Wessex Archaeologyのチームが地域の学校などの教育機関を通して海事文化の普及をプロモートするために新たに£50,000 ほどの予算をかけて行われます。これらの研究を一般、特に学生に親しんでもらおうとレクチャーシリーズなどを行うそうです。
イギリスのWiltshire、 Dorset、 Somerset、Gloucestershireを中心に行われます。近年のサーヴェイ機器の発達によりこの地方の海事文化がかなり解明されてきています。海、川、運河などは道路や鉄道などと結びついて国の歴史に大きく貢献してきました。また、船だけでなく石器時代などの水没遺跡の調査も進んでいます。
現在考古学調査で使われている精密機器のなかで特にハイテクなものが水底面を映し出すことが出来るサーヴェイ機器などです。これらの機器を駆使し得ることができた新しい情報を地域に紹介するそうです。
イギリス 水中(海事)文化・考古学プロモーション の詳細は »
残念なお知らせですが、11月29日早朝(2時)J.Richard Steffy氏がお亡くなりになられました(享年83歳) 水中考古学の父といえばGeorge Bass博士が有名ですが、「船の考古学」といえばSteffy氏が先駆者で、船体構造哲学の基礎を作り上げた先生です。彼はBass博士とともにTexas A&Mで水中・船舶考古学を教えていました。Steffy氏は特にキレニア号の研究で有名であり、また、他の沈没船の研究でこの分野の基礎を築きました。
1990年代に引退した後も、精力的に研究活動を続けていました。
The Australian National University in Canberra の研究者が東南アジアの遺跡から発掘された幾つかのヒスイの分析を行ったところ、そのほとんどが台湾産であることが判明したそうです(144件中116件)。
特にフィリピンで発見されたものは3000BCの遺物もあり、今までは中国かベトナム産だと考えられていたそうです。これらのヒスイの産地が判明しましたが、誰がどのような船でこれらを運んでいたのかは今後の研究の課題ではないでしょうか?
東南アジアと台湾 ヒスイと航海 の詳細は »
12月15-16日に福岡で水中考古学のセミナーが行われます。
15日はオーストラリアから著名な考古学者が参加され、オーストラリアの海事考古学の現状、そしてユネスコ水中文化遺産保護法案についてなどを中心に見ていきます。16日はアジア水中考古学研究所主催で海底ミュージアム構想の成果などについての発表です。
世界の考古学に触れられるまたとない機会です!ぜひお気軽に参加ください!
案内1
案内2
ほとんど完全な姿をとどめた沈没船がバルト海で発見されたそうです。17世紀の商船であると考えられ、同時期のヴァーサ号を彷彿させる(もしくはそれ以上?)保存状態にあります。300年以上古い船がこれほど保存状態が良好な状態で発見されるのは珍しいことです。リンク先で映像を確認してみてください。まだ詳しくは調査されていませんが、オランダ船籍であると考えられています。
水温が冷たく酸素濃度に低いバルト海はバクテリアの活動が抑えられていることやフナクイムシなどがいないため木材が比較的残りやすい状態にあります。水深125mの地点で発見されたそうです。
バルト海でほぼ完全な沈没船発見 の詳細は »
MITとウッズホール研究所が2005年にギリシャのChios沖で2400年前の沈没船を水深80mの地点で発見したニュースは以前にもお伝えしました。
http://www.nauticalarchaeologyjp.com/ja/article/news/20060202324.html
今回、このときサンプルとしてアンフォラを引き揚げたそうです。アンフォラはからでしたが、実験的に内側からDNAのサンプルを取ってみたところ、オリーブなどのDNAが付着していたことがわかりました。
水中でも長い間DNAが土器などの内側表面に付着していることが今回証明され、今後今までに発掘された遺跡からでもより詳細な積荷の情報が得られることでしょう。
DNA 古代の貿易を再現 の詳細は »
去年、田辺昭三先生が亡くなって依頼、活動を休止していた「水中考古学研究所」が、NPO法人(特定非営利活動法人)化して1年半ぶりに活動を再開するそうです。
坂本龍馬の「いろは丸」の調査などの経験があり、瀬戸内海での調査を中心に活動を行っていくそうです。
NPO文化財保存支援機構-水中文化遺産ワーキンググループのブログのページです。日本国内で水中文化遺産の保護、保存処理への理解を深めるために作られた団体で今後各方面で活躍・活動を進めていくようです。また、水中文化遺産保護と同時に海洋文化・海事思想の普及も活動方針として掲げられているようです。
古代エジプトにおいて1000トン以上ものオベリスクやピラミッドの石などをどのようにナイル川まで運んでいたのか?今までの定説では人間の力で引きずってナイル川まで運んでそこから下流は船で運搬し、川からまた建築現場まで運んだと考えられてました。しかし、ピラミッドの周囲や石切り場にまでも運河・水路跡が発見されており、石切り場から建築現場までほとんど船で運んだと考えられます。ナイルの氾濫する前に運搬用の船の上に載せることが出来ればあとは比較的楽に石材を遠くに運ぶことができました。エジプト文明は船(そしてナイル川)があってからこそ発達した文明だといえます。
ピラミッドの石材の運び方? の詳細は »
2007年12月16日に福岡市博物館で水中文化遺産と考古学に関するシンポジウムが開かれます。
1.開催目的
アジア水中考古学研究所は1986年設立以来北部九州や五島列島で水中調査を行ってきた。また国内外のシンポジュウムなどに参画して、日本の水中考古学の普及に努めてきた。今回のシンポジュウムは海底遺跡を野外ミュージアム化し、広く公開する「海底遺跡ミュージアム構想」の実現に向けて、水中文化遺産と水中考古学の存在と意義をより深く理解してもらうことを目的としている。
2.シンポジュウムのテーマ
水中文化遺産と水中考古学-海底遺跡ミュージアム構想の実現に向けて-
3.日程
2007年12月16日(日) 午前10時~午後5時
4.会場
福岡市博物館講堂
5.入場料
無料(資料代別)
6.シンポジュウムの構成
1)第1部 基調報告
石原渉「中世考古学における水中考古学の意義」
David Nutley「オーストラリアの海事考古学」
2)第2部 テーマ「海底遺跡ミュージアム構想」
野上建紀「海底遺跡ミュージアム構想」
塚原 博「小値賀島と海底遺跡」
宮武正登「小値賀島前方湾海底遺跡の調査」
林原利明「前方湾海底遺跡見学会」
小川光彦「鷹島海底遺跡」
吉崎 伸「推定いろは丸の調査」
Ross Anderson「水中遺跡の現位置保存とパブリックアクセス」
3) 討論会(コーディネート:林田憲三)
7.主催・後援
1)主催 アジア水中考古学研究所
2)共催 AIMA
3)助成 日本財団、豪日交流基金
8.事務局
〒810-0001
福岡市中央区天神4丁目5-10 チサンマンション第2天神1110号
アジア水中考古学研究所事務局 Tel.& Fax.092-725-01