李舜臣 イ・スンシン (1545~1598)

ご存知でしょうが、韓国は一般に日本に比べ海洋文化への意識が強いと思われます。木浦(モクポー)に海洋博物館があり、新安沈没船などが展示されています。しかし、なんといっても韓の英雄は李舜臣です。彼は亀甲船をたくみに操り、関船や亜宅船からなる秀吉の日本軍を打ち破りました。そんな李舜臣将軍に関するニュースですを韓国のオンライン新聞でみつけました。

南海岸(ナムヘアン)では、李舜臣(イ・スンシン、1545~1598)に関係するプロジェクトが盛んだ。

嶺南(ヨンナム、慶尚道地域)と湖南(ホナム、全羅道地域)が、李舜臣将軍と壬辰の乱(文禄の役)のさいの海戦史、亀甲船(韓国語でコブクソン)を、世界的な文化観光ブランドにしようという動きだ。

▲観光のインフラ作り〓壬辰の乱の3大大勝である閑山島(ハンサンド)、幸州(ヘンジュ)、晋州城(チンジュソン)のうち、2ヶ所が嶺南に位置している。また、李舜臣将軍の3大大勝のうち、閑山島と露梁(ノリャン)が嶺南を舞台にする。亀甲船が初めてその姿を現わした泗川浦(サチョンポ)がある。

慶尚南道(キョンサンナムド)はこれを活用し、壬辰の乱の戦勝地など有無形の観光インフラを揃えた10の市郡とともに、来年から5年間、毎年600億ウォンずつ、3000億ウォンを投資することにした。

壬辰の乱の体験ツアー、晋州城での戦闘再現、海戦史博物館の建設、世界ゲームロボット海戦、世界軍艦フェスティバルの開催、亀船及び板屋船(パンオクソン)の製作体験、壬辰の乱の人物ミュージカルの製作などが代表的だ。

露梁海戦の現場である慶尚南道南海郡(ナムヘグン)は、李舜臣将軍の殉国地点に忠武公(チュンムゴン)の最後の姿を象った永久造形物を設置する計画だ。

慶尚南道統営市(トンヨンシ)は、海上防御の中枢的な役割を果たした三道水軍の統制営(トンジェヨン)を修復し、統制営の客舎に使った洗兵館(セビョングァン、国宝305号)で昔の兵船庭先まで統制営街を作ることにした。

慶尚南道文化芸術課の金鍾任(キム・ジョンイム)事務官は「李舜臣プロジェクトを政府と相当な共感を持って推進している」と述べ、「関連フェスティバルを再整備して、歴史体験場に活用できる代表的なブランドに育てていく」との見解を話した。

▲ウルドルモクに亀甲船を〓ウルドルモクとは、全羅南道海南郡(チョンラナムド・ヘナムグン)と珍島郡(チンドグン)の間の海域。李舜臣将軍の鳴梁(ミョンリャン)の大勝で有名だ。海南郡は2008年から、こちらで亀船のクルーズ事業を始める計画だ。

100人あまりが一緒に乗れる亀甲船(150t規模)を製作して、門內面右水営(ムンネミョン・ウスヨン)~鳴梁(ウルドルモク)~碧波津(ビョクパジン)の15km区間を1時間に往復運航する。

海南郡(ヘナムグン)は、亀船がウルドルモクを通過するさい、エンジンを消して潮流を利用し櫓を漕ぎながら通り、観光客が速く流れる水流を実感するなどの体験イベントを用意することにした。

海南郡のパク・ナムジェ観光開発係長は「ウルドルモクの最大流速が11.5ノット(時速21km)であるうえに、1日に2回水流が変わるため、クルーズ事業の適地」として、「西南海岸の観光レジャー都市(Jプロジェクト)に近く、周辺に第2の珍島大橋、忠武寺などがあって観光客の誘致効果が大きい」と話した。

珍島郡は、ウルドルモクがひと目に入る郡内面(グンネミョン)ノクジン里一帯の2400坪に30億ウォンをかけて「李忠武公の歴史公園」を造成中だ。

壬辰の乱の当時、全羅左水営の本営だった全羅南道麗水市(ヨスシ)は、昨年12月に「亀甲船サイバー海戦体験官」(www.gbs.go.kr)を作った。亀甲船情報館、サイバー海戦、聖雄李舜臣館、海上ツアー、サイバー学習館に構成されている。サービス開始3ヵ月あまりで国内外の訪問者が10万人を超えた。

湖南大学の安鍾洙(アン・ジョンス)観光経営学科教授は「地方自治体が先を争って李舜臣将軍と壬辰の乱を観光資源化に乗り出せば、重複投資でシナジー効果が低下する可能性がある」と述べ、「世界的な文化観光商品を作るためには地方自治体間の協議を通じ、地域別に特化することが望ましい」と指摘した。

引用元:http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2006031195038

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です