保存処理の基礎 その4

さて、最近あまり使われなくなったPEGで木材を処理する方法ですが、PEGの分子量と保存処理の結果に対する質問です。基本的にはPEG以外の処理法、例えば糖アルコールでも同じことが言えると思います。
分子量の小さいPEG(300など)で木材を処理するとPEGが木の芯まで届き完全に処理できますが、木の性質がゴムのようになってしまいます。
その反対に分子量の高いPEG(4000など)を使うと非常に頑丈に処理できますが完全に分子が浸透しないことがあります。これを解決するのに(普通)最も適した方法は?

  1. 分子量の低いPEGと高いPEGを混ぜて一緒に処理する。
  2. 分子量が真ん中(PEG1500など)のものを使う。
  3. アルコールで完全に脱水した後PEG300を使う。
  4. 最初に分子量の高いPEGで処理し、後から分子量の低いPEGを付け足す。
  5. 最初に分子量の低いPEGで処理し、後から分子量の高いPEGを付け足す。

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[ 正解 ]

5. 最初に分子量の低いPEGで処理し、後から分子量の高いPEGを付け足す。

分子量の低いPEG(つまり粒の細かい糖)が芯まで届き、その後で分子量の高いものを入れることによって粒の大きい糖が置換されやすくなります。
また、柔軟性と硬さを兼ね備えた処理も可能です。

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