ベトナム:水中考古学の成果

ベトナムの水中考古学…

 

一昔前まで、トレジャーハンターと国の機関が組んでいくつかの沈没船を引き揚げてきました。ネットで陶磁器などを販売したり、問題になっていました。

ですが、それも過去の話。

 

先日、ハイフォンで今年で第55回目となる考古学の総会があったそうです。あったそうです。そこでは、主に、過去1年間の発掘調査の成果などを発表するのですが、メインとなった講演のひとつが、バクダン河の調査です。

 

元記事はこちら!

 

バクダン?漢字にすると、白藤江。13世紀、モンゴル軍が日本を攻めた後、ベトナムにも侵攻しています。ベトナム軍は巧みな戦術(木の杭を河に打ち込んで、干満の差を利用して相手の船の動きを封じる)でモンゴル軍を撃退しています。河の流れが少し変わっているので、河の中だったり田んぼの中から木の杭が出ています。新たに、この杭の調査が進められています。

 →英語の記事 Iron Tipped Stakes Detail Guerrilla Warfare of Bach Dang

 

思えば、10年ほど前、「ベトナムの元寇」こと白藤江の戦いの跡地の調査プロジェクトを立ち上げました。河の調査なども行ないました。その時のブログの記事など…

ベトナム白藤江の戦い(1288年)考古学調査報告01

私達のチームが調査をしてから、関心が高まったようです。私の調査は「きっかけ」を作り、その後は、主にベトナム主体で調査を進めています。

さて、考古学総会ですが、

 

The conference received 341 articles which are new archaeological discoveries in recent years, including 105 articles on prehistoric archaeology, 166 articles on historic archaeology, 48 articles on Champa-Oc Eo, 16 articles on underwater archaeology and six articles on the general activities of archaeological research institutions nationwide.

とあります。

全部で341本の講演があり、

   先史時代      105本

   歴史考古学     166本

   チャンパ・オケオ  48本

   水中考古学     16本

   考古一般      6本

水中考古学の講演が16本! 素晴らしいですね。 どんどん頑張って欲しいと思っています。今は、国の中でしっかりと水中考古学者が育ちつつあります。私がはじめてベトナムに行ったときは、「水中考古学…聞いたことはあるけど、いろいろ難しそうですね」というのが、皆さんの感想。今は、どんどん上昇している分野だと思います。

 

白藤江の戦いの将軍、陳興道をたたえるお寺へいきました...懐かしい。

https://en.vietnamplus.vn/conference-highlights-archaeological-results-in-past-year/187890.vnp

引用元:https://en.vietnamplus.vn/conference-highlights-archaeological-results-in-past-year/187890.vnp

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