旧日本軍小型潜水艇が文化財として指定を受ける

先に報道されていたシドニーで発見された旧日本海軍の小型潜水艇が、ニューサウスウエールズ州政府によって法的に保護措置が取られました。周囲500メートルは立ち入り禁止であり、違反した場合は罰金刑か禁固刑が科せられるようです。

ギリシャの海洋考古学者がイランで協力調査

最近話題となっているイランのササン王朝時代の沈没船(日本ではちょうど弥生時代ごろに相当します)は水深70mよりも深く、一般のダイバーでは発掘が困難です。イランではまだ水中考古学がそれほど発達していないのでギリシャと合同調 …

100年前に発掘された沈没船 まだ謎が...

約100年前にギリシャでスポンジダイバーなどの協力のもと65BCに沈没したと考えられる沈没船を発掘しました。(この当時ですからほとんど遺物の回収のようなものでしたが...)このときに青銅のとある遺物が引き上げられましたが …

シドニー湾での旧日本小型海軍潜水艇発見のニュース

日本の全国紙でも記事になっていますが、オーストラリアのシドニー湾で旧日本海軍の特殊潜水艇がアマチュアダイバーによって発見されました。太平洋戦争中の1942年、オーストラリアを攻撃するために湾に侵入した3隻の潜水艇のうちの …

7. 金属の処理 (電解還元法・ER)

みなさまのご要望にお答えするべく水中遺跡から発掘された金属製品の保存処理方法を紹介します。特に日本では水中遺跡からの金属片の処理に関してはあまり論文などもないので専門家の方々でも参考になると思います。今回は電解還元法(E …

出雲の丸木舟

古代出雲歴史博物館で丸木舟が新しく展示されるそうです。 この丸木舟は県内で発見されたもので長さが5.5mあるとのこと。また焦がした跡もあり、火を使って加工したものの可能性もあります。 さて、火を使った丸木舟の加工は世界の …

南インドの水中遺跡 本格的に発掘始まる模様

南インドのMahabalipuramの水没遺跡(神殿など)については何度かここでも紹介しています。インドの考古学者が最近になりまた新たに水没遺跡を発見したようです。ここでは岩を積み上げた、もしくは長方形に切り取った跡など …

サルベージの合法化 アラブの船

2000年に紀元10世紀の沈没船がインドネシアで発見されました。遺物は主に中国産の陶磁器、そして宝石類(ラピスラズリなど)です。この船はアラビア半島で作られたと考えられており、船員もムスリム商人だったと想定できます。中国 …

韓国で新安船発掘30周年記念の国際シンポジウム

2006年11月17日から19日にかけて、韓国木浦にある国立海洋遺物展示館で国際シンポジウムが開催されます。テーマは14世紀のアジアの海上交易と新安海底遺物であり、日本を含め10ヶ国から招待された研究者が発表を行います。 …

2000年前の沈没船スペインで発見

スペインのヴァレンシア地方で紀元1世紀の船が5年目に発見されましたが、本格的な調査が始まったようです。約30mの長さがあり400トンほどの船だそうです。ローマへ向かう途中だったと考えられています。 1500個ほどのアンフ …

イタリアの青銅器時代の遺物がイギリスで発見

イギリスDevon沖で幾つかの遺物が発見されました。沈没船かと思われますが、遺物が散乱しており、船体の確認は取れなかったそうです。青銅の剣や槍、金の遺物などが発見され、その中にシチリア島特有のものもあったそうです。イタリ …

イランの深海考古学アップデート

以前にもお伝えしたササン朝ペルシア時代の沈没船の調査ですが飽和潜水による発掘が提案されているようですが、イランではプロのダイバーが少ないため考古学者などを含め、専門家を呼びトレーニングなどを行うそうです。 この遺跡はシラ …

イランで海洋文化遺産の保護進む

1880年代にイラン政府がドイツから軍艦を購入したそうですが、イランが最初に外国から購入した軍艦の遺跡が確認され、政府によって厳重に保護されることが決まりました。沈没船の位置はその地方では知られていたそうですが、遺物が売 …

韓国の水中文化遺産調査船 シーミューズ

韓国の海洋考古学はアジアの中では今のところ最先端を誇っています。そしてさらに新しい動きがあります。木浦の国家海洋博物館がアジアで初の水中文化遺産調査船、Seamuse 「シーミューズ」が就航します。詳しくは本文の引用をご …

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