TIMEが選ぶ偉大な科学者

アメリカ・タイムマガジン社がえらぶ偉大な学者( history’s greatest scientists)の中に、水中(海事)考古学の先駆者であるジョージ・バス教授が選ばれたようです。歴史的に著名な科学者の中の一人に選ばれたようで、ホーキング博士、心理学のフロイト博士、ガリレオさんなど偉人が並んでいます。水中という環境に人類の痕跡を求めて自ら調査に向かった姿勢、そして、そこから人類の交易の歴史の新たな形態を見出した点、その後の世界的な分野のひろがりなどが評価されています。

1960年代からトルコを中心に研究をはじめ、3300年前の沈没船、ウルブルン沈没船などを発掘しています。アメリカのテキサスA&M大学で1976年に世界で初めて水中考古学を専門で学べる大学院のプログラムを設立しました。その後、世界各地でこの分野を学べる大学が増えています。日本では、なぜか馴染みの薄い学問分野ですが、世界各地では陸も水中も分け隔てなく水中遺跡がきちんと管理されています。周知の遺跡もそれぞれの国で数千~数万件発見され、開発とのバランスを保ちながら遺跡の保護や研究が進んでいます。

タイムマガジンは、ニュースウィークなどと肩を並べるニュース雑誌の最大手ですね。日本の書店にも並んでいるのでしょうが、ネットでは元記事が読めないようです(残念)。ともあれ、バス先生は、アメリカ国家科学栄誉賞もいただいている方です。アメリカではノーベル賞に最も近い賞であると言われています。水中考古学が広く国民に理解されていることがよくわかりますね。

私がちょうど学生として入った時にリタイアしましたので、先生の最後の最後の学生です。生徒を自宅に呼んでオペラ鑑賞会をしていました。よく遊びに行きましたが、レッド・チェッペリンが嫌いだったようです…。和歌山の串本に一度遊びに来ていたので、那智滝に連れていったら感動していたことを覚えています。だいぶお年なので、今度アメリカに行く際には、時間を作って会いに行く予定です。

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