鷹島

シンポジウム「元寇の島鷹島を水中考古学の拠点へ」が開催!

元寇終焉の地鷹島!沈没船の発見で一躍有名になった鷹島海底遺跡…しかし、国の水中遺跡を管理する体制の整備は他国に後れを取っています。

松浦市では、このたび、シンポジウム「元寇の島鷹島を水中考古学の拠点へ」を開催します!

受  付   12:30~13:00
開  会   13:00
基調講演  13:10~13:55 「日本における水中遺跡の保護」
基調報告①  14:00~14:45 「鷹島海底遺跡における発掘調査状況」
基調報告②  14:50~15:35 「鷹島海底遺跡における発掘調査・活用事例」
パネルディスカッション 15:50~16:50
閉会  16:55

詳しくは松浦市のページで☑!

Deetz Award 

アメリカの歴史考古学学会(Society for Historical Archaeology-SHA)は毎年1月に学会を開催しています。その中で毎年ブックアワードでDeetz Awardがあり、特に新しい分野などに貢献した1冊の本が選ばれます。

今年は、このサイトではお馴染みのJames Delgado先生の”Khubilai Khan’s Lost Fleet”が選ばれました!Delgado先生はナショナルジオグラフィックテレビの取材で長崎県鷹島の元寇遺跡を訪れ、蒙古襲来に興味を持ったようです。その後も日本の水中考古学の活動を影ながら支えております。この本はそれほど専門的なことは書かれていません。考古学の本ではありますが、あまり詳しくはなく、歴史の本として売られているのか、考古学として売られているのか、微妙なところです。実は先生は私に「専門なところはお前が書くんだ」と、この本はその前座として書いたものなのです。。で、私の本は現在出版社で校正中なので、今年中には出版されるでしょうが、なにぶん英語で専門的なので、日本の読者にはほとんど届かないでしょう。機会があれば、日本語訳を出したいですね。ただし、新安沈没船の隔壁が12cmだ、蓬莱1号は8cmだ、などなど…専門書は面白く書くのは難しい!まあ、面白く書くことが目的ではないので仕方が無いか…

さて、先生の本ですが、専門的ではなくアメリカの一般向けの本ですので、日本の歴史や元寇について分かりやすく書いてあります。とても読みやすい物語のような感じです。日本人としては、物足りない気がするでしょうし、また、太平洋戦争の「神風」などにもページ数を費やしているのは、「やっぱり」アメリカ向けと感じてしまいます。それはそれでいいのでしょうし、このように海外で評価されているのは良いことでしょう。海外からみた蒙古襲来を学ぶにはとても面白いかもしれません。英語もそれほど難しくないですし、本を毎年数冊出すかなりの書き手なので、やっぱり表現力が巧いです。英語でこんな風に書けたらなといつも思います。そう考えれば英語を学ぶためには良い本でしょう。

今年のブックアワードに選ばれたのは少しびっくりしましたが、それだけ日本やアジアの水中考古学が海外から期待されているということでしょう。長崎県松浦市から発掘の報告書などが出されていますが、まだまだ日本を代表する水中遺跡を知らない日本人は多いことでしょう。もう少しポピュラーな蒙古襲来と考古学とか、水中考古学が明かす元寇の謎みたいな本があればいいですね。

ちなみに、長崎県鷹島には歴史資料館があり、現在保存処理中の遺物なども頼めば見せてくれるとおもいます。つり好きの人は是非ついでにどうぞ。

Archaeology Magazine

アメリカのArchaeology MagazineがYoutubeで著名な考古学者とのインタビューや遺跡の紹介などをしています。Institute of Nautical Archaeologyのプレジデントのデルガド博士とのインタビューがアップデートされていたので紹介します。ビデオは全部で3本。最初は水中考古学の紹介、2本目は日本の鷹島海底遺跡の紹介、最後はサンフランシスコ湾の海事関連の遺跡について紹介しています。

ちなみにYou tubeなど他のインターネットサイトには水中考古学の情報がたくさん探すことができます。特にビデオなどは簡単に情報を提供できるメディアとして活用されています。日本語ではあまり出てきませんが、英語で(Matitime Archaeology, Nautical Archaeology, Underwater Archaeology, Shipwreckなど)で探してみてください!