学会

金沢大学公開講座「海の考古学」

2011年10月15日(土)13:00~17:00 金沢大学公開講座「海の考古学」 開催されます!

以下、日本海息水中考古学会のホームページからの引用です。

場所: 金沢大学サテライト・プラザ(近江町市場の近く)
  佐々木 達夫 「水中考古学の魅力と発掘風景」
  大槻 巌 「東北地方の海に沈む歴史」
  石村 智 「南太平洋に沈む船」
  佐々木 花江 「海外の沈没船発掘」
  ※ お申し込みは、金沢大学地域連携推進センターHP(https://entry.ei.kanazawa-u.ac.jp/)まで。
昨年までは、能登半島での調査を中心にお話をしてきました。今回は、昨年末に山形県飛島沖で新たに発見され、今年になって調査がおこなわれて明らかになった沈船の話と、南太平洋での歴史を整理するための水中調査の事例をお話しします。そして、日本の水中考古学をどのように活用するのか、外国の水中考古学がどのような研究成果を上げているのかを御紹介いたします。

歴史考古学総会

1月4日ー9日にかけてSociety for Historical Archaeology(歴史考古学学会)が主催する歴史・水中考古学総会がテキサス州のオースチンありました。この学会は早くから水中考古学、おもに沈没船の研究に力を入れており、毎年何百人もの水中考古学者が集まり最新の研究を発表しています。プログラムはジェネラルセッション、陸上考古学セッション、水中考古学のセッションに分けられています。

プログラムを見る限り今年は、不思議といろいろと節目の年であったようですね。水中考古学誕生50年のセッションはジョージ・バス先生のトークから始まり(私もこのセッションでベトナムの調査について発表しました)、地中海ももちろんですが、カナダのゴールドラッシュの船、カリブ海のヘンリー・モルガン(あのラム酒のラベルで使われている海賊の人)など世界のいろいろな地域の調査が紹介されました。ヴァーサ号も50周年だとか。もうそろそろすべての遺物の保存処理と分析などが完了するそうです。最新のデジタルレコーディングなどを使ってヴァーサ号の船体を記録しているようです。メキシコ水中考古学誕生30周年でもあったようですね。メキシコは資金がないなか地域の協力を得ながらいろいろとがんばっているようです。また、短期のプロジェクトなどは低所得者層や災害で職を失った人をトレーニングしているそうです。保存処理などは単調な仕事などがあるので、効率が良いということでしょう。

その他のセッションでは最新のROV(水中ロボット)やサーヴェイの方法などなどいろいろと面白い発表がありました。また、サイパン戦争遺跡の全体的なサーヴェイも行われており、GISを使い遺跡の位置のデータベース化など行われているようです。私も子供のころサイパンに行って海の中にある戦車で遊んだ記憶があります。2010年にプロジェクトが始まったばかりなので、これから日本からも協力を得たいとのことです。特に発掘などはおこなわず、遺跡郡全体の把握を目的としています。

この学会には世界から水中考古学者が何百人と集まるわけですが、アジアからの参加は私が知っている限り無し…今後アジアでもこの学問が発展してくれることを願っております。