水中考古学の薦め

人間の新しい環境に乗り出していく好奇心と挑戦心が物質的にあらわれたもの、それが“ふね”です。考古学は水中であれ地上であれ基本とすることは全く同じです。過去を愛する人、遺物を将来のために守っていく心を持った人の集まりが水中考古学を発展させていくことでしょう。トレジャー・ハンティングや水中考古学まがいのものが日本では認知されてきていますが、考古学の目的は遺跡・遺物の保護です。過去を大切にすること、それが第一原則です。今こそ日本人の海への関心を高めるべきです。地上の重力に魂を束縛された人間の心を解放し、水中遺跡の関心を高めていく。それが私の使命だと考えています。

2005年4月2日 Randall Sasaki

海岸で遺物採集!沈没船あり!

数百件に及ぶ陶器やグラスの破片がデラウェア州の海岸で打ち上げられているのが発見されました。 ダイバーがデラウェア湾で18世紀(1750年頃)の沈船を発見しましたが、湾内で今まで見つかったなかでは一番古いものだそうです。 海岸で見つかる遺物はこの沈船のものだそうです。 サーヴェイで確認調査を行ったところ木材は幾つか海底から見えるものの、全体のアウトラインはまだはっきりしてないそうです。 船についてまだ詳しくわかりません。 沈船は法律で盗掘などから守られますが、遺物が多数みつかる海岸には沈船保護は適用されません。 
(日本の海外にも陶器などが落ちてる場所が幾つかあると思いますが、近くに沈船がある可能性が高いです。 情報をお持ちのかたはぜひ連絡ください。)

Viking Ship Video

Archaeology Channelからヴァイキングの船Hedebyのビデオが見れます。 画像はそんなに良くないですが...
考古学的証拠をもとにして復元作業もみれます。 
意外と古いドキュメンタリーですね...
他にもいろいろなビデオが見れます。

鷹島海底遺跡体験レポート

長崎県鷹島町は13世紀の元寇(蒙古襲来)の終焉の地として知られている。 ここでは船材などを始め様々な元寇関連の遺物が発掘されており、2004年度の調査ではテキサスA&M大学からも学生が参加した。ジョージ・シュワルツさんが日本の水中考古学発掘の体験レポートを書いてれました。 


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Underwater Maritime Link

ここのリンクは充実してます。 最近はアップデートされてないので古いリンクもあるようです。 Museumや研究所などいろいろあります。 

エジプト古代船プレスリリース

1月か2月ごろに一度おつたえしましたが、エジプトで2004年末に発見された古代の船について詳しいプレスリリースがありました。 これはBoston Universityと イタリアの University of Naples “L’Orientale”のチームが発見しました。 この船はエチオピア地方(Punt)への遠征に使われたものだそうです(1500BCごろ?)。 紅海にある洞窟の中から発見されたそうです。 今まではPuntの遠征のため、船を解体してナイルから紅海へ運んだと考えられていました。 しかし、この発見により船を解体して洞窟に保管して置いてあったことがわかりました。 外板やロープ、舵などが見つかり、20-30mほどの船ではなかったかと推測されています。 今年、もっと専門的に調査を進めていく予定です。 これでPunt遠征のメカニズムがもっと詳しく研究されることでしょう。 また、エジプトのナイル用の船は見つかってますが、紅海(及び航海)に使用された船舶が見つかったのはこれが初めてです。 

世界の水中考古学者から日本の皆様へ (1)

Hans Van Tilburg先生から日本の皆様へひとこといただきました! 先生は長年アジアの水中考古学について研究しています! 日本でも水中考古学が盛んになるようにと応援してくれています! 


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マレーシアの水中考古学者

マレーシアの水中考古学者Shahriman Mohd Ghazaliさんのインタビューです。 トレジャー・ハンターの活動が活発なため早くから水中文化遺産への芽生えがあったマレーシアですが、その反面、いまだにトレジャー・ハンターから脱却できないようです。 しかし、海外で水中考古学を学んでマレーシアにその学問を持ち帰り水中文化保護の必要性を呼びかけています。 

インタビューの内容の一部を日本語に訳しましたのでご覧ください。
本文はこちら


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Maritime Archaeologyについて

フリンダース大学で学ぶことができるMaritime Archaeologyは日本語訳にすると「海事考古学」となります。同様にこのサイトで扱っている水中考古学は’Underwater Archaeology’の、「船の考古学」は’Nautical Archaeology’の訳語にあたります。それぞれの学問領域は重複する部分がある一方で、専門研究分野は異なります。ここではMaritime Archaeologyの定義とは何かを、「水中考古学」、「船の考古学」と比較しながら考察します。


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個人的にTexasA&Mについて

私が通うテキサスA&M大学についてひとこと。
独断と偏見で私の思ってることを書きます。
このプログラムについての意見です。 

1976年に世界で始めて水中考古学を学べるプログラムが発足しました。それがNautical Archaeology Program(NAP)です。 NAPはテキサスA&M大学(TAMU)の人類学部の中に含まれています。Institute of Nautical Archaeology(INA)は水中考古学研究所で独立した団体ではありますが、NAP,TAMUとは切っても切れない関係にあります。


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イラン水中考古学 船の積荷発見

イランの水中考古学チームがイラン南部のBoushehr地域のRig港のそばでParthian時代(247 B.C. to A.D. 228)に貿易に使われた樽が発見された。 10個の樽が発見され、これらの樽はワインなどの貿易に使われた。 髪飾り、鎧、イカリなども発見された。 これらの遺物はきちんとビデオカメラなども駆使して記録されたとHussein Tofighianさんは語った。 この他にもこの地域には貴重な水中遺物が点在しているという。 これらの遺物は船に積まれていたと思われるが、波の影響や漁業により船自体は完全になくなってしまったのだろうという。