スイスの水中考古学

スイスの湖の底から青銅器時代の村の跡が発見される!

こんなニュースが出てきました。

https://www.swissinfo.ch/eng/bronze-age-village-found-under-swiss-lake/46559866

3000年ほど前の住居跡のようで、発掘調査が進められているとのこと。

スイス

内陸国だよね、水中考古学をやっていたんだ?と疑問に思う方もいらっっしゃるかと思います。

が、スイスは湖の発掘では先駆的な役割を果たしています。

19世紀から水中遺跡の調査を行なっています。湖の底に大量の杭が発見され、杭上住居を営んでいたといわれています。

それを聞いた、日本の研究者が明治初めに諏訪湖で石鏃を発見したのが日本の水中遺跡の始まりです。

 

今回の発見は、どうやら湖の水位が低かったころ、陸の上の生活・村の痕跡が調査されているようです。

杭上住居跡は、アルプス各地に広がり、数か国で構成される世界遺産にも登録されています。

水中の遺跡で世界遺産になっています。

こちらは、想像図(モデル)

ですが、スイスの水中遺跡は湖にある杭上住居だけではない…実は、都市部にもたくさんの遺跡が残されています。

チューリッヒにある水中遺跡調査を実施している機関です。

主に都市部の開発対応として調査をしています。都市には池、湖、川などスイスであっても、もちろん存在しており、そこには人間が住んでいた痕跡があります。普通の陸と同じ様に、開発の前に調査を実施し、遺跡を守っています。

https://www.stadt-zuerich.ch/hbd/de/index/staedtebau/archaeo_denkmal/uwad/unterwasser.html

グーグル翻訳…微妙な部分もあるのですが、興味のある方は、ぜひのぞいてみてください。

都市部でもきちんと実施している水中遺跡の事前調査・開発対応の事例を見ることができます。

何度もこのブログで書いていますが、水中遺跡の9割以上は、開発対応で調査されています。記録保存・現地保存が主です。

開発に際したアセスメントで発見し登録します。そして、発掘は例外中の例外。

各国に数万件の水中遺跡が登録され、世界は海洋開発により水中遺跡発見のブームです。

引き上げ・掘削を伴わない調査されるのは数千

一部発掘・引き揚げが数百

完全に引き揚げる遺跡は、多くても5~6遺跡、と見てよいでしょう。

ちなみに、スイスは水中文化遺産保護条約を批准しています。

スイスが水中文化遺産保護条約を批准しました。

 

引用元:https://www.stadt-zuerich.ch/hbd/de/index/staedtebau/archaeo_denkmal/uwad/unterwasser.html

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