大阪府教育委員会 2020 『大阪府水中遺跡関連文化財調査報告書Ⅰ』

奈良文化財研究所は、全国の発掘調査報告書のデータベース化を進めています。

水中遺跡関連の報告書も多数上っています。

今日は、大阪府教育委員会 2020 『大阪府水中遺跡関連文化財調査報告書Ⅰ』を紹介します。

水中遺跡調査の歴史、大阪の水の都としての水中遺跡の重要性、地域・歴史別に見た遺跡形成の要因、どのような遺跡が想定されるのか、また、何をもって水中遺跡とするのか...水際の遺跡、水中だった場所が陸化した場合の対応、などなど。水中~というか、人と水域の関りの歴史を探るためには、何をすべきなのか。重要な課題について取り組んでいます。

 

地域の文化財行政に携わる方々には、ぜひ一読いただきたいと願っています。このような調査を、日本各地で行なうことが出来れば、水中文化遺産、失われつつある日本各地に残る人と海・水域との関り。水と共に暮らした人々の生活の様子をよみがえらせることが出来ると思います。

 

ダウンロードは無料ですので、

PDFファイルをパソコンの端にでも置いておいていただければ…

 

 

中西さんの最後の一文抜粋します。

陸上の遺跡及び資料と水中のそれらとは、大阪のように歴史が水と深く関わってきた場所では切り離すことができない。

大阪の歴史を解き明かすには、陸上の遺跡だけでなく水中にも遺跡があることを意識した調査が必要である。

現在、第1章の表1のとおり、水際の遺跡についても大半を陸上の遺跡の一部として取り扱い調査している。

水中にある状態の遺跡を調査する機会は少なかったとしても、関連文化財や水際、埋立地等、かかわりがある遺跡の状況を見落とさず、水と関連があったことを意識して調査することにより、大阪の歴史を復元するにあたり、より多くの情報が得られるにちがいない。

引用元:https://sitereports.nabunken.go.jp/70698

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