NHK

NHKスペシャル 戦艦武蔵の最期

戦争ネタで続きますが、Nスぺで戦艦武蔵特集。

2016年12月4日(日)
午後9時00分~9時49分

つい数年前、フィリピン沖で発見された武蔵の映像も見れるそうです。NHK独自の取材もしたとか。どのような内容になるのか、正直分かりません。この手の番組は、何らかの形で個人的に関わることも多いのですが、今回は、お呼びがかかりませんでした。

どこまで「事実」がわかったのか、わからないのか… また、今後の武蔵はどうなるのか?きちんと保護されるのか?劣化が進んでいくのをどう対処していくのか?果たして踏み込んだ内容に触れるのか?

調査時の水中ロボットの映像はリアルタイムでネット配信してたのも考えると、「ただ発見しましたよ!」だけでは終わってほしくない番組ですね。

NHKスペシャル 蒙古襲来(幻の巨大軍船)

11月3日の夜7:30よりNHKスペシャルで蒙古襲来(水中考古学)についての特集があります!長崎県鷹島で元寇の船が発見されたことなどを中心とした内容だそうです。

NHKもここ数年取材を続けていたそうです。主に水中考古学の成果などで、軍船の特徴や、水中発掘、探査の様子など色々紹介するそうです。内容は専門的な話は殆どなさそなので、全く水中考古学や元寇について知らなくても楽しめそうな内容に仕上がっていると思います。

鷹島の遺跡は数十年もいろいろな研究者が関わってきた貴重な海底遺跡です。ここ数年は、琉球大学の池田教授が中心となっています。もともと、今回の発見も、東海大学の根元教授の探査の成果が発揮された結果ですし、それ以前は、アジア水中考古学研究所(ARIUA)などが調査を進めてきました。ARIUAの調査ではすでに500件以上の木材が引き揚げられ、6mほどある隔壁材や、大型の椗などが発見されています。

いままでの、これらの地道な調査のもとに、今回の発見がありました。現在、国の指定遺跡となりましたが、今後ますます発見が相次ぐことでしょう。実は、今回の発見は、それほど保存状態の良い船ではないというのが水中考古学の専門家からの意見です。引き揚げには資金が掛かりますので、慎重を要します。この発見よりも、もっと凄い発見がまだまだま待っているはずです。それらを探すことがこれからの作業になると思われます。これ以上の船はたくさん眠っているはずです。

実は、水中では陸上に比べて遺跡が残りやすいのです。酸素から遮断されますから、陸上ではほとんど残ることのない有機物(木材など)が残っていることが多くあります。3000年以上も前に沈没した船なども世界では発見されています。今回の発見は日本の水中考古学にとってはセンセーショナルなものですが、世界ではすでに何千もの水中遺跡が発見・発掘されています。番組では韓国や中国でも水中考古学の成果を紹介するそうですので、そちらも楽しみですね。韓国の新安沈没船や、中国の数々の沈没船のような船が日本近海にまだまだ眠っているはずです。また、もちろん、蒙古襲来で使われた船だけではありません。古代・中世の船など見えないだけで実は多くの水中遺跡が発見を待っています。

さて、番組の内容にもどりますが、実は私も出演予定です。ここでも何度か紹介しているベトナムの元寇(白藤江の戦い)の調査の様子が紹介されます。番組の最後のほうで3-4分ほどですが、出るそうです。百聞は一見にしかずですから、是非、多くの人に見てもらいたいですね。11月には簡単な調査も計画されています。

それでは、明日の夜の放送をお楽しみに!また、見た方は感想もお願いします!

NHKでもユネスコ水中文化遺産

先週、NHKでユネスコ水中文化遺産について取り上げられていました。おもに今年1月に20カ国がこの条約を採択したために日本国内でも水中文化遺産保護の動きが出てきたことによるものでしょう。

 

9月9日「クローズアップ現代」(NHK、第一)

http://www.nhk.or.jp/gendai/

9月11日「きょうの世界」(NHK、BS2)

http://www.nhk.or.jp/kyounosekai/lineup/20090907.html

 

このプログラムをみた人は何か意見でもあればぜひ書き込んでみてください。番組はおもに水中文化遺産のおかれている諸問題を取り上げています。遺物の商業目的での売買を禁止するユネスコ側の主張とインドネシアなど商業的見返りがなければ水中文化遺産の調査・保護には資金を捻出できない国、そしてとレジャーハンター側の主張を対比させています。とくにNHK側の主張などもなくいろいろな意見を取り入れ、情報を伝えるという意味では良くできた内容でした。

 

個人的にもう少し詳しく取り上げてもらいたかった面は

1)もし売買が公に認められれば商業価値のある沈没船が引き上げられ、考古学価値のある遺跡は無視される可能性があること

2)考古学価値のある遺跡の調査のあとに博物館などの設置により地域の経済の活性化が行える可能性も十分あること

3)なぜ水中に遺跡があるというだけで売買が可能という論議が産まれるのか?地上であれ水没した遺跡であれ、ともに考古・歴史の価値はかわらないのでは?遺跡の立地条件だけで遺跡の価値を判断できるものなのか?

4)ユネスコの条約ではガイドラインがあっても違法行為の取り締まり罰則などについては何も触れていない。そのため、執行力にかける条約であること。この条約の問題点としてよく取り扱われていますが、ここでは触れられていませんでした

5)上の2)にも関連しますが、考古学調査で成功した例をもう少し取り上げてほしかったこと。例えばオーストラリアやトルコなど水中文化遺産保護に積極的な国の成功例など