気になるニュース 謎の沈没船が那覇の海底に 戦時中に撃沈された特設砲艦か

詳しくは、2020年1月27日の琉球日報をご覧ください…

那覇市西の三重城付近の海底から沈没船が見つかっていたとのこと。1980年代、また、2012年にも海底探査が行われ、沈没船らしきものが確認されていたそうです。また、ダイバーが潜って海底から船のような壁が突き出ていたことを確認しています。

 

戦中に撃沈された特設砲艦「長白山丸」の可能性が指摘されていました。しかし、この度、「うみそらトンネル」建設工事で支障があり、「移動させた」そうです。どうやら、特に調査も何もせずに移動させているようです。戦争遺跡であれば、なんらかの調査を実施するべきだったのではないでしょうか?記者がどこまで調べて書いたかわかりませんが…

 

記事の抜粋
杉浦さんは「今も沖縄の海中には不発弾を含めて多くの戦跡がある。戦争の語り部が少なくなる中、戦跡の重要性は増している。工事で移動させる前に沈没船の詳しい調査をするべきだった」と強調した。
まさに、その通りだなと…

 

ここから、独自の意見

この船が、日本の船であれば、ご遺族の方などはどのように感じているのでしょうか...このように遺跡・遺産が工事で発見され壊されることは良くあるようです。木造船などは、腐っていることが多く、船体の2~3%しか残っていない場合もあるでしょうが、それでも立派な遺跡です。今回は、全長80mを超える船ですら破壊されて動かされたのですから、10mに満たない木造船の運命やいかに…このブログでも数回書いていますが、諸外国では水中遺跡数は数万件発見されています(各国で)。沈没船だけで300万以上あるのではないかとの予測をユネスコはしています。日本の周りにも数万件の水中遺跡がかつては存在してのは間違いないでしょう。

 

また、問題は、外国の船だった場合はどうでしょうか?明確に所有権のある軍艦などを壊してしまったら国際門となります。アメリカ軍は、自国の軍艦を守るため、世界の主要国の同意を求めて、ある合意文章をイギリス、スペイン、日本、ロシアなどと交わしています。

 

 簡単に言いますと、アメリカ軍の所有物は、世界のどこであっても(他国の領海内、公海など)アメリカの法律によって保護される。いかなる者も、アメリカ軍の戦艦・飛行機などを発見した場合、許可なしに現状を変えることが出来ない。それらは、戦争メモリアルとして尊重されなくてはならないと...その代わり、日本は以下の見解を記しています

  Japan: ``According to international law, sunken State vessels, such 
as warships and vessels on government service, regardless of location 
or of the time elapsed remain the property of the State owning them at 
the time of their sinking unless it explicitly and formally 
relinquishes its ownership. Such sunken vessels should be respected as 
maritime graves. They should not be salvaged without the express 
consent of the Japanese Government.'' Source: Communication from the 
Government of Japan, September 13, 2003.

https://www.govinfo.gov/content/pkg/FR-2004-02-05/html/04-2488.htm

旧日本軍の船舶なども、しっかりとリスペクトしてくださいね…と日本側が要求しています。国からの許可がないと触ってはいけませんよ。

 

このように、政府間では正式に文章が取り交わされています。そのため、もし、今回の沈没船が仮にアメリカの船だったとしたら、許可なしに戦争メモリアルを破壊したことになります。スペインなどとも交わしていますが、スペインの木造船などあったかもしれません。実際に長崎から竜骨の一部ではないかと言われるものも発見されています。それらを動かすには、国から正式な許可が必要です…。

 

事前調査なしに沈没船を動かすと、国際問題に発展しかねない...

今後、海洋開発が進むかと思いますが、しっかりとした対策が必要です。

 

引用元:https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1063774.html

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