大阪万博について

大阪万博、決まったようですね。残念なことに、万博に使われる土地は埋め立て地のようです。果たして、どれだけの水中遺跡・沈没船が破壊もしくは埋められてしまうのでしょうか?

海の中にも遺跡が存在することは、すでに19世紀以降の研究により明確であり、すでに世界では数十万件の水中遺跡が発見されています。世界では、海の上で開発(埋め立て・ケーブルなどの施設)に先立って調査が行われています。埋立地を作る際に、考古学調査を行わない国は、日本、北朝鮮、アフガニスタンなど以外にはほとんどありません。パレスチナ、ハンガリー、ヨルダン、リビア、ペルー、ナミビアなどでも水中遺跡の調査はどんどん行われています。

どれだけ水中遺跡が存在しているかを示す例として、次の論文がよく示しています。pdfをご覧ください こちらの22ページ。また、サンフランシスコの埋立地の下に眠る沈没船のマップはこちら

万博となる土地の下には、少なくとも10件以上の水中遺跡があるかなと、勝手に考えています。陸の上だと調査せずに開発を行ったとなると大問題です。

 

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