鄭和の船
今年は鄭和の航海から600年を記念する年です。 中国の明代を代表する大航海をなしとげた大事業です。 前にもいろいろとお知らせに載せてきましたが、これからも面白い記事が見つかり次第アップデートしていきます。
人間の新しい環境に乗り出していく好奇心と挑戦心が物質的にあらわれたもの、それが“ふね”です。考古学は水中であれ地上であれ基本とすることは全く同じです。過去を愛する人、遺物を将来のために守っていく心を持った人の集まりが水中考古学を発展させていくことでしょう。トレジャー・ハンティングや水中考古学まがいのものが日本では認知されてきていますが、考古学の目的は遺跡・遺物の保護です。過去を大切にすること、それが第一原則です。今こそ日本人の海への関心を高めるべきです。地上の重力に魂を束縛された人間の心を解放し、水中遺跡の関心を高めていく。それが私の使命だと考えています。
2005年4月2日 Randall Sasaki
今年は鄭和の航海から600年を記念する年です。 中国の明代を代表する大航海をなしとげた大事業です。 前にもいろいろとお知らせに載せてきましたが、これからも面白い記事が見つかり次第アップデートしていきます。
イギリスの鉄器時代の船(300BC)が砂糖(スクロース)を使った保存処理を終え、最終的な保存処理完了がまじかになってきました。
この船は1964年に発見されましたが、30年も水付け保存しているだけでした。 しかし、10年ほど前、スクロースを使って保存をする計画が出ました。
アメリカやイギリスでは時々使われていましたが、イギリスではスクロースを使った保存処理は始めて。
さて、船の話ですが、DorsetのPoole港で発見され、14トンほどの丸木舟だそうです。
長崎県小値賀島海底調査は8月18日~8月25日まで行われます。 小値賀島教育委員会とKOSUWA(九州・沖縄水中考古学協会)が調査を行います。 今年も良い成果を期待しております。
今までの調査内容はKOSUWAのホームページでご覧いただけます。
現在、私(Randy)は長崎県鷹島町で元寇の沈船を研究していますが、8月中旬に作業を終了する予定です。そこで、今までの研究の成果発表を予定しています。お近くにお住まいの方は是非鷹島まで見学に来てみてはいかがですか?
元寇沈船の研究
場所:鷹島町開発センター(教育委員会ビル)
日時:8月9日 午後8時
アメリカのDiscovery Channelでタイタニックのスペシャル番組を放映するそうです。今年の夏にジェームズ・キャメロン監督率いるチームがタイタニックの調査を行っています。
INAQはテキサスA&M大学のINAのニュースレターです。一般向けの雑誌に近いものがありますが、INAのスポンサーなどに配るために出版されています。記事ひとつひとつが短く、また読者層を考えて書かれているため、読みやすい記事が多いです。また、INAの動向を知るにも最適です。INAのプロジェクトを紹介することが多いですが、時々INAとはあまり関係のないプロジェクトも載せてあります。バックナンバーがPDFでダウンロードできるので目を通してみては?
A&C Societyでは西洋中心ですが、海事史の文献がそろっています。とくにCollectionの中のMagazineセクションが充実しています。
とくに水中考古学者に人気があるジャーナルはMariner’s MirrorやAmerican Neptuneがあります。とくにMariner’s Mirrorは中国の船なども扱っていますので、アジアの水中考古学者も知っておくべきではないでしょうか?
ほかにもいろいろな資料があるのでこのサイトをもとにどんどん良いジャーナル、文献などを探す手がかりとなるのでは?
IJNA (The International Jounal of Nautical Archaeology) は、イギリスのNAS(Nautical Archaeology Society) から出版されているジャーナルです。
西欧の水中考古学者なら誰もが知っているジャーナルで、これに出版されれば、水中考古学者として認められたということでしょう。テクニカル的な論文が非常に多く、また発掘方法、サーヴェイ技術など難しいこともと取り扱っています。ブックレビューなどもあります。
新安沈船、泉州沈船、インドの遺跡など海洋・海事考古学ならなんでも幅広く扱っています。
イギリスのNautical Archaeology Society (NAS)がWreckMap Britain 2005 projectというものをはじめました!このプロジェクトはイギリスの出来るだけすべてのダイバーに協力を要請して、沈船の位置確認と簡単なマップの作成を呼びかけています。
NASは文献資料などから40,000件の沈没記録を確認していますが、他の沈船を含めてイギリスの周りには1000,000ほどあるといわれています。現在確認されているのは6,000件ほどです。NASは1000,000人のダイバーに沈船の調査を依頼しました。これだけ大掛かりな水中考古学調査は世界初の試みです。
これだけ大きなプロジェクトを成功させるには、イギリスのダイバー、そして一般の人々の理解力が欠かせません。水中遺跡の保護も含めダイバーに遺跡の大切さを教えていく、そして民間も一緒になって水中遺跡を保護していく。なかなか興味を引かれるプロジェクトです!
アメリカ西海岸にはたくさんの海底に埋まった遺跡があります。サンディエゴとサンタバーバラの間だけでも100以上の水没遺跡が見つかっており、すでに幾つかはダイバーなどに荒らされているようです。アメリカインディアン*Native-Americanの人たちが協力してこれらの遺跡を守ろうと立ち上がりました。(今後の活躍に期待しましょう)