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	<title>水中考古学／船舶・海事史研究 &#187; サーヴェイ</title>
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	<description>水中考古学／船舶・海事史研究は日本水中考古学の発展を目指しています。</description>
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		<title>サーヴェイについてひとりごと</title>
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		<pubDate>Thu, 16 Feb 2006 10:59:17 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Randall Sasaki</dc:creator>
				<category><![CDATA[サーヴェイ]]></category>

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		<description><![CDATA[日本で水中考古学がなかなか発展しない理由の一つにサーヴェイをほとんど行っていないことが挙げられると思います。サーヴェイとは磁気探査、ソナーなどを使った沈没船を探すための調査です。これは、基本的には船の後]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>日本で水中考古学がなかなか発展しない理由の一つにサーヴェイをほとんど行っていないことが挙げられると思います。サーヴェイとは磁気探査、ソナーなどを使った沈没船を探すための調査です。これは、基本的には船の後ろ(もしくは横)などに探査装置を取り付け調査海域を行ったり来たりして、海底面の様子を調べることです。先週ぐらいに見たニュースで、たいしたニュースではなかったのでここでは紹介しなかったのですが、そのニュースによると、数日間、ワシントン州では嵐に見舞われていたそうです。その後、１９６０年に沈没したクルーズ船が姿を現したそうです。海底面や海岸線が動いたので沈没していた船が出てきた、とのこと。　このことに関してちょっと一言コメントしてみたいと思います。</p>
<p><span id="more-331"></span></p>
<p>このようなニュースは良く聞く話です。イスラエル沖やデルタが出来る場所などは海岸線がめまぐるしく変わります。その都度、沈没船が発見されたり、また完全に砂に埋もれてしまったりします。水深が浅い場所は波の影響を受けやすいので沈没船などは埋もれたり埋まったりの繰り返しを行います。この状態では船の保存はあまり期待できません。有機物が保存されるには無酸素状態であることが最適です。深い場所で沈んだ船だといったん砂に埋もれれば安定して保存状態が良いことが分かっています。完全に砂に埋もれてしまえば保存はされますが、それを見つけるのは至難の業です。しかし、このような大きな嵐の後などには海岸線の変化により波の流れなどが変わり今まで見えなかった沈没船も見えることがあります。ただし、日本近海の場合、埋立地やドレッジ、海岸線の変化が激しいためどれだけの船が失われたのでしょうか？深海の場合はどうでしょうか？堆積率が低いのでカルゴなどが埋まらずに水底に突き出ていて発見されることが多いです。木材は残ってないですが、砂に埋もれた部分では残っています。</p>
<p>歴史、考古学資料をみるとほとんどの沈没した船は浅い場所です。特に、イギリスのロイド社などが船の記録をまとめ始めてからは面白い資料となっています。１７-１８世紀以降、８０％以上の船が浅い場所や陸に近い場所で沈没しています。１０％は遠洋、そして残りの１０％は不明です。基本的にいったん海に出てしまえばほとんど沈没することがありません。浅瀬が船にとっての大敵。簡単に言うと次のことが言えます。</p>
<p>浅い場所に沈んだ船　　大多数　　保存状態は悪い　　見つけにくい　<br />
深海に沈んだ船　　　ごく少数　　保存状態は良い　　見つけやすい　</p>
<p>１月にニュースで紹介しましたが、海難事故の発生件数,昔は船の数が少なかったとしても安全性が低いとも考えられること、また、海外の資料な<br />
から１年で日本近海で約５００隻の船が沈没したと考えています。５００隻のうちの１０％、つまり１年で５０隻は水深の深い場所にあります。大型船１５ｍ以上の船が一般的となった中世以降、１０００年前から考えても１０００ｘ５０隻の船が日本近海にあります。</p>
<p>地中海では２０００件以上もの沈没船が発見されていますが、ほとんどが浅い場所で発見されています。そして、正確な数はわかりませんが、７５％以上は偶然に漁師などにより発見されています。トルコで沈没船の調査が多いのはスポンジダイバーのおかげです。彼らがスポンジを取りに海に潜ったときに沈没船に遭遇します。見つけにくい浅瀬でもこれだけの船が見つかっています。深海にある船はほとんど誰も捜しに行かないため、発見される機会が少ないのです。深海のサーヴェイを行っているバラード博士は、イタリアとチュニジアの中間地点を調査した際、１回の調査で（２-３週間）で５－６隻の沈没船を探し当てました。深海は海底面の起伏が少ないため、何か物体があると特徴的に見えます。また、サイドスキャンソナーなども水深の深い場所では効率良く使えます。サーヴェイさえ行えば見つかるのは確実なことは誰の目で見てもはっきりしています。<br />
では、どこを探せば良いのでしょう？　重要なトレードラインはもちろんですがいくつか考えるべきことがあります。それは、船が深海ではほとんど沈まないため深海でも船が沈みやすいところを当たることが考えられます。それはどのようなところでしょう？</p>
<p>トルコにヤシアダという遺跡がありますが、ここでは４世紀、６世紀、１６世紀の船などまとまって発見されています。特に４世紀と６世紀の船は重なり合うように発見されました。ヤシアダというのは平たい島というトルコ語から来ています。回りの海は水深が３０ｍあるのに、ここだけ針のように突き出て浅瀬になっています。そして、島が平らなので視界が悪いと島が見えにくくなり浅瀬に乗り上げてしまう。そのため、この場所には沈没船が幾つもまとまって発見されています。また、天候が変わりやすい場所や海流の変化が激しいところも船が沈みやすい場所です。もちろん島と島の間など航路が狭い場所には沈没船が多いことはいうまでもありません。このような場所を中心にサーヴェイをおこなえば沈没船の発見につながるのでしょう。</p>
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		<title>サーヴェイの基礎</title>
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		<pubDate>Tue, 29 Mar 2005 08:20:19 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Randall Sasaki</dc:creator>
				<category><![CDATA[サーヴェイ]]></category>

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		<description><![CDATA[発掘や実測などと違いサーヴェイといわれても何のことだか良くわからない人が多いと思う。　そこでまず、サーヴェイの定義、そしてその重要性を解説をしてみる サーヴェイとは事前調査という日本語が一番適しているが、]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>発掘や実測などと違いサーヴェイといわれても何のことだか良くわからない人が多いと思う。　そこでまず、サーヴェイの定義、そしてその重要性を解説をしてみる<br />
  サーヴェイとは事前調査という日本語が一番適しているが、厳密には少し違う。　事前ということは発掘をすることを前提としていると捕らえることが出来る。　しかし、サーヴェイだけで立派なプロジェクトであり、発掘以上に重要性が高い。　まず、サーヴェイといっても、いろいろと種類がある。</p>
<p><span id="more-14"></span></p>
<p>サーヴェイとは？</p>
<p>最初に簡単にまとめておこう　<br />
サーヴェイには２種類ある。　<br />
 （１）遺物の有無の確認　<br />
 （２）周知の遺跡の調査　　（どちらも遺物の引き上げを伴わない）</p>
<p>（１）では聞き込み調査、目視確認、探査機器の使用が考えられる。　  水中ロボットの使用のある。探査機は主に音波（ソナーやマルチビーム）、磁気探査（マグナトメーターなど）、やその他（サブボトム・プロファイラーなど）がある。　</p>
<p><img src="http://www.nauticalarchaeologyjp.com/wp-content/uploads/Sonar001.jpg" width="420" height="320" alt="" class="left" align="left" /><br />
これは船の後ろにつけて引っ張るタイプのもの（ソナー） だいたいどんな船にもつけられます</p>
<p>　　　まず、遺跡の有無を確認するもの、そして、遺跡があると分かっている場合には、遺跡・遺物の内容の把握もサーヴェイである。　この場合、発掘との違いは、実際に遺物を引き上げるかそのまま水底に残しておくかの違いである。　遺跡の有無の確認は聞き込み調査から始まる。　ダイバーや漁業組合など沈没船らしきものを見た、または遺物を引き上げたことがあるかを調べることから始まる。　潜って海域を調べるのが一番確実であるが、時間が掛かるのと効率が悪い。　磁気探査機や音波探査機を使って沈没船の有無を確認する方法はかなり前から行われている。　<br />
　<br />
水中では音波が一番使いやすく、他の電波などは使えないことが多い（例えば水中ではGPSは使えない）。　音波の跳ね返ってくる角度などから海底面の状況を見ることが出来る。　ソナーやマルチビームなどいろいろな機材が開発されているが、基本的な音波探査機の原理はそれほど変わらない。　この機材を船の後ろから引っ張るか、船体に取り付けて使う場合もある。　ただしこれらの機材は砂の中まで見ることはできない。　海底面を映し出しているだけである。　</p>
<p><img src="http://www.nauticalarchaeologyjp.com/wp-content/uploads/DSCN0023_11.jpg" width="420" height="320" alt="" class="left" align="left" /><br />
船の下に直接つけます（マルチビーム）　そのため使える船、セットアップには手間がかかります</p>
<p>磁気探査機は海底面近くの磁気を察知する、いわば金属探知機に似たようなものである。　機種や種類などいろいろあるが、奇麗な画像が出てくる音波探査機などとは違い、磁気の波長の違い、反応箇所がわかる。　反応が強ければ砂の中に埋もれていようが”そこに何かがある”ことがわかる。　<br />
　　<br />
サブボトム・プロファイラーなどは海底の断面図などが作成できる。　その他にもいろいろな機材が開発されてきている。サーヴェイで重要なことは位置を確認しながら調査をすることであり、機材の能力によりどれだけのリサーチエリアになるかなどを検討する。そして、何を探しているのか、海底面の状況、などなどサーヴェイを始める前に考えることはたくさんある。</p>
<p><img src="http://www.nauticalarchaeologyjp.com/wp-content/uploads/image.jpg" width="420" height="420" alt="" class="left" align="left" /><br />
これが音波探査で作成された海底面図です</p>
<p>さて、周知の遺跡のサーヴェイは特に重要である。　遺物を引き上げるという行為は遺跡を破壊することである。　水中遺跡の場合、開発で崩される以外は割りと安定している。　そのため、引き上げた後の保存処理にかかる費用を考えるとそのまま水中に残しておいたほうが良いのである。　また、将来もっと正確に発掘できる技術が発達することも考えられるし、発掘をせずに保存できることが遺跡には一番良いのではないか。そのため、まず遺跡の広がりをきちんと記録することが第一。　遺跡の時代、特徴、保存状況などの確認、そして遺跡を破壊する要因があるかを検討する。　これらの情報は簡単にアクセスできる場所にまとめておくことが大事である。　将来発掘の可能性があればこれらの情報をすぐに引き出せるようにしておく。　</p>
<p><img src="http://www.nauticalarchaeologyjp.com/wp-content/uploads/anchorsurvey.jpg" width="420" height="320" alt="" class="left" align="left" /><br />
遺物は引き上げず状態を確認、そして正確に記録を残すこと</p>
<p>(All Photo donated by Dante. Thanks)</p>
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