鷹島海底遺跡調査40周年!

鷹島海底遺跡…

 蒙古襲来(元寇)の沈没船が発見された遺跡です。長崎県伊万里湾にある島ですね。私も調査に15年以上関わっています。第3の故郷とでも言いましょうか…

 

 鷹島の調査は、最近始まったものではなく、すでに40年も前に始まっていました。漁師さんなどが壷を良く引き揚げていることは知られており、調査が始まりました。なかなか、しっかりとした船体の発見には至らなかったのですが、イカリの発見、てつはう、その他さまざまな遺物がこれまでに発見されています。

 

 40周年を迎えるにあたり、松浦市で記念のサミットがあったようです。それに合わせて、幾つか鷹島関連のニュースがあったので、まとめてみました!

①ニュースではないですが、鷹島の遺跡調査報告書!

まじめにお勉強したい方向け。 

→→→鷹島海底遺跡の報告書など(奈良文化財研究所・全国遺跡報告総覧)

 

 

②池田教授へインタビュー! 

→→→鷹島海底遺跡 水中考古学の拠点に 池田榮史・琉球大教授

長年にわたり鷹島海底遺跡の調査、研究に携わってきた池田榮史・琉球大教授に、同遺跡の調査が始まった経緯や現状、今後の課題などを聞いた。

③元寇サミット!

→→→元寇は「世界史と日本史の接点」 松浦でサミット

13世紀末、日本に侵攻した蒙古(もうこ)軍の船や遺物が海底から見つかった長崎県松浦市・鷹島沖の国史跡「鷹島神崎(こうざき)遺跡」の調査開始40年を機に同市が8日、「元寇(げんこう)サミット」を開いた。元寇の漫画を題材に、原作者と考古学などの専門家が対談しながら「世界史と日本史の接点」である元寇をわかりやすく解説した。ともに侵攻を受けた対馬・壱岐両市との交流も宣言した。

④てつはう最中が…。

→→→お口の中に蒙古襲来…? 長崎の新銘菓「てつはう最中」がインパクトしかない

 ご存じ、「てつはう」ですが、この度、「てつはうもなか」が作られたそうです。パチパチはじけるとのこと…。

⑤新たな保存処理方法も開発中

→→→水中考古学の進化 保存処理にトレハロース 10年超が2、3年に短縮

鷹島海底遺跡の研究を通じて、水中考古学も進化してきた。その一つが遺物の保存処理技術だ。

これまではポリエチレングリコール(PEG)という液体を浸み込ませる方法が一般的。しかし、木材全体に行き渡るまで時間がかかる上、吸湿性があるのも課題だった。処理した後も、木材にくぎなどの金属が含まれていると金属の腐食が進み、ゆがみや変色、亀裂などの劣化を食い止めることができなかった。

引用元:https://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/%e9%b7%b9%e5%b3%b6%e6%b5%b7%e5%ba%95%e9%81%ba%e8%b7%a1-%e6%b0%b4%e4%b8%ad%e8%80%83%e5%8f%a4%e5%ad%a6%e3%81%ae%e6%8b%a0%e7%82%b9%e3%81%ab-%e6%b1%a0%e7%94%b0%e6%a6%ae%e5%8f%b2%e3%83%bb%e7%90%89%e7%90%83%e5%a4%a7%e6%95%99%e6%8e%88/ar-BB1b1te1

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