海底ケーブル遺跡になるのか?

さて、今日、こんなニュースがありました...

北海道と北方領土が結ばれていた証を文化財に 海底ケーブルの「陸揚庫」保存訴え

https://mainichi.jp/graphs/20200810/mpj/00m/040/003000f/2

記事抜粋

北海道と北方領土をつなぐ電信線は、日露戦争に備えて旧逓信省が全国に張り巡らせた電信網の一部。根室市西浜町の通称「ハッタリ浜」から国後島南端のケラムイ岬まで約38キロに太さ約7センチのケーブルが敷かれ、浜にはコンクリートの陸揚庫(幅3・8メートル、奥行き5・7メートル、高さ3・7メートル)がある。1900(明治33)年ごろに建てられたとされ、全体が鉄筋コンクリートでできた構造物としては日本最古級の可能性がある。

 

ようは、海底ケーブルのステーション・ハブとなるところか...。北方領土と繋がっていた証拠か。ここで、私は思った。繋がっていた証拠って、実際のケーブルこそ繋がっていた証拠じゃないのか? どうして陸で止まる? 海の中を通して繋がっていたのは確か。

 

そこで、思い出したのが、2か月ほど前のオーストラリアのニュース。

 

Australia’s undersea telegraph cables listed under the NT Heritage Act, 150 years on

https://www.abc.net.au/news/2020-06-28/australia-undersea-telegraph-cables-heritage-listed/12395264

 

 

およそ150年ほど前に敷かれた海底ケーブル。オーストラリアが初めて「世界と繋がった」ときのものですが、史跡の指定(Heritage List)になるそうです。海底にあるケーブルを守ろうという…上の写真にもありますが、海底では単なるゴミにも見えますが、大陸の歴史に大きく関わっています。ケーブルを残そうとする試みは、面白いですね。ちなみに、ケーブルは太平洋戦争時に、日本軍に盗聴される可能性もあることなどから使われなくなったようです。また、オーストラリアの法律では、文化遺産として登録の基準は75年としています。海底ケーブルでも、充分文化遺産として登録されても良い条件がそろってますね。
さて、UNESCOの水中文化遺産保護条約ですが、海底にある構造物であれば100年を超えれば文化遺産としてみなされます。使用中の海底ケーブルは含まれないとしています。
UNESCO
http://www.unesco.org/new/en/culture/themes/underwater-cultural-heritage/

 

色々と考えたまとめ。

 

北海道のケーブル。撤去されているかわかりませんが、もし、そのまま放置されていれば、文化財として登録?されれば、面白いですね。

その場合、文化財の指定範囲は、どこまでになるのだろう…。領海ギリギリ?そもそも、北方領土の領海って?

 

色々考えると複雑ですが、それも水中遺跡の魅力の一つ。分断するよりも、繋がりを示す証拠が水中にあるのかな~。

 

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