原人の化石、台湾の海底沖から発見

ちょっと実はもの凄い発見が今ニュースで報じられています…まだ真相はこれからどんどん解明されていくのでしょう。

数万年前のものと思わえる原人の化石(下あごの一部)が台湾の沖で発見されていたようです。澎湖諸島周辺の海域で漁師の網に偶然引っかかって発見されたようです。

アジア、というか、人類の初期の歴史を考える上で重要な発見になりそうです。様々なニュースがネットなどで探せますので、詳しくは、そちらをご覧ください。ここでは、水中考古学の立場からひとこと。

もしかすると、海底の場所によっては数万年前の故環境・地形が有機物などを含めてしっかりと残っている可能性もありますね。日本の周りの海の底に大きな発見が眠っていることは間違いないでしょう。

とはいうものの、このような発見はそこまで驚くことではないと思っています。「ついに発見されたか!」というのが、私の個人的な最初の印象でした。そして、ニュースを読む前から、漁師によって発見されたんだろうなと思い、まさにその通りでした。水中では空気が遮断されるので有機物の保存は陸よりも格段に良好です。また、完全に砂に埋もれると、バクテリアなども活動ができないので、ほぼ完ぺきな状態で残っていることも考えられます。さらに、海の底ですと、開発や地形の変化からも比較的影響を受けにくい場合が多いようです。地殻変動や海水面の変化により埋もれた古地形は残っていて同然でしょう。埋没林など時々発見されていますね。

さて、次に漁師というのがポイントです。実は、世界の著名な水中遺跡のそのほとんどが、一般の人によって発見されています。新安沈没船、鷹島海底遺跡、ヴァーサ号、ウルブルン沈没船、などなど…すべて漁師さんなど一般からの情報提供により発見につながっています。逆に、「何も情報がない場所から考古学者が発見した水中遺跡」の名前を挙げるのは難しいです、なかなか思い浮かびません。

このような発見はまだまだ見つかる可能性があること、そして、水中文化遺産の認知をとして発見の漏れを防ぐこと。これが今後の考古学・歴史研究を発展させるうえで重要であると思います。もちろん、このような発見を報告する機関とその確認を行う機関の整備(法律などを含め)も必要でしょう。

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引用元:http://www.nikkei.com/article/DGXLZO82476790Y5A120C1CR8000/

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