今週のニュースです。

今週のニュースです。今日は少数精鋭、少し長めに解説しています。

 

韓国で朝鮮王朝時代の沈没船発見される!高麗時代の船は数隻発見されているので、記録の残る伝統造船技術とそれ以前の考古伯資料をつなぐ良い資料となるでしょう。韓国の水中考古学は良い発見がいっぱいありますね、さすが。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/Locality/2014/11/05/3000000000AJP20141105000900882.HTML

 

クック船長の船~調査継続中。海域にすでに数隻発見されている船の可能性もあるそうです。また、何をしてクック船長の船であったと断定できるのか?答えを求めて研究は続く。

http://www.wptz.com/sports/underwater-jigsaw-puzzle-of-captain-cook-ship/29518960

 

こちらは少し難しいニュース。マルタ島で新しく海岸の道路を拡張するそうだが、その工事により影響が及ぶエリアは海にもおよび、考古学調査を必要とする範囲は海上にまで広く及んでいます。「陸」の開発ではありますが、海への影響も考え、きちんと事前審査する必要があるとのこと。陸の調査ですこしだけ護岸工事をする必要があるそうですが、それによりそのエリアの植生や潮の流れが変化する可能性があるそうです。そうなると、例えば砂が今までは堆積していた場所が今度は砂が流されてしまう可能性もあります。砂に埋もれていれば安定していた遺跡もこのことにより破壊されてしまう…護岸工事など原因者負担でどこまで考古学の事前審査を行うか難しい問題です。

海の場合、周知の遺跡と隣接するエリアでも工事をしてしまうと、広くその影響がでるため、遺跡のあるエリアだけでは充分な対策にならないということです。難しい問題ですね。

http://www.timesofmalta.com/articles/view/20141109/environment/Ecology-archaeology-and-roadworks-at-Burmarrad.543320

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