お知らせ

スペイン政府とトレジャーハンター

先日話題になっていたジブラルタルで遺物を売買する目的で引き揚げられた沈没船(コードネームブラックスワン)がまたニュースになっています。

スペイン政府がこの沈没船で作業していたOdyssey Marine Exploratio社の船を調査のため引き留めたそうです。スペイン政府はこの作業が違法でないか調べるために2-3日かかると発表しています。

すでに金銭的価値のある遺物はフロリダに陸揚げされています。今後、スペイン政府、会社側などがどのような対応するかが今後の水中文化遺産の在り方に影響を与えていくことでしょう。


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第3回水中考古学国際会議がロンドンで開催

2008年の7月にイギリスのロンドンで第3回水中考古学国際会議(The Third International Congress on Underwater Archaeology)が開催されます。イギリスで開催される水中考古学関連の会議としては最も大きなものとなるそうです。主催はイギリスの水中考古学団体であるNautical Archaeology Society (NAS)をはじめ、Institute of Field Archaeologists,the Institute of Archaeology, University College Londonなどです。

第2回 セミナー成功!

6月30日、第2回海洋考古学セミナーが行われました。当初の予定50名をはるかに上回る参加者があり、多くの方にこの学問を知っていただける機会となりました。第3回も予定を組んで行きますので、今年参加できなかったかたも来年はより良い意義のあるセミナーにしていくよう努力しますので、参加をお待ちしております。

セミナーの内容ですが、多くの方にこの学問のおかれている現状、方法論、定義などを理解していただけたと思います。しかし、一方では、海外の成果を簡単な解説だけで終わらせてしまったため、具体的な成果が巧く伝わらなかったかもしれません。来年は今年の良い点にさらに磨きをかけ、伸ばせる部分を延ばし、反省点を改善していく予定です。

エルトゥールル号の遺品を東京で展示

中近東文化センター付属博物館の企画展「日本とトルコ友好の架け橋 エルトゥールル号回顧展」でエルトゥールル号関連の遺品が展示されるようです。

真珠の詰まった箱発見

最近、トレジャーハンター関連のニュースが多いですね。貴重な遺物が引き揚げられ販売されている現状は考古学立場から賛成しかねるのが事実です。

トレジャーハンター会社が17世紀のスペインの沈没船 Santa Margarita号から鉛でできた箱を発見、この中に真珠がぎっしり詰まっていたと発表した。

真珠は海底ではほとんど残りにくいが、このように箱などに入っていれば保存状況が良く、貴重な発見とのこと。この後、保存処理、写真、記録などを行う予定。


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南海2号?

中国でまた大型貿易船が発見されたようです。広東省での発見され、陶磁器などから明代のものだと考えれれています。

http://news.yahoo.com/s/nm/20070613/sc_nm/china_treasure_dc_1;_ylt=AmZ4lhziuAigqh4_7RaCmIBFeQoB

こちらのニュースによると沈没船の大きさは17-18mあり、水深20mの地点にあるそうです。近くの海域は盗掘を防ぐために警戒体制にあるとのことです。

5月に発掘が開始された南海1号と今回の沈没船、中国水下考古学も忙しそうですが、大きな成果を期待しています。

  

宋時代の沈没船 発見

中国安徽省宿州市の大運河遺跡から宋時代と思われる沈没船と陶磁器などが発見されたそうです。

あまり詳しい情報はないので良くわかりませんが、この地域で作られた平底の船でしょうか? 


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第2回海洋考古学セミナーのお知らせ

今年も海洋考古学セミナーが開催されます。去年は京都でしたが、今年は東京で行われます。大勢の方の参加をお待ちしております。

日時 2007年6月30日 午後1時半より
場所 慶應義塾大学三田キャンパス第一校舎107教室

「ユネスコ水中文化遺産保護法案から読む海洋考古学のあり方」
ランドール 佐々木 (テキサスA&M大学)

「エルテゥールル号調査報告  サーヴェイ機器の応用」
東陽テクニカ・Windy Network・応用地質

「千葉県勝浦・御宿にみる地域の海底遺跡の可能性」
木村 淳 (フリンダース大学)

「海洋考古学を学ぶ  Texas A&M大学にて」
宮下 裕章 (テキサスA&M大学 修士終了)

セミナーオーガナイザー:石神 裕之 (慶應義塾大学)

参加は無料です!

最初の発表は海洋考古学史を振り返りながらなぜ世界の海洋考古学者はユネスコ水中文化遺産保護法を作ったのか、そしてそこから見える海洋考古学のあり方を探ります。

2番目はサーヴェイ機材についてですが、実際に調査が行われた和歌山県串本のトルコ軍艦からの例をとります。

3番目のプレゼンテーションは、千葉県勝浦・御宿地方にある水中文化遺産を紹介し、地域でもこれらの遺跡を利用できるかなどを考えます。とくに3つの遺跡、幕末のハーマン号、江戸時代初期のサンフランシスコ号、そして浜に大量に打ち上げられる陶磁器のなぞに迫ります。

最後はこれから海外で海洋考古学を学びたい人のために実際にTexasA&M大學で学んだ生徒から留学・海洋考古学とは何かなどについて紹介します。

皆様の参加をお待ちしております。

沈没船の宝? 文化遺産、そして「墓」なのでは?

Odyssey Marine社が大西洋で発見された沈没船から大量の金貨などが盗掘され、その価値が500億などと騒がれていましたが、スペイン政府がこの会社に対して裁判を起こすようです。

ユネスコ水中文化遺産保護法や他の海洋法では国家の船、つまり海軍など政府のもとで作業をしていた船は沈没した後もその国家に所有権があります。つまり、Odyssey社がスペイン船を盗掘したのであれば横領罪になるのでしょうか?

また、スペインは水中文化遺産の保護に対して積極的に同意を活動をしています。これらの遺物はスペインに戻され、売却などされることのないよう処置を取ってほしいものです。ユネスコ水中文化遺産保護法が国際法となればこの法律のそぐわぬ行為で引き揚げられた遺物の輸入・販売は禁止されます。また、法案に同意した国の船・港などを利用ができなくなります。

何十年か以前の悪質なトレジャーハンターは、証拠が残らないように沈没船の残骸をダイナマイトで破壊した噂もあります。株式会社としてそれなりの成功を収めてきた企業ですので、そのようなことはないとは思いますが… 会社の株価が15%以上落ちたとも聞きます。「宝」が強調されていますが、その沈没船と一緒におぼれて死んだ人もたくさんいたことでしょう。沈没船は当時の歴史・文化・物質社会を知るだけの価値ではなく、海で命を落とした人々のメモリアルでもあるのではないでしょうか?

現在、このメモリアル・遺跡を保護する法律はこれといってありません。ユネスコ水中文化遺産保護法案がまだ20カ国によって採択されていないからですが、おそくとも来年中には正式に国際法が誕生するかも知れません。

ポリネシアの航海範囲は?

南米チリの遺跡からポリネシアの鶏と同種類のDNAを受け継いだ骨が発見されました。このチキンの骨は3つに分けられそれぞれ別の研究ラボに送られ分析された結果、コロンブスよりも100年ほど以前のものであることがわかり、ヨーロッパからこの種の鶏がもたらされたのではなく、ポリネシアから伝わったものであったことがわかります。

これまでポリネシアの航海技術はみなをされてきていましたが、証拠を挙げることは、難しく、言語学などをたよりになっていました。考古学的証拠を得ることは特に難しいと思われていたのですが、この発見により裏づけすることが可能となりました。


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