お知らせ

オマーンの船アップデート

先日お伝えしたマガンの船(青銅器時代)の別のニュースです。

(担当の研究者の名前がVosnerになっていますが、本当はVosmerです。名前以外の情報は正確ですのでご心配なくお読みください。)

トレジャーハンティングミュージアム沈没!

ハリケーンがニューオリンズの町を襲ったため、堤防が崩れ町の80%以上が水没したと言われています。現在も救助活動が行われています。ニューオリンズには土曜日にオープンする予定だったトレジャーハンティングのミュージアムがありますが、避難勧告がでたため、オープンできませんでした。
経営者側は早く町が復旧し、オープンできるよう願っているそうです。

いろは丸への捜索?トレジャーハンティング?

日本国内のニュースになります。以前いろは丸の調査に関する記事を掲載しましたが、民放放送局の番組内でいろは丸への捜索が行われたのことです。これが水中文化財への破壊行為であるトレジャーハンティングではないかとの懸念が出ているようです。

コロンブス Nina復元 

過去に何度かコロンブスの船の復元は行われていますが、1992年から使われている復元船は特に有名です。船自体が海洋博物館になっており、大西洋を中心に世界各地を回っています。

アラビア半島で使われていた船が復元されました

約5000年前、アラビア半島で使われていた船が復元されました。今度、この船がオマーンからインドまで実験航海を行います。この船についてですが、ニュースを読んでください。

さて、報告されたニュースに幾つか解説を加えてみたいと思います。この船の復元は何年か前から行われており、実際に私もオマーンで発掘をしていたときに多少関わりました。アラビア半島の東南はメソポタミア文明が栄えていた頃、マガンという名前で知られていました(紀元前2500-2000) この地方はディルムン(今のバーレーン)、メルッハ(インダス文明)、そしてメソポタミアとの交易で文献などに名前が出てきます。
インダス文明の最盛期、マガンもともに海上貿易で栄えました。しかし、一体どのような船が使われたのか、どのような貿易のメカニズムだったのか分かりませんでした。
Ras al Jins遺跡(アラビア半島の最東部に突き出た場所)で4000年ほど前の船の構造を説く遺物が発見されました。実は2001-2002年にかけてRas al Jinsで発掘の手伝いをしていたときにちょうどこの船のモデルとなる船(もっと小さなスケールで)を復元しおり、そのことがきっかけで海洋考古学を始めようと考えた、多少思い入れのあるプロジェクトです。この遺跡からタールの破片が幾つも発見され、それらの破片には縄でアシなどを束ねた跡が残っていました。このタールの破片は当時の船の外側に防水のため塗られたものである可能性が強く、船の復元を目指した研究が行われました。この研究から、わらやアシなどを束ねて、それを外板のように組み立てる船が復元されました。このような船がインダス文明とメソポタミア文明をオマーンを中継地点として繋ぐ役割を果たしていました。今後、航海実験などからどのような規模で交易が行われていたのかなどいろいろな研究がなされるでしょう。

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Search! 検索システムができました

新しく検索システムが追加されました。ほしい情報、トッピクなどがより探しやすくなりました。ぜひ試してみてください!

中国の水中考古学に期待しています

最近の中国の水中考古学はかなり力がはいってます! 
すでに何年か前から発見されている宋の時代の船、Nanhai No.1(約800年前に沈没)ですが、発掘する計画がたてられました。なんと、周りの砂ごと引き上げてプールに移し、そこで発掘を行うようです。プールはガラス張りにし、発掘作業を一般に公開できるように、その周りに新しく博物館を建てるとのこと。150,000,000元(約18.5億円)このプロジェクトに投資されるそうです。
このほかにも中国の国家水中考古学チームは10件ほど沈没船を確認しているそうです。Nanhaiプロジェクトは中国の歴史、特に海事史研究におおきな成果を与えるだけでなく、これからの水中考古学の発展に大いに貢献することを期待しています。

高麗時代後期の韓国船発掘

韓国でまたまた船が発掘されています。 高麗時代の船で今まで見つかった船よりも規模も大きく、また状況も良いようです。WandoやTalidoの船と合わせて有効な資料となることでしょう。日本語のニュースですので読んで見てください。

トンガ王室の金塊引き上げ疑惑?

トンガ王が沈船から大量の金や財宝を引き上げていた可能性があるそうです。もちろん考古学的調査ではなく、また国民に秘密にしていたそうです。
王室はいまのところこの疑惑を否定していますが、実際には本当の話かわかりません。Port au Prince号という船だそうですが、Ha’apaiの近くの Faka’amumei海岸で1806年に沈没しました。沈没船の調査は過去に行われた事がありましたが、とくに大きな発見は無かったそうですが...  

二ール号(?)の発見

日本国内のニュースになりますが、明治期のフランス船籍の貨物船と思われる沈船が発見されたようです。