水中考古学の薦め

人間の新しい環境に乗り出していく好奇心と挑戦心が物質的にあらわれたもの、それが“ふね”です。考古学は水中であれ地上であれ基本とすることは全く同じです。過去を愛する人、遺物を将来のために守っていく心を持った人の集まりが水中考古学を発展させていくことでしょう。トレジャー・ハンティングや水中考古学まがいのものが日本では認知されてきていますが、考古学の目的は遺跡・遺物の保護です。過去を大切にすること、それが第一原則です。今こそ日本人の海への関心を高めるべきです。地上の重力に魂を束縛された人間の心を解放し、水中遺跡の関心を高めていく。それが私の使命だと考えています。

2005年4月2日 Randall Sasaki

水中考古学研究所

去年、田辺昭三先生が亡くなって依頼、活動を休止していた「水中考古学研究所」が、NPO法人(特定非営利活動法人)化して1年半ぶりに活動を再開するそうです。

坂本龍馬の「いろは丸」の調査などの経験があり、瀬戸内海での調査を中心に活動を行っていくそうです。

水中文化遺産ネットワーク

NPO文化財保存支援機構-水中文化遺産ワーキンググループのブログのページです。日本国内で水中文化遺産の保護、保存処理への理解を深めるために作られた団体で今後各方面で活躍・活動を進めていくようです。また、水中文化遺産保護と同時に海洋文化・海事思想の普及も活動方針として掲げられているようです。

ピラミッドの石材の運び方?

古代エジプトにおいて1000トン以上ものオベリスクやピラミッドの石などをどのようにナイル川まで運んでいたのか?今までの定説では人間の力で引きずってナイル川まで運んでそこから下流は船で運搬し、川からまた建築現場まで運んだと考えられてました。しかし、ピラミッドの周囲や石切り場にまでも運河・水路跡が発見されており、石切り場から建築現場までほとんど船で運んだと考えられます。ナイルの氾濫する前に運搬用の船の上に載せることが出来ればあとは比較的楽に石材を遠くに運ぶことができました。エジプト文明は船(そしてナイル川)があってからこそ発達した文明だといえます。


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水中考古学に関するシンポジウムの開催

2007年12月16日に福岡市博物館で水中文化遺産と考古学に関するシンポジウムが開かれます。

1.開催目的
アジア水中考古学研究所は1986年設立以来北部九州や五島列島で水中調査を行ってきた。また国内外のシンポジュウムなどに参画して、日本の水中考古学の普及に努めてきた。今回のシンポジュウムは海底遺跡を野外ミュージアム化し、広く公開する「海底遺跡ミュージアム構想」の実現に向けて、水中文化遺産と水中考古学の存在と意義をより深く理解してもらうことを目的としている。

2.シンポジュウムのテーマ
水中文化遺産と水中考古学-海底遺跡ミュージアム構想の実現に向けて-

3.日程
2007年12月16日(日) 午前10時~午後5時

4.会場
福岡市博物館講堂

5.入場料
無料(資料代別)

6.シンポジュウムの構成
1)第1部 基調報告

石原渉「中世考古学における水中考古学の意義」
David Nutley「オーストラリアの海事考古学」

2)第2部 テーマ「海底遺跡ミュージアム構想」

野上建紀「海底遺跡ミュージアム構想」
塚原 博「小値賀島と海底遺跡」
宮武正登「小値賀島前方湾海底遺跡の調査」 
林原利明「前方湾海底遺跡見学会」
小川光彦「鷹島海底遺跡」
吉崎 伸「推定いろは丸の調査」
Ross Anderson「水中遺跡の現位置保存とパブリックアクセス」

3) 討論会(コーディネート:林田憲三)

7.主催・後援

1)主催 アジア水中考古学研究所
2)共催 AIMA
3)助成 日本財団、豪日交流基金

8.事務局
〒810-0001 
福岡市中央区天神4丁目5-10 チサンマンション第2天神1110号
アジア水中考古学研究所事務局 Tel.& Fax.092-725-01

ナイル川の遺跡調査

ナイル川の本格的な水中考古学サーヴェイが行われるそうです。アレキサンドリア水中遺跡の調査団長とエジプト考古学の権威ザヒ・ハワス先生が指揮を取るようです。アスワンとアバイドス間を主に調査するようです。GPS連動のサイドスキャンソナーを使って調査をします。

海水と違い淡水は保存状況が良いのと、ナイルの泥が遺物を保護している可能性があり、大型の船やオベリスクを運んだ船などが発見されることが期待されます。


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水中考古学 掲示板

水中(海洋)考古学のディスカッショングループ「Sub-Arch」についてはリンクでも紹介してありますが、ここ最近になりいろいろと書き込む人が多くなっているようです。

海洋考古学のあり方についてなど盛り上がっているようです。ほとんどすべて英語なのが残念です…興味のある人はのぞいてみて下さい。 

どの沈没船2?

[ 問題 ]

下の簡略図はどの沈没船のものでしょう?
外板の張り方のパターンを分かりやすく色分けしてあります…

  1. テクタシュ・ブルヌ沈没船
  2. ポンタナ・ロンガリーニ沈没船
  3. キレニア号
  4. 泉州沈没船
  5. 新安沈没船


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どの沈没船?

[ 問題 ]

下の図の沈没船は?
ヒント:外板から隔壁を固定するためのスティフナーが取り付けられています。

  1. メリーローズ号
  2. 新安沈没船
  3. 遣唐使船
  4. 泉州沈没船
  5. 蓬莱沈没船


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アルバニア沈没船

アルバニアで調査(サーヴェイ)を行っていたRPM Nautica Foundationが紀元前4世紀の沈没船を発見したそうです。

アルバニアの水中考古学の発展に貢献できればと期待されています。まだ詳しいこといはわかっていません。


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南海1号 アップデート

現在引き上げが進行中の南海1号です。船を丸ごと引き上げてあとで発掘する計画ですが、現在、船の下に通すスチールビーム34本のうち最初の1本を通したそうです。このスチールビームは中が真空になっており、引き上げの際に空気を送り込むことによって浮力がます仕組みになっています。

南宋(1127-1279)に作られた貿易船で、海のシルクロードの解明のための重要な遺跡で、6-8万件の遺物が一度に引き上げられます。船は約30mあり、この時代では最大級の船の大きさになります。引き上げた後にプールに移し発掘を行う予定だそうです。

引上げ作業が台風の影響で予定よりも遅れていたそうです...


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