鷹島海底遺跡

歴史秘話ヒストリア 蒙古襲来!

来週水曜の夜! 19日は蒙古襲来特集!

NHK歴史秘話です。19日(すい)夜10:25

鎌倉時代の元寇(蒙古襲来)に焦点を当てています。もちろん、松浦市鷹島にも取材に来ていたそうです。水中考古学の成果をテレビで見るチャンスですね。

 

アジア水中考古学研究所による鷹島海底遺跡の調査

先日の鷹島海底遺跡の発見は大きなニュースになりましたね。この研究は琉球大学の池田先生が行っているもので、大きな成果を得ることができました。

鷹島ではアジア水中考古学研究所(NPO)も数十年前から、水中考古学の学問的発展のため、調査・研究を進めています。今年度は8月初旬に調査を行う予定です。NPOの会員の方であればみなさんウェルカムですが、会員でない方も見学など可能なようです。水中遺跡の発掘作業は、少し専門性が高く初心者には近寄れないようなイメージがあるかもしれませんが、それは実際とは大きく違います。多くの人に水中遺跡の魅力を知ってもらってこそこの学問の発達はあり得るのです。

というわけで、現在会員の方、昔会員だった方、今回初めて知った方、是非アジア水中考古学研究所(ARIUA)のウェブサイトをご確認ください!

 

鷹島海底遺跡!

もう、水中考古学に興味のある人にはお馴染みですね!

鷹島海底遺跡の元寇船発見のニュース!今回の船は、今までになくしっかりとした船です。今は海底に現地保存をしながら、これからの活用を考えていきます。私も鷹島には10年以上も前から関わっていますが、やっと待ちに待ったものが見つかった!という感動でいっぱいです。実際に潜ってみるのと撮られた映像では全く感じ方はちがいますが、水中で見ると、大発見であることは間違いないことが確信できました。

RKB Newsが一番詳しく、信頼できる映像と解説を行っていますので、ご覧下さい。他のニュースなどと比べましたが、こちらが一番よく臨場感を得られます。

RKB News

 

現地保存の方法論などについて後ほど詳しく書いてみようかと思っています。あいにく日本語で水中遺跡の現地保存方法について書かれた論文や記事など殆どありません。ヨーロッパで行われている現地保存のプロジェクトのページなどはこちら。ニュースなどにも少し説明がありましたが、オーストラリアの専門家の方の書いた(ごく簡単な?)論文などはこちらからどうぞ…

その1  その2

 

他にもいろいろニュースが出てきていますね…グーグルサーチなどでもいろいろ調べることができますね。

毎日新聞

TBS News

The Mongol Invasion of Japan

さて、日本では近年鷹島海底遺跡が有名ななってきていますね。特に数年前の元寇の船の船体の発見以来メディアでも話題となっています。

その鷹島の遺跡ですが、世界ではすでに10年以上も前から大きな話題となっていました。とある考古学雑誌では世界の水中考古学のトップ10にも入るほどです。これは、船体がまとまって発見される以前から世界では注目されていました。この遺跡を題材にドキュメンタリー番組も数回取材にきており、また、時折話題となっています。

そんな鷹島海底遺跡と元寇のついて紹介する本をこの度出版させていただきました。海外向けの本ですので、日本の読者にはあまり向いていないでしょう…元寇についての歴史なども書きましたが、日本の歴史を知らない人のための本となっています。そのため、残念ながら日本語版の出版には内容を大きく変えて、もっと詳しい研究が必要です…そのうちに違った形で日本の読者にも遺跡の紹介をできたら良いなと考えております。

とはいうものの、英語の勉強には最適?考古学・歴史に興味があり、また英語を勉強したい学生などには良いかもしれません。英語自体は決して難読ではないので…または、英語を読めるお友達にプレゼント?

The Origins of the Lost Fleet of the Mongol Empire   (Texas A&M University Press)  

鷹島海底遺跡から

お馴染み鷹島海底遺跡の元寇沈没船。今年も琉球大学の池田先生によって調査が行われています。調査の内容が簡単ではありますが、ニュース・ビデオで見ることができます。

今回はアンカーが新たに発見されたそうです。20年前の調査でも数本のアンカーが発見されていますが、船体の確認が期待されます。ちなみに、20年前に引き上げられたアンカーはすでに保存処理も終わり、鷹島に行けば見ることができます。6m近くある大きなモノで、アジアでは最大規模です。中国やベトナムなどで発見されている数件の中には鷹島のモノに匹敵するサイズのモノもありますが、やはり日本国内で現物を見ることができるのは素晴らしいことですね。

鷹島海底遺跡では数隻の沈没船が沈んでいることが考えられますので、むやみに引き揚げることなく、現状維持で調査を続けながら歴史の解明に貢献できればよいですね。今後も鷹島からのニュースを度々お伝えすることになるでしょう。

鷹島神崎遺跡国史跡指定記念シンポジウムーいよいよ来襲(来週)です!

鷹島海底遺跡での沈没船の発見、そして、去年の国の遺跡の指定をうけ、その記念としてシンポジウムが行われます。

下記は松浦市のホームページからの引用です。お近くの方はぜひご参加ください。遠くの方もぜひどうそ!

平成23年10月に琉球大学の池田榮史教授を中心とする研究グループが、鷹島海底遺跡の範囲で鷹島町神崎免の海岸から約200m、水深20mから25mの海底面を約1m掘り下げた地点から730年前の1281年(弘安4年)の蒙古襲来時に沈没した元の軍船を発見されました。
 これまで、鷹島海底遺跡からは、船の部材や碇・イカリ石などの船舶に関する遺物、鉄製冑・「てつはう」(読みは、てっぽう)などの武器・武具類などは出土していましたが、船体そのものの発見はありまえせんでした。元の軍船の実態は『蒙古襲来絵詞』が有名ですが、その実物が海底で発見されたことは世界的にも大変貴重な資料です。
 このような中で、平成24年3月27日に海底遺跡としては日本で初めてとなる国史跡に鷹島海底遺跡の一部が「鷹島神崎遺跡」として指定されました。
 この国指定を記念して、鷹島神崎遺跡を国内外に知らせ、その保護の重要性を広く発信するため中国・韓国・日本の研究者を招聘してシンポジウムを開催いたします。
 入場は無料です。是非ご来場ください。

日時  平成25年1月26日(土) 午前10時~午後4時20分
会場  長崎県松浦市鷹島町里免1102番地1
      鷹島スポーツ・文化交流センター

水中考古学遺跡ー初の国指定!

長島県鷹島の海底遺跡が水中遺跡としては日本で始めて国指定の遺跡に指定されました!30年以上も前から調査が進められ「やっと」たどりついたということでしょうか?

元寇終焉の地として知られる鷹島でモンゴル海軍(主に中国船)の積荷や船体の一部などが発見されてきました。いろいろな調査チームや先生方が関わってきた遺跡です。特にアジア水中考古学研究所が長い間調査に関わってきました。もちろん、私も鷹島にしばらく住んで調査をしたこともありました。今を思うととても懐かしいです。

ちなみに、現在、この鷹島海底遺跡の遺物が東京海洋大学で展示中です。2月末にはシンポジウムも行う予定です。 http://www.ariua.org/news/news20120129/

いくつかニュース記事などをまとめたので下にリンクを紹介しておきます。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/news/20120217-OYT8T01272.htm

http://blog.canpan.info/archaeology/archive/220

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/287727

http://blog.canpan.info/ariua/archive/568

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/287683

ちなみに、この鷹島海底遺跡は昔から世界では有名で頻繁に雑誌の記事やテレビなどの取材がありました。何年か前には世界の水中考古学発見ベスト10にも入っておりました。http://www.archaeology.org/0301/etc/kamikaze.html

やっと日本でも有名になった日本の水中遺跡ということになりますね。

水中遺跡は実はそれほど珍しいものではないのです。本当はどこにでもある存在なのです。これは、例えばアルバニア沿岸だけでも数週間の調査で百件近い水中遺跡が発見されていますし、アメリカのメキシコ湾の油田のパイプライン施設に伴う事前調査などですでに2千件以上もの遺跡が発見されていることをみれば明らかです。GPSなどが発達した今日でも船の座礁や沈没事故が頻繁におこっています。木造船の時代は今より海難事故多かったことでしょう。日本の歴史から海を切り離して語ることはできないことは明らかです。どこの海にでも沈没船はまだたくさん埋まっています。しかし、護岸工事などで壊されていることも多いのは事実です。海の上に作られた構造物は良く見かけますが、その下には今回の鷹島の遺跡よりももっと歴史的価値が高く保存状況の良い遺跡があった可能性も充分にあります。(逆に言いますと、鷹島遺跡の保存状況は世界の水中遺跡に比べ決して良いものではありません、ただし、歴史的背景が重要であることが評価されています)世界、そして、日本にはまだまだ保存状況が良い水中遺跡がたくさんあります。海に面した市町村どこでも水中遺跡が発見される可能性はまだまだ充分にあります。

日本では馴染みが薄いようですが、世界では水中考古学は意外とメジャーです。カナダなどは国立公園に水中遺跡がありますし、アメリカなども同じように国が中心となり水中遺跡のマネージメントを行っています。しかし日本はまだまだですが、この国指定が大きなステップになることは間違いないでしょう。日本以外で海に面した国で水中文化遺産保護がない国はほとんどありません。中国などは国家戦略の一環としてスリランカやケニアなどと合同で水中遺跡調査を行っていますし、韓国も国が水中遺跡の発掘に大きな力を入れています。東南アジアでも法の整備が進んでいます。日本の場合、この次の段階としては法の整備となるでしょう。今まで水中遺跡が発見されていなかったことの原因は、海上に建築物を作る際に事前調査が義務として課せられていなかったことにあります。世界ですでに数万件確認されている水中遺跡のほとんどが工事に先立つ事前調査や一般の人が偶然に発見したものです。法律の整備が進めば鷹島海底遺跡のようなすばらしい発見が日本各地でなされるでしょう。

日本の水中考古学の今後の更なる進歩に期待です。世界から見ればまだまだ遅れを取っていますが、充分世界に追いつける発見・研究をこれから重ねていけることでしょう。世界の動きをみて、今回の国指定を受け、日本らしい水中考古を築いていく礎としていただきたいですね。

鷹島から元寇の船が発見されました!

長崎県鷹島から構造がはっきりとわかる沈没船が発見されたようです。いろいろニュースが出ているようなので、ネットなどで探してみてください。鷹島から待ちに待った発見です!今までは船体の一部だけでしたから。その一部からもいろいろなことが研究できますが、やはり大きな繋がった構造の発見は違いますね。今後の研究に期待が持てそうです。

長年の探査の結果、今回の発見に至ったそうですね。以前からも陸に近い場所でいろいろ発見されていましたが、大きな構造として発見されたのは初めて。元寇の船、現在の情報からすると、中国の船でしょうね。見た感じでは中国や韓国などで発見されている沈没船に比べ保存状況がそこまで良くはなさそうですね。水深が深くなると波の影響を受けないので保存状態が良いです。この周辺ももっと探査すれば今回のものより保存情況が良い沈没船が発見されることでしょう。個人的な意見ではとりあえず発掘をせずに現地保存をして、もう少し残りの良い沈没船を探しても良いかもしれません。海外などで、最初に発見したからとい理由で発掘して、後からどんどんもっと良いものが発見されたケースなど多いですね。

今回の発見は中国の他の沈没船の資料などと並べて良い研究材料になるでしょうが、元寇の歴史に新しい研究をもたらすことでしょう。今後の研究の成果に期待します。ただし、日本で船の発掘を行った人は限られていますし、船を考古学的見地から分析した人も少ないです。これから発掘・分析などどのように行うのか?日本の水中考古学の発展に貢献できれば良いですね。特に、今回の発見を契機に鷹島だけでなく日本の広い範囲で水中考古学のサーヴェイが行われことを期待しております。

今回の発見をとおして、よりおおきな水中考古学の発展へと繋げていければ良いなと思います。