ドンスコイ 号について

日露戦争、日本海海戦で沈んだドンスコイ 号の「再」発見と詐欺についてです。

この会社が話した内容は、最初に発見した(嘘)、大量の金がある(嘘)、 引き上げて地元の発展に貢献できる(嘘)、仮想通貨でもうかる(嘘)、  株価の操作などなど。ひどい話ですね。

この会社が言わなかったこと。

1)沈没船は文化的・歴史的価値があり、世界では保護が行われるのが常識となっている。

2)鉄の船は、海底では劣化が進むので、むやみに近づいてはだめ。

3)引き上げた後、保存処理や管理などを考えると、毎年少なく見積もっても百億円は必要となり、公開も20〜30年以上は先となるので、数千億円の事業となる。これとは別に、博物館の建設が必要となり、もちろん、船体を丸ごと温度湿度を一定にした空間で保つ施設が必要。引き上げ費用も別予算です。

4)ちなみに、大量の金がもしマーケットに出回った、もしくは、保有していることがわかったら、どうなるでしょう?金の価値は暴落するでしょうね。15兆円の金塊を積めるほど大きな船ではありません。積めるとしたら、数百トンほどなので、1兆円にはとどきません。もちろん、暴落したら、それ以下ですね。保存処理費用にもなりません。

 

というわけで…。

世界トップクラスの水中・海事考古学の研究施設を持つ韓国ですが、このような事件が起こってしまったのは悲しいです。文化遺産をネタに稚拙な手口で人からお金を取るのは、やはり許せないです。

日本でも、似たような手口でお金を集めた事件も数回あったので、注意が必要です。ドンスコイ 号についてですが、今後、なんらかの形で文化遺産として、戦争メモリアルとして保護しながら、学術調査を実施してほしいと思っています。

ちなみに、よく話がまとめられたニュース動画があるので、ご覧ください。

ニュースは、こちら

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