引き揚げ

戦艦大和の遺物が引き揚げ

戦艦大和の遺物の引き揚げ

昨年、戦艦大和の調査が行われ、その際に大和の遺物18点が引き揚げられていたそうです。引き揚げられた遺物は呉市に寄付されたそうです。

大和に関する史料の多くは破棄されており、内部構造など多くのことはわかっていません。そのため、大和を知る上で貴重な資料であるとされています。

どのような保存処理が行われたのか(予定されているのか)分かりませんが...きちんと処理しないと錆が進行するので注意が必要ですね。また、きちんと発見された地点の位置記録は取っているのかな...貴重な資料であれば、なおさら出土位置が重要な情報となります。

今後は、学術的な調査が望まれますね。

 

 

 

 

 

 

アポロ11号のエンジン引き揚げ!

月面着陸に成功したアポロ11号のエンジンが大西洋海底から引き揚げられたそうです!

厳密には考古学調査とは言えませんが、なかなか面白いプロジェクトです。出資者は、ネットで有名なアマゾンの会長。ちょっとした映像が見られますが、最近のROV(水中ロボット)の性能の良さがうかがえます。アームで細かい操作もしています。エンジンを引き上げる様はまるで宇宙空間のようです...水中考古学と宇宙考古学が融合した感じです。ちなみに、これから保存処理などを施していくのでしょう。状態は良さそうなので、それほど処理には時間もかからないでしょうが、それでもすぐに展示というわけにはいかないでしょう。

さて、ユネスコの水中文化遺産保護条約では、100以上前に水没した「モノ」は遺産・遺跡としての保護の対象になるので、このエンジンはちょっとまだ新しいですね。このように、ちょっとした資産家が海底を調査して簡単に(?)価値のある遺跡を発見して引き上げることができる時代になっています。歴史的価値のあるものは知らない間に引き上げられてしまう可能性もあります。考古学者や歴史家ではなく、自己の目的のために遺産を荒らす人も中にはいます。お金儲けの目的だけで歴史の証人となる物が壊されるのは、やはり食い止める必要があると思います。

また、故意にではなく、このような歴史の重要な遺産が人知れず破壊される可能性もあります。例えば、海洋開発などで海底を試掘したり、パイプラインなどを通すときに、これらの遺跡に遭遇する可能性もありますし、実際に、そのようなケースも報告されています。海底に眠る遺跡を守るためには、これからどんどん進むであろう海洋開発にも水中考古学をきちんと取り組む必要があるのではないでしょうか?