海洋考古学入門

ここ数年、日本国内でも毎年のように水中考古学に関連する本が出版されています。人々の関心もだいぶ高くなっているようで嬉しい限りです。日本国内でも水中遺跡の保護が進むことを期待しています。

そのようななか、これまで、なかなか教科書的な本はありませんでした。今月発売されたこの本は、学問の定義、これまでの学史、方法論など世界と日本の事例から解説しています。

一般向けではありませんが、考古学者であれば知っておくべき内容であることは間違いないでしょう。また、水中考古学ではなく、海洋考古学としていますが、その理由ものべられています。

水中と陸の考古学など本来は切り分けるべきではありません。水中考古学は、あくまで方法論でしかありません。人と海の関係を学ぶ学問として発達してきた学問、それが海洋考古学、海事考古学などと呼ばれます。

詳しい続きは、本の中に書いてありますので、ぜひ。

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