今日のニュースまとめ

さて、今日見つけた水中考古学関連のニュース記事をご紹介します!

今日は、決して沢山のニュースがあったわけではないですが、内容は濃いですね。世界各地で水中遺跡保護の重要性が理解されてきていることが実感できますね。

 

日本語の記事(毎日新聞)

連載記事のようです。毎週連載ですね。きちんとした研究者の方による記事のようです。読み応えのある内容となっています。日本の水中遺跡についてです!

 

旅・いろいろ地球人

海洋考古学の世界/1 石垣島の海底遺跡

https://mainichi.jp/articles/20201003/ddf/012/070/007000c

旅・いろいろ地球人

海洋考古学の世界/2 四爪錨の謎と魅力

https://mainichi.jp/articles/20201010/ddf/012/070/010000c

大西洋の奴隷貿易で最も古い沈没船が...発見? 

大発見!…のはずが、すでに底引き網など漁業でボロボロになっていた。17世紀、イギリスの船だということが分かっているそうです。アンカーなどは船体から数百メートルも離れた場所で発見され、遺物も底引き網で「ブルドーザー」のように引きずられて破壊された跡が残っていたそうです。

 

数十年前に発見し、遺跡として周知・保護できていたら、歴史的な大発見だったかもしれない...遺跡の把握、周知化、徹底して行う必要がありますね。

 

お兄さんの悲しい顔が印象的ですね…

イギリス沖で8,000年前の村がそのまま残っていた!

水没遺跡。石器時代の村が丸ごと…残っていたようです。水中で埋もれた状態ですので、有機物の保存は良好。村の様子がそのまま再現できるほど...だそうです。住居に使われた木材の組み合わせなどもしっかりわかるようです。

 

まだまだ発見がありそうですね!

ケニアで国立水中遺跡公園(海底ミュージアム)計画中!

ケニア。なかなか水中考古学が盛んなんです。中国もケニアと組んで調査を行なっていました。中国・イスラム系の遺物が発見されていたので、鄭和の船かと思ったら、ヨーロッパの船だった…。というNgomeni沈没船が最近では有名。さて、ケニアの国立博物館は、水中考古学ユニットを持ち、水中遺跡ミュージアムを構想中。世界各地の海底遺跡ミュージアムについて学んでおり、近年中にケニアでも同様のミュージアムを整備する予定だそうです。

 

コチラの写真は、Santa Antonio de Tanna ケニアで最初に発掘された船(ポルトガルのナウ船か?) (Photo INA at Texas A&M University)

インド・ムンバイで新たな国立海事博物館の建設が進行中

以前からお伝えしていますが、インドはここ数年、海洋国として売りに出ています。海を越えた貿易、海洋資源だけでなく、海と人の関係の歴史もしっかりと研究・その成果を活用することを基本としています。

 

インドの水中考古ユニットのページ 計画中の博物館なので写真ありません…

 

ユネスコ水中文化遺産保護条約

さて、新たに批准した国が増えたようです!今日、一番のニュース

UNESCOにとってはうれしいことでしょう。なんと、2か国がほぼ同時に水柱文化遺産保護条約を批准しました。セネガルとエストニア…なんか、どちらも以前から批准していたように感じた私…。これらの国では、遺物の売買が禁止となることはもちろん、海洋開発などにも先立ってきちんとした水中遺跡の保護の体制を確立することが義務となります。

newsはこちらから

セネガル(ユネスコ発表)

https://en.unesco.org/news/senegal-ratifies-unescos-2001-convention-protection-underwater-cultural-heritage

エストニア(政府発表)

https://www.baltictimes.com/estonia_joining_unesco_convention_on_protection_of_underwater_cultural_heritage/

ユネスコ条約、批准国が増えています。最近は、アフリカがトレンド。太平洋諸国も増えつつありますね。微妙に足の遅いヨーロッパもそろそろ批准する国が出てきそうです。ドイツ、オランダはそろそろだと伺ってます。イギリスは…Brexitの影響で良くわからないそうです。

 

時々、勘違いされる方がいますが、ユネスコ水中文化遺産保護法を批准しなくても、きちんと水中遺跡を保護している国がほとんどです。

ヨーロッパなどで批准が遅いのは、すでに存在している国内法とのすり合わせ作業に時間を要していること、また、すでに国内法が整備されているので、「わざわざユネスコの条約を批准する必要も感じられない」ということが多いそうです。水中遺跡保護がしっかりと法律で定められていなかった国は、ユネスコ条約をそのまま国内法に適応するケースもあります。

今日は、これにて、おやすみなさい!

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