没船・水中遺跡に関して儲かる話があったら、確実に怪しいと思ってよいでしょう。非学術的な水中遺跡の発掘が合法な国が世界にはまだ数か国残っています。もちろん、合法であっても(水中遺跡の保護の法律がなくても)遺跡を破壊する行為には変わりがありませんから。

そんなことよりも、本当の学術的な水中考古学の世界を!

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