和船の復元
木造船を作るという伝承技術は衰えていくばかりです。やはり仕方がないのでしょう。なんとか伝統技術を残していって欲しいものです。観光収入など手はありそうですが...きちんと技術や道具を映像や他の記録方法でしっかりと残していくことが大切だと思います。
木造船を作るという伝承技術は衰えていくばかりです。やはり仕方がないのでしょう。なんとか伝統技術を残していって欲しいものです。観光収入など手はありそうですが...きちんと技術や道具を映像や他の記録方法でしっかりと残していくことが大切だと思います。
12月のインドの津波の後で発見された神殿のニュースのアップデートです。考古学調査が継続して行われているようです。過去の津波の後なども発見されており、また土に埋もれていたため、保存状況も良く考古学者はしばらく忙しそうです。
もちろんこのような遺跡は珍しいですが、日本の周りにも規模が小さくても貴重な遺跡がたくさん埋もれているはずです。
ノルウェーでは貴重な水中文化遺産に看板を立てて沈没船を荒らすダイバーに警告するシステムを設立しました。最初は30個の沈没船が対象となりました。これにより違法な沈没船のサルベージが減少することを願います。また、他の国も同じように水中文化遺産保護に積極的に取り組むべきでしょう。
以前にもお伝えしたニュースのアップデートです。約1000年前の中国の船がインドネシアで発見され、またトレジャーハンターによって遺物が引き上げられました。遺物はオークションにかけられ50%の収益がインドネシア政府に与えれらるそうです。
私の意見としては、この沈没船をしっかりと研究し、博物館を作ったほうが地域の活性化につながることは間違いのないことです。博物館を作るのに最初に投資しなければいけませんが、地域の観光、そして博物館での仕事など幅の広い収入元ができます。もっと大きな視野をもって水中文化遺産を考えなくてはなりません。
今月号のArchaeology Magazineは水中考古学が目立ってます! 日本でも手に入ると思うので探してみてください。図書館などにはどこにでもありそうです。
写真がないのが残念ですが、このような復元は大事だと思います。また、伝統技術を残していくのは将来の研究のためにも役立ちます。
第15回ICOMOS (International Council on Monuments and Sites)総会が中国で行われています。この会は文化遺産保護などを訴える国際的な学会です。この席で中国の水中考古学の現状について討論がありました。トレジャーハンターや海岸の開発により多くの遺跡が失われています。 貴重な水中文化遺産ではあるものの、一般にはあまり水中の文化遺産の存在がアピールされているとはいえず、この状況を改善する必要があるとのこと。国家が水中文化遺産保護の法律などをきちんと成立させることが重要であると強調しています。
今年は、KOSUWAのNPOに格上げ?されたことに関係して夏には水中調査は行われませんでした。しかし、10月末から11月にかけて長崎県鷹島で行われます。
10月31日(月曜日)~11月7日(日曜日)
参加や見学希望があればKOSUWAのホームページまで。
今年はどんな発見があるのでしょうか?
1679年に五大湖に最初に到達したヨーロッパの船、Griffin(フランス)が発見されました!とのニュースです。ただし、まだ完全に本当にGriffinかどうかわかっていません。また、どうやらサルベージ会社が発掘を担当することになるかもしれないとのこと。詳しいことはまだ良く分かっていませんし、決まっていないようです。しかし、この船はフランス国王の指示のもとにあったので、フランスの持ち物になっています。そのため、発掘や調査にはフランスの許可やフランスの研究者と合同で進めることが(国際法で)決まっています。この船は有名なフランスの冒険家、La Salleの船でした。五大湖の歴史で重要な船なので研究者が長年探し続けていました。このLa Salleですが、この時、Griffinのは乗っていませんでした。しかし、La Salleはその後、メキシコ湾にてLa Belleという名前の船に乗っていたときに沈没しました。このLa BelleはテキサスA&Mのチームによって発掘されました。何万点にも及ぶ遺物、船も残っており、現在保存処理が進められています。もしGriffinの発掘が進めば、保存処理はテキサスA&Mのモデルをもとに進めることが検討されているそうです。
現在、私はテキサスA&M保存処理ラボで働いているため、このGrifiinの姉妹船ともいえるLa Belleからの遺物の保存処理作業を行っています。非常に興味深い発見です。五大湖の歴史がもっと詳しくわかるとても重要な発見です。
現在発掘・調査が行われている海賊“黒ひげ”の船、Queen Anne‘s Revengeについてのアップデートです。度重なるハリケーンで一時調査が中止になっていましたが、また再開されました。ハリケーンの影響で海底の砂がかなり動いていたようでいままで見えていなかった部分が少しの発掘で見えるようになったとか。発掘がしやすくなったのと、全体図が見れること、また、見落としていた可能性のあるエリアからも遺物が出てきたなどなどメリットがありました。ただし、悪影響もあったとのこと。海底での波が強かったため、小さな遺物が多少壊れたり傷が付いていたそうです。
海底のダイナミクスなど、特に大きな台風やハリケーンが来たときの沈没船に与える影響などおもしろい研究かもしれません。まだまだ分かっていないことはたくさんあります。