水中考古学の薦め

人間の新しい環境に乗り出していく好奇心と挑戦心が物質的にあらわれたもの、それが“ふね”です。考古学は水中であれ地上であれ基本とすることは全く同じです。過去を愛する人、遺物を将来のために守っていく心を持った人の集まりが水中考古学を発展させていくことでしょう。トレジャー・ハンティングや水中考古学まがいのものが日本では認知されてきていますが、考古学の目的は遺跡・遺物の保護です。過去を大切にすること、それが第一原則です。今こそ日本人の海への関心を高めるべきです。地上の重力に魂を束縛された人間の心を解放し、水中遺跡の関心を高めていく。それが私の使命だと考えています。

2005年4月2日 Randall Sasaki

世界の水中考古学者から日本の皆様へ (3)

オーストラリアのFlinders大学で水中考古学を教えているJoe Flatman教授から意見をいただきました。 また、Flinders大学についての説明もあります。 


世界の水中考古学者から日本の皆様へ (3) の詳細は »

イランの水中考古学ー保存処理に問題?

2年ほど前、ペルシャ湾の水中考古学サーヴェイで見つかった遺物が現在の管理状況では保存が難しいそうです。
武具やヘルメットなどが発見されました。 Rig港とSiraf港で16世紀の遺物が発見されました。 長期保存できる施設が現地になく、早く手を打たないと遺物に悪影響を受けるため研究者は対策方法を模索中。 

The Earliest Ships

The Earliest Ships: The Evolution of Boats into Ships (Conway's History of the Ship)
The Earliest Ships: The Evolution of Boats into Ships (Conway’s History of the Ship)
Naval Inst Pr (1996-05-01)
ハードカバー (ASIN: 1557502013)

価格: ¥ 6,049 (税込)
Amazon.co.jp で商品情報を見る


The Earliest Ships の詳細は »

考古学週間開始

 オーストラリア国内では5月15日から22日までを考古学週間としており、全州で関連イベント、講演が行われます。考古学週間を通して、考古学に対する理解を深めてもらうことが目的です。水中考古学関連のイベントとしては南オーストラリア海事博物館の展示リニューアルの他、メルボルンでは「考古学の倫理」に関するセミナーで、オーストラリア国内の水中考古学者が講演します。

水位が下がって遺物出現

アメリカ、サウスダコタ州のOahe湖の水位が例年になくかなり下がっているようです。湖からはたくさんの遺物が出てきました。 100年前のものから10、000年前のものまであるそうです。
中にはインディアンの墓などもあるそうで... インターネット・オークションなどで遺物が売られており、違法であり捕まると罰金や刑務者など処罰はわりと厳しそうです。

船での排泄物

Those Vulgar Tubes: External Sanitary Accommodations Aboard European Ships of the Fifteenth Through Seventeenth Centuries (2nd ed) (Studies in Nautical Archaeology, No 1)
Those Vulgar Tubes: External Sanitary Accommodations Aboard European Ships of the Fifteenth Through Seventeenth Centuries (2nd ed) (Studies in Nautical Archaeology, No 1)
Joe J., III Simmons
Texas a & M Univ Pr (1997-12)
ペーパーバック (ASIN: 0890967881)

価格: ¥ 2,543 (税込)
Amazon.co.jp で商品情報を見る


船での排泄物 の詳細は »

古代ギリシャの港発見?

まだ短いニュースだけなのではっきりしたことは分かりませんが、アテネのPhaleron港の跡が見つかったようです。 この港はPiraeus港が出来る前、5世紀以前のものであるとされています。 この港跡は現在の海岸から350mほど内陸に入ったところで発見されたようです。 もっと詳しい情報が入り次第お伝えします。 

世界の水中考古学者から日本の皆様へ (2)

カナダのバンクーバー海洋歴史博物館の官庁、デルガド先生がこのサイトのために特別にひとこと書いていただきました。デルガド先生は鷹島遺跡のドキュメンタリー番組作成などのために日本に訪れたこともあります。カナダの水中考古学を代表する一人です。日本の水中考古学がこれからますます発達するようにと応援してくれています。


デルガド先生が行っているプロジェクトの写真(1)


世界の水中考古学者から日本の皆様へ (2) の詳細は »

Maritime Archaeology Field School

フリンダース大学大学院ではコースワークの一科目として、水中考古学実習(Underwater Archaeology Field School)を実施しています。2005年2月にはタスマニア州で、実習が行われました。ここではフリンダース大学の水中考古学実習の紹介をすることで、大学が提供する水中考古学プログラムへの理解を深めたいとおもいます。


Maritime Archaeology Field School の詳細は »

伊号潜水艦

伊号潜水艦―比類なき発展を遂げた艦隊随伴用大型潜水艦の全容
伊号潜水艦―比類なき発展を遂げた艦隊随伴用大型潜水艦の全容
平間 洋一, 上原 光晴
学研 (1997-12)
単行本(ソフトカバー) (ASIN: 4056017670)

価格: ¥ 1,680 (税込)
Amazon.co.jp で商品情報を見る

さて、あまり水中考古学と関係がないじゃないかと思われる人も多いと思いますが、結構お気に入りの一冊です。
I402の調査に参加したきっかけからもっと詳しく潜水艦について学んでみようと考え、買ってみました。
いくつか似たような本を読みましたが、これが一番分かりやすく、読みやすかったですね。 
絵が多く、伊号だけについて触れてあるので、ディーテールも充実してます。 

402の調査の際にもモデルや写真などを使って実物と比べてみました。 (実際には402号ではなく58号だったことが確認されました) 長年海に沈んでいた潜水艦はボロボロ。 本物も実際に水中ロボットを使ってみるのもいいけど写真やモデルもかっこいいです。