水中考古学とエルトゥールル号遺物の保存処理

少し前ですが、2016年2月の読売新聞に、東海大学海洋学部の学生が和歌山県串本町で1890年に同町大島沖で沈没したオスマン帝国海軍海軍エルトゥールル号の遺物の保存処理に携わるという記事がありました。エルトゥールル号プロジ …

English Heritageとサザンプトン大学海事考古学研究所が協力体制

イギリスからのニュースによれば、文化財行政機関のEnglish Heritageとサザンプトン大学の海事考古学研究所が同国の海事、水中、沿岸遺跡に関する新たな研究体制の構築をするようです。ワーキンググループの設置を通じて …

ドイツフライベルク工科大学でワークショップ:International Workshop 2009: Research in shallow marine and fresh water systems

この5月にドイツの地方都市で水中探査に関わる国際的ワークショップが開かれるようです。水中考古学のみワークショップではありませんが、ワークショップで発表される技術は私たちの分野でも活用が期待されるものです。

アジア太平洋地域における水中文化遺産保護のためのネットワーク構築と人材育成

ユネスコ水中文化遺産保護条約では、地域間連携に基づいた効果的な水中遺跡の保護について規定しています。アジア・太平洋地域では水中文化遺産保護に携わる人材の育成が徐々に進んでいます。フリンダース大学の海事考古学プログラムはオ …

朝日新聞から水中考古学に関する記事

朝日新聞から水中考古学に関する記事が出ていました。諏訪湖の曽根遺跡、開陽丸の調査、近年のエルトゥールル号に言及しています。曽根遺跡論争などで知られる同遺跡は水中考古学の学史においても重要な遺跡です。湖底はシルトが厚く堆積 …

オランダ東インド会社アヴォンスター号Avondsterの復元

現在内戦が続くスリランカからです。スリランカの南部の都市、ゴールはポルトガル、オランダ、イギリスの植民の跡を港として世界遺産にも指定されています。植民統治時代の要塞と旧市街がその主な文化遺産です。要塞が臨むゴール湾では、 …

第1回ユネスコ水中文化遺産保護条約批准国会議

ユネスコ水中文化遺産保護条約は2009年1月2日 に批准された国際条約です。批准国は現在で22 ヶ国ですが、これら批准国による条約に関する 初の国際会議が3月26-27日にかけてユネスコ本 部のあるパリで開催されます。F …

太平洋を渡った福建省のジャンク船は今保存が危ぶまれる

水中考古学博物館(MUA)からの記事になります。1955年、台湾からサンフランシスコに渡った福建省のジャンク船が今保存の危機に直面しています。中国でも今は見ることが少なくなったジャンク船ですが、アメリカではそのようなシャ …

Journal of Maritime Archaeologyの最新号は海事考古学を大学でどう教えるかを議論

Springerから出版されているJournal of Maritime ArchaeologyのVol.3、Issue.2は「海事考古学における教育とトレーニングについて」の特集です。NASの新しいトレーニング教本を含 …

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