縄文の夢へ進水

中日新聞より

富山県小矢部市の市民グループ「桜町石斧(せきふ)の会」(山本護会長)が、古代の工法に沿って造った丸木舟が完成。「海の日」の十七日、同市クロスランドおやべの通称オアシスの海と呼ぶ池で進水式をし、四千年の時を超えた“縄文の丸木舟”の航海の無事を祈った。 (砺波通信局・鷹島荘一郎)

 四人乗りで全長六・七メートル、最大幅七十五センチ。ボランティアを含む延べ約二百人が五月から携わった。航海は八月四日から三日間。小矢部川から富山湾に出て、浜黒崎(富山市)と宮崎浜(富山県朝日町)の二カ所で野営の後、ヒスイの産地・姫川(新潟県糸魚川市)まで約百十キロの“潮の道”をたどる。

 進水式では、山本会長や西川康夫小矢部市教育長が「海の日にふさわしい壮大な計画の第一歩。いつまでも少年の心を忘れないでほしい」とあいさつ。清めの塩や酒を丸木舟にまいた後、試験航行した。

 ボランティアで舟を削り、本番でこぎ手を務める富山大四年の真田泰光さん(21)=考古学専攻=は「ロマンに満ちた計画に携わることができて、うれしい」と話していた。

«
»
 

トラックバックURL

コメントを書き込む