世界考古学会議中間会議大阪大会

世界考古学会議中間会議大阪大会が来年の1月に行われます。
今回はその宣伝です。ここに書かれているものはだいたいが世界考古学会議中間会議大阪大会のページを引用しています。詳しくは大会のサイトへどうぞ。
テーマや趣旨などをご覧下さい。

http://wacosaka.jp/Pages/mainj.html

テーマ:「共生」の考古学~過去との対話、遺産の継承~

http://wacosaka.jp/Pages/acceptedspapers.html

[趣旨]
 集団間の「違い」に起因する紛争は、かつてない規模で繰り広げられた20世紀を経た今もなお、止む気配がない。社会が複雑・多様化してますます違いが顕在化する21世紀こそ、互いの個性を認め合い、共に生きる、共生の時代となるべきである。
 こうした中、人類史上において民族、宗教、文化、地域を異にする集団どうしが接触することに対し、考古学者はどのようにアプローチすることができるのだろうか。また、解明の鍵を握る各種の文化遺産に対して、どのように我々は将来を見据え、向き合っていくべきなのだろうか。
 「共生の考古学~過去と対話、遺産の継承~」は、人類史上における「共生」というテーマに考古学的手法によってアプローチするとともに、直接の証拠である文化遺産との共存を考察することで、人類の将来を展望するものである。

世界考古学会議について

 世界考古学会議(WAC)は1987年に設立された世界最大の考古学の国際フォーラムである。4年に一度開催される本大会は、世界各地から数多くの研究者が参加し、研究報告や意見交換を行い(2003年第5回ワシントン大会は75ヶ国1200名参加)、その成果は多数の書物として結実している。
 本大会の間には、複数の中間会議が開かれるが、東アジアの開催は今回が初めてである。同時にWAC委員会も開催され、約30ヶ国からの参加者が予定されている。

WAC中間会議大阪大会の研究発表では、以下の3つのテーマに関する様々なセッションを予定しています。

Theme 1 : 過去との対話
過去における異なる集団の共存関係、集団と環境の関係にアプローチする。
キーワード
狩猟採集民と農耕民,中心と周辺,国家形成,戦争,移住者と在来集団,人間活動と環境変化など

Theme 2 :「差異」と「共生」
過去から現在にいたる集団間・内の「差異」について、その歴史性や現代的課題にアプローチする。
キーワード
先住民族、ポストコロニアリズム、差別、ジェンダーなど

Theme 3 : 遺産の継承
文化遺産・考古学と現代社会をめぐる諸問題に多角的にアプローチする。
キーワード
文化遺産、保存と活用、法律と制度、観光、教育、パブリック考古学、ナショナリズムなど

日 程
1.9(月) 全日 WAC委員会
1.10(火) 全日 WAC委員会
1.11(水) 全日 エクスカーションA,B
1.12(木) 午前 受付開始・開会式・基調講演
午後 研究発表
夜 ウェルカムパーティ
1.13(金) 午前・午後 研究発表
夜 懇親会
1.14(土) 午前・午後 研究発表
夜 フェアウェルパーティ
1.15(日) 午前 研究発表・閉会式
午後 シンポジウム
1.16(月)~ エクスカーションC,D・WAC委員会

こちらは水中考古学関連の発表、ポスターセッションです。

Warfares and violences in the past and present.

Tomo Ishimura WWII Archaeology and Recovery of the Remains: A Case in Palau.

Randall J. Sasaki The Legend Beyond “Kamikaze”.

Poster session

Jun Kimura Feasibility of underwater cultural heritage management in Japan.

Amer Khan Heritage Management and Significance of Port Arthur’s Maritime Infrastructure.

大会へ出席した後、簡単なレポートを書く予定です。お楽しみに?

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