水中遺跡

トルコの水中遺跡

トルコ、イズミルの近くのウルラ海底遺跡で発掘が始まったそうです。この調査はアンカラ大学が主体となっています。

この遺跡は2007年に紀元前7世紀頃のイカリが発見されたことが今回の調査のきっかけとなっています。この遺跡は古代の港跡で、約6000年前から使われ始めたものだと考えられており、青銅器時代には主要な港であったと考えられています。紀元前7世紀に起こった地震の被害を受けた後は衰退していったもようです。

今回の調査はイスラエルのハイファ大学などからも協力を得て発掘を行っているそうです。

19 March 2009 | Archaeologists announced today they have begun underwater excavations of the prehistoric site of Limantepe in western Turkey.

The underwater research, headed by Professor Hayat Erkanal of the Archaeology Department of the Ankara University, explores the prehistoric settlement located in the coastal town of Urla near İzmir in western Turkey.

The harbour settlement was inhabited as early as starting from 6,000 years ago and, as such, it is one of the oldest known artificial harbours in the Aegean Sea. A big part of it, including a fortification wall, was submerged in the sea due to a massive earthquake which occurred in 700 BC, according to Erkenal.

Layers from three different periods have been found at Limantepe. The lowest layer belongs to the Early Bronze Age and dates from the third millennium BC onwards. The second one dates to the Middle Bronze Age from the first half of the second millennium BC onwards.

According to experts, evidence from these two early periods indicate cultural ties with the nearby prehistoric sites of Tepekule, Bayraklı within the city of İzmir and the Panaztepe site at the mouth of the River Gediz.

The third layer belongs to the Late Bronze Age and covers the time period from the fourteenth to the thirteenth century BC, with some artifacts discovered from this period suggesting a cultural proximity with the Mycenaean culture.

According to Erkanal, Limantepe was a major sea transportation centre with large political significant in the Aegean Region in 3000 BC.

Interest in the site grew in 2007 when a wooden anchor dating from the seventh century BC was discovered wedged in the sea ground during underwater explorations. It is said that it could be the oldest such anchor ever found.

The current excavations are being carried out with the support of experts and equipment from Israel’s Haifa University.

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あけましておめでとうございます

2009年もいよいよスタートです。皆様にとって2009年が有意義のある年でありますように。

今年の水中考古学はいったいどのような動きがあるのでしょうか?世界的に景気が悪くなっているようですが、この学問は景気に意外と左右されやすい性質を持っていますが、それはどの学問も大体同じなのではと考えていますし、逆にこのようなときこそ情報を発信し人々の興味のある研究を紹介していきたいと考えています。

今年最初のニュースはユネスコ水中文化遺産保護法が正式に採択されて機能し始めることではないでしょうか?1月には動きがみえてくることでしょう。国や地域で水中文化遺産の保護・活用を考えることが現在必要になってきています。水中遺跡の発見やデータベースの作成、自治体の水中遺跡に関する認知度の向上などは資金が少なくても出来ますし、またひとつの遺跡の発掘よりも将来的に大きな意義を持つ活動だと考えています。2009年こそ日本国内で組織だった水中考古学・水中文化遺産を組織的に組み立てていく骨組み・基礎を築くのに良い年ではないかと思います。

さて、海外の動向ですが、なかなか何が発見されるからないものですが、景気を考えるとすこし深海考古学の発達の動きが鈍る可能性も考えられます。しかし、良いアイディアを持った民間企業が逆に伸びる可能性もあり、実際に有効的・効果的なテクノロジーに焦点をあわせた開発が進む可能も充分ありそうです。また、テクノロジーとの融合だけではなく、他の分野ー海洋学・地質学などーとも共同研究が行われています。地中海やアメリカなどでは大発見と言うようなものはそれほどなさそうですが、今まで発掘されてきた遺跡を総合的に研究し、他の考古学・歴史学の分野との融合を深める動きも見られるようです。10年前まで一部で存在していた「水中考古学は遊び」のような雰囲気は欧米では全くなくなっています。地中海などではウルブルンのような大きな発見などは期待できませんが、今まで研究がされていなかった地域はまだまだ発見がありそうです。

今後はアジアやアフリカでの発見が期待されています。アフリカのナミビアで発見されたスペイン船の今後の研究の動きも気になります。中国や韓国の研究者はやはり海外の研究者との結びつきを重要視し始めています。南海1号や蓬莱沈没船の研究事例が少しずつではありますが、世界の研究者の注目を受け初めています。また、鷹島海底遺跡に関する関心も海外で強まってきています。2010年以降は交際的・学際的な研究がより重要視されるものと思います。  

アレクサンドリアの海底遺跡博物館とフランク・ゴディオ氏

アレクサンドリアに沈んだクレオパトラ宮殿について耳にした人がいるのではないでしょうか。先にこのWeb-siteで紹介したUNESCOの水中文化遺産保護のプロモーション動画にもその映像があります。この遺跡に海底博物館を建設する話があるようです。遺跡の調査には多くの考古学者が関わっています。なかでもフランク・ゴディオ氏(Franck Goddio)はよく知られています。氏は多くの水中遺跡のプロジェクトを手掛けてきました。http://www.franckgoddio.org/Default.aspx 一方で氏が関わったプロジェクトは必ずしも学術的でないとの批判もあります。水中遺跡の価値を広く周知することは大切ですが、その価値を十分に調査するステップもまた同様に重要です。

3Dイメージを利用した水中遺跡探査の疑似体験!?

BBCからのニュースで、バーチャルサブマリンを利用して水中遺跡を探索するシステムが将来開発されるかもしれないとのことです。Venus(Virtual Exploration of Underwater Sites)と呼ばれるプロジェクトでは、実際の考古学の研究から得られた沈没船や遺物の情報を3D再現し、シュミレーションのようにそれらを探索することができるとか。データのBiasを減らすことができれば、水中遺跡のプローモションや理解普及に利用できるかもしれません。

アメリカ最古の人骨が水中遺跡から発見

メキシコ・カンクーンの近くにある町、テゥルムでアメリカ大陸最古となる可能性の人骨(女性)が発見されたそうです。ナショナル・ジグラフィックから発表されています。まだ精密な調査がもう少し必要だそうですが、炭素年代で13,600年前と出ています。

この人骨は水中洞窟の中から発見されたそうです。水深約15mの地点ですが、当時は海底面が低かったので陸だったそうです。彼女は東南アジアか北アジア系に骨格の特徴が似ているそうです。


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