Philosophy of Shipbuilding 004

有名な宋代の船、泉州沈没船ですが、この船は外板を先に組み立てたかそれとも隔壁(およびフレーム)が先?最も適切だと思われる意見は次のうちどれ?

  1. 最初に隔壁を組み立てそれに外板を張っていく方法。中国の伝統的船大工はこの方法で船を作っている。隔壁の間隔や組み合わせに重点が置かれているのを見れば想定できる。
  2. 外板を先に組み合わせたのであろう。外板同士が複雑な組み合わせをしており、また、隔壁と竜骨のつながりが弱すぎる。隔壁と竜骨を繋ぎ合わせずに隔壁を最初にくみ上げるのは不可能。
  3. 現在の研究ではまだ答えは出ていない。隔壁が最初に組み合わされたように見える証拠もあれば、外板が主体と思われる作りもまたある。

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[ 正解 ]

3. 現在の研究ではまだ答えは出ていない。隔壁が最初に組み合わされたように見える証拠もあれば、外板が主体と思われる作りもまたある。

1番と2番の答えは厳密には間違いではありません。実際に隔壁の組み合わせや配置をみると、外板を組み合わせる前にポジションが決まっていたと考えられています。しかし、外板同士が強く組まれていること、そして隔壁が竜骨の上にただ乗っている程度でしかないことを考えると、外板が先に組まれたと考えるのが普通だとかんがえられます。中国の船に“外板先行、フレーム先行の構造哲学を当てはめることが出来るかまず検討する必要があります。

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