鄭和の地図にアメリカ?日本語のニュース

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【北京 17日 ロイター】- 火薬や紙やコンパスなどを発明したのは中国人と言われているが、中国人がアメリカ大陸を発見したというのは、時期尚早のようだ。

  中国・北京で16日、コロンブスがアメリカ大陸を発見する10年以上も前に、中国の艦隊が米大陸にたどり着いていたことを示す1418年のものとされる地図が公開された。しかし、その地図の真偽をめぐり激しい議論が巻き起こっているという。1418年の鄭和の地図の原版を18世紀に複写したとされるその地図は、2001年に中国人弁護士で美術品収集家の劉剛氏が500ドル(約5万8000円)で購入したもので、北米、南米とも非常に詳細に描かれている。

  ベストセラー「1421:中国がアメリカ大陸を発見した年」の著者、ギャビン・メンジーズ氏は、「中国・明代の大航海家、鄭和が15世紀に300隻の船で3万人を引き連れて、明の支配力を拡大するためにアメリカ大陸に渡った」と述べており、歴史書にも、鄭和が1405年から1433年にかけ、永楽帝の命令の下、7回にわたって大航海を行ったという記録が残されている。

  しかしながら、学者の中には、明の時代にはなかった言語が地図上で用いられているなど地図と本には矛盾点が見られること、鄭和がアフリカより先まで航海したという証拠もないと指摘する者もいる。

  劉剛氏はその地図が本物であると確信しており、イタリア生まれのイエズス会宣教師で中国開教の祖といわれるマテオ・リッチも鄭和の地図をもとに地図を作ったものと考えられると述べている。そして、この地図をきっかけに、「鄭和がアメリカ大陸を発見したこと」を裏付ける証拠がこれからもっと見つかるだろうとコメントしているという。【了】

ライブドア・ニュース 児玉直美記者/as

引用元:http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1646617/detail

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