沈没船の宝? 文化遺産、そして「墓」なのでは?

Odyssey Marine社が大西洋で発見された沈没船から大量の金貨などが盗掘され、その価値が500億などと騒がれていましたが、スペイン政府がこの会社に対して裁判を起こすようです。

ユネスコ水中文化遺産保護法や他の海洋法では国家の船、つまり海軍など政府のもとで作業をしていた船は沈没した後もその国家に所有権があります。つまり、Odyssey社がスペイン船を盗掘したのであれば横領罪になるのでしょうか?

また、スペインは水中文化遺産の保護に対して積極的に同意を活動をしています。これらの遺物はスペインに戻され、売却などされることのないよう処置を取ってほしいものです。ユネスコ水中文化遺産保護法が国際法となればこの法律のそぐわぬ行為で引き揚げられた遺物の輸入・販売は禁止されます。また、法案に同意した国の船・港などを利用ができなくなります。

何十年か以前の悪質なトレジャーハンターは、証拠が残らないように沈没船の残骸をダイナマイトで破壊した噂もあります。株式会社としてそれなりの成功を収めてきた企業ですので、そのようなことはないとは思いますが… 会社の株価が15%以上落ちたとも聞きます。「宝」が強調されていますが、その沈没船と一緒におぼれて死んだ人もたくさんいたことでしょう。沈没船は当時の歴史・文化・物質社会を知るだけの価値ではなく、海で命を落とした人々のメモリアルでもあるのではないでしょうか?

現在、このメモリアル・遺跡を保護する法律はこれといってありません。ユネスコ水中文化遺産保護法案がまだ20カ国によって採択されていないからですが、おそくとも来年中には正式に国際法が誕生するかも知れません。

引用元:http://www.iht.com/articles/ap/2007/06/05/europe/EU-GEN-Spain-US-Treasure-Ship.php

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です